日本の音頭。みんなで楽しめる季節の風物詩
大人からお子様までみんなで楽しめる伝統の音頭の中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲、定番曲を集めてみました。
お祭り好きの日本人に嬉しいプレイリストです!
日本の音頭。みんなで楽しめる季節の風物詩(1〜10)
ふるさと茨木音頭NEW!

大阪府茨木市を舞台にした、心躍る創作音頭です。
歌手の林田麻友子さんの歌声が響く本作は、軽快なテンポと親しみやすい節回しが印象的。
聴いているだけで、お祭りの輪の中で自然に体が動き出すような、そんな楽しさがあります。
歌の中には、故郷への深い愛情や、地域の伝統文化を皆で大切に受け継いでいこうという温かいメッセージが。
「茨木フェスティバル」で長年にわたり披露されるなど、地域振興の盆踊り曲として活用されています。
茨木市にゆかりのある方なら、故郷の風景に思いをはせたくなるのではないでしょうか。
五社踊りNEW!

大阪府泉佐野市の日根神社で歌い継がれる、地域に根差した祝いの音頭。
その起源は江戸時代にはやった伊勢詣での道中唄にあり、昭和40年に氏子からの公募で名前が決まり、振り付けと共に奉納されました。
太鼓のリズムと、威勢の良いかけ声が一体となった活気あふれる曲調が特徴です。
地域の人々の手で大切に守られてきた、まさに故郷の心が宿る1曲。
大阪の祭りの熱気と人々の温かい祈りに触れてみてはいかがでしょうか。
交野節NEW!

江戸時代中期に生まれたとされる、河内地方の伝統的な盆踊り歌です。
「河内音頭」のルーツとしても知られています。
地域ごとに節や踊りが少しずつ違う形で受け継がれてきた歴史があり、その素朴な響きに故郷の原風景を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2018年10月に、オーケストラ伴奏で構成された音源『交野節~石川五右衛門~』が発売。
さらに2025年には「大阪・関西万博」関連の企画で、若者にも届くようアップテンポに編曲された本作が紹介されました。
伝統の音色と現代的なアレンジの両方に触れられる、興味深い1曲と言えるでしょう。
住吉踊りNEW!

大阪の住吉大社で歌い継がれる、神聖で躍動的な奉納舞の唄です。
三味線や太鼓が刻む軽快なリズムは、五穀豊穣を願う人々の祈りの心そのものを表しているかのよう。
神事では、愛らしい童女たちが団扇を手に舞い踊ります。
その姿は、厳かな雰囲気の中にも生命力があふれていて、見る人の心を弾ませるんです。
大阪の長い歴史の息吹を感じながら、その神聖な響きに触れてみてはいかがでしょうか。
佐野くどきNEW!

大阪府泉佐野市で江戸時代から受け継がれる、物語性豊かな盆踊り歌です。
三味線と太鼓が刻むリズムに乗せた、語りかけるような七五調の節回しが心に響きます。
まるで歴史絵巻を見ているような気分にさせてくれるんですよね。
文化的価値が高く評価されており、日本遺産の構成文化財にも認定されました。
大阪の歴史や人々の暮らしに思いを馳せたいときに聴いてみてはいかがでしょうか。
槙尾山幟上げ音頭NEW!

明治初期に大阪府和泉市で生まれた民謡の一つ。
槙尾山のお寺で御開帳がある際に、人々が幟を掲げながら歌い歩いた道中歌が始まりなのだそうです。
伊勢音頭系統の陽気なリズムに威勢のいい掛け声が重なり、巡礼の一行の賑やかな様子が目に浮かびます。
歌詞には名産のみかんや当時の景色、情景が織り込まれており、楽しさの中に地域への思いが息づいている内容。
大阪の長い歴史と、そこに生きた人々の祈りの声に耳を澄ませたい時にぴったりの1曲かもしれません。
横山音頭NEW!

熊取町で親しまれている盆踊り歌です。
浄瑠璃や歌舞伎を取り入れた唄で、歌詞には巡礼者の旅や別れの物語が織り込まれており、昔の人々の暮らしに思いを馳せてしまいます。
伝承者の河合一良さんによって『河内音頭』の軽快な節回しが加えられるなど、時代とともに踊りやすいテンポへと変化してきた、この音頭。
伝統を守りながらも多くの人に楽しんでもらおうという温かい心が、本作の魅力になっているのかもしれません。