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『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし

日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。

和太鼓や笛、すりがねなど、日本人ならどこかで必ず耳にしたことがある和楽器の音で奏でられる音楽です。

純邦楽としてくくられる祭りばやしは、古くから全国各地のお祭りで演奏され、親しまれてきました。

この記事では、そんな各地の祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!

あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?

「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!

『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(41〜60)

葛西囃子

葛西囃子保存会 国立劇場演奏
葛西囃子

東京にお住まいの方であればとくに聴きなじみ深いお囃子かもしれませんね。

『葛西囃子』は葛飾区周辺で古くから親しまれてきた祭囃子です。

一説によると1700年代に葛西神社で生まれたもので「神田囃子など、東京の各地域に伝わっている祭り囃子の元祖」とされています。

演奏は5人で、大太鼓、締太鼓、締太鼓、笛、鉦によって構成され、基本的な曲目数は6つ。

聴けば夏の香りがただよってくる、軽快でスカッとするお囃子です。

ここから派生した囃子と聴き比べる楽しみ方もできますよ。

酒田祭り囃子

山形県酒田市で開催される酒田祭りで奏でられるこちらのお囃子。

軽快なカネの音が印象的で、お祭りに活気を与えています。

この酒田祭りは庄内三大祭りの一つとされており、街全体でお祭りを盛り上げています。

その盛り上げ役の一つとして奏でられるこのお囃子も、三大祭りの名にふさわしい力強さと勢いが感じられます。

力強さいっぱいのメロディーは、聴いている側の気持ちを高揚させ、祭りをもっと楽しみたい!という思いにさせてくれます。

飾山囃子

秋田県の角館町で9月におこなわれる秋祭りで演奏される『飾山囃子』。

こちらは太鼓や鼓、カネ、笛といったお囃子では定番の楽器のほかに、三味線や歌も入るにぎやかなお囃子です。

また踊り手の方も加わるので音だけでなく、目でも楽しませてくれます。

お囃子はお祭りの際に山車の上で演奏され、踊り手の方は山車が止まっている間に踊りが披露されます。

山車には大きな人形も装飾されているので、お囃子、踊り、山車、この全てでお祭りを大いに盛り上げています。

田名辺祭り お囃子

『田名部まつり 祭囃子』(十三間通り商店街) 2016 むつ市のうまいは日本一!in亀戸 むつとの遭遇
田名辺祭り お囃子

祭りばやしは日本のお祭りの中でも重要な要素として注目されていますが、その中でも下北半島でおこなわれる田名辺祭りのお囃子が全国的に注目されています。

京都ふうを感じさせるお囃子は、和太鼓や笛、すりがねなどの和楽器が音を奏で、見る人々を魅了します。

特に、昼と夜で雰囲気の変わる山車と一体化したお囃子は、圧倒の一言。

日本の音楽の原点を見るような、力強いビート感がすごいですよね。

この祭りばやしは、伝統文化を伝えるだけにとどまらない感動もあります。

ぜひ一度聴いてみてくださいね。

大淀河畔祭りばやし

祭ばやし(第6回 大淀河畔 たまゆらまつり)Japanese Festival music
大淀河畔祭りばやし

宮崎県の大淀河畔で開催される「大淀河畔たまゆらまつり」では、にぎやかで楽しい気持ちになる祭りばやしが聴こえます。

どんどん鳴り響くたいこの音、そして笛の音は、聴くだけでワクワクしてしまいますよね。

大淀河畔たまゆらまつりで飾られているちょうちんには、宮崎を代表する焼酎「霧島」や「日向木挽」の名前を見られます。

おわりに

全国の祭りばやしをたくさん紹介しました。

あなたの地元の祭りばやし、テレビなどでもよく耳にする祭りばやしなど、聴きなじみのあるものもあったのではないでしょうか?

日本古来より伝わる、純邦楽とも呼ばれる日本の心をぜひ楽しんでくださいね。