『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし
日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。
和太鼓や笛、すりがねなど、日本人ならどこかで必ず耳にしたことがある和楽器の音で奏でられる音楽です。
純邦楽としてくくられる祭りばやしは、古くから全国各地のお祭りで演奏され、親しまれてきました。
この記事では、そんな各地の祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!
あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?
「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!
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『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(21〜40)
新庄祭り 升形囃子若連

山形県の新庄市で開催される、ユネスコ無形文化遺産に登録されている新庄祭り。
そのお祭りで奏でられる『新庄囃子』の一つがこちらの『升形囃子』です。
もととなっている『新庄囃子』はこの『升形囃子』をはじめ主に4つの流派があり、奏でる団体によってお囃子が変わります。
どの流派も楽譜を使わず全て口伝えで伝承されていることから、それぞれの団体で奏で方に違いが生まれていると言われています。
『升形囃子』は力強い太鼓とカネの音色が特徴的で、お祭りの勢いを感じさせるお囃子です。
東別府祭りばやし

日本全国の祭りばやしの中でも、東別府祭りばやしは特別な音楽文化と言えます。
太鼓は江戸時代から受け継がれ、東別府神社の祭りで披露されているそう。
その太鼓の音は、地元住民だけでなく、訪れる方々にも感動を与え、踊り出したい衝動を抱かせます。
それもそのはず、このお囃子はみこしを担ぐときの力づけとしての役割をになっているからだそう。
市指定文化財にも指定されており、そのビートはアフリカ大陸のドラムのような力強さがありますよ。
大淀河畔祭りばやし

宮崎県の大淀河畔で開催される「大淀河畔たまゆらまつり」では、にぎやかで楽しい気持ちになる祭りばやしが聴こえます。
どんどん鳴り響くたいこの音、そして笛の音は、聴くだけでワクワクしてしまいますよね。
大淀河畔たまゆらまつりで飾られているちょうちんには、宮崎を代表する焼酎「霧島」や「日向木挽」の名前を見られます。
宮田ぎおん祭 太鼓まつり囃子

長野県上伊那郡宮田村で行われる宮田ぎおん祭では、子供たちが担当する祭りばやしのパワフルな音色が見どころの一つです。
子供たちの熱い演奏、空間や体中に響く太鼓の振動は気持ちよく、そのリズム感を肌で感じられるのではないでしょうか。
祭りばやしは、地方や祭りごとに異なる特徴を持っています。
その歴史と伝統のある祭りばやしを聴かれる機会があれば、ぜひいろいろ聴いて、昔からの日本の文化に触れてみてください。
きっと楽しいはずですよ。
川上祭りばやし

岐阜県中津川市に伝わる川上祭りばやしは、日本の祭りを象徴する伝統芸能で、少なくとも江戸時代から続いています。
特に獅子舞戯れ猿の段は、その曲芸のような技と力強さ、ユーモアあふれる演技が迫力満点であり、一見の価値ありといえるでしょう。
何度となく存続の危機に瀕しましたが、地域や祭りを愛する住民たちの協力により続けられ、今にいたります。
自分たちの祭りを守ろうという熱い気持ちで、いくつもの祭りはつづけられているんでしょうね。
そんな気持ちを含んだ深い響きをぜひ堪能してみてくださいね。
曳山祭囃子

滋賀県長浜市で毎年4月に開催されるお祭り・長浜曳山祭で演奏されるこちらのお囃子。
通称「シャギリ」とも呼ばれているこのお囃子は、お祭りの際に街を練り歩きながら演奏されます。
太鼓とカネによるリズムに乗せて、何十人もの人が奏でる笛の音は圧巻です。
このお囃子は曳山、つまり山車を動かす目的で演奏されているのですが、そのほかにもお祭りの中で開催される歌舞伎の前後や、お祭りに関係する方を起こす際にも奏でられています。
笛の演奏には多くの子供たちも参加し、街全体でお囃子を奏でているような印象を与えます。