『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし
日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。
和太鼓や笛、すりがねなど、日本人ならどこかで必ず耳にしたことがある和楽器の音で奏でられる音楽です。
純邦楽としてくくられる祭りばやしは、古くから全国各地のお祭りで演奏され、親しまれてきました。
この記事では、そんな各地の祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!
あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?
「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!
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『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(11〜20)
隅田囃子(箕輪囃子)

『隅田囃子』は、1958年に設立された箕輪家流墨田囃子保存会によって大切に受け継がれ、地域の祭礼や行事で演奏されています。
大太鼓や締め太鼓、篠笛、鉦の音色が織りなす力強いリズムは、聴く人の心をとらえて離しません。
本作を耳にすると、にぎやかな祭りの雰囲気が目に浮かぶびますよね。
祭ばやしの魅力に触れたい方はもちろん、日本の伝統文化に興味のある方にぜひ聴いていただきたい音楽です。
地元のお祭りで実際に演奏を聴くのもステキな体験になるでしょう。
重松流祭囃子

日本の伝統的な祭りに欠かせない『重松流祭囃子』は、1830年に所沢で誕生した伝統芸能です。
大太鼓、小太鼓、しょう、笛の5人囃子で構成されており、テンポのよさと小太鼓2つの掛け合いが魅力的音楽の魅力を引き立てます。
所沢市のところざわまつりなど、地域のイベントで演奏されて大切に歌い継がれている本作を通して、日本の祭りの活気を感じてみてはいかがでしょうか。
きっと「お祭りに参加しながら聴いてみたい」と思われることでしょう。
青森ねぶた囃子

毎年8月に青森県で開催される迫力満点のお祭り・ねぶた祭りで奏でられる『ねぶた囃子』。
お祭りで登場する「ねぶた」と呼ばれる大きな人形たちにも負けない、太鼓と笛、カネで奏でられる勢い満点の演奏が印象的です。
このお囃子は主に「ねぶた」が動く際に奏でられます。
とてもリズミカルなので、青森の方はもちろん、初めて耳にする方の体も揺らします。
ねぶたを動かす人も、観覧客の人もその場にいる人みんなでお祭りを活気づけたくなるようなお囃子です。
エイサー

『エイサー』とは、本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩きます。
その形態はいくつかに分類され、『エイサー』のもっとも古い形とされているのは手踊りのみですが、現在の青年会はそのほとんどが、大太鼓・締め太鼓を中心とした『太鼓エイサー』。
力強い太鼓の音と掛け声が気持ちを盛り上げてくれます。
秋田竿燈囃子

毎年8月3日〜6日に秋田県秋田市でおこなわれるお祭り『秋田竿燈まつり』は、青森の『ねぶた祭り』仙台の『七夕まつり』と並ぶ東北三大祭りの一つです。
そのお祭りのおはやしである『竿燈囃子』は『流し囃子』と『本囃子』と二つあり、お祭りではトラックを装飾した屋台に太鼓を乗せ、屋台の上で演奏されます。
一つの太鼓を二人でたたくのが伝統のようですね。
関屋囃子

山形県新庄市の新庄まつりで演奏される『関屋囃子』は、地域の誇りとして大切に受け継がれています。
太鼓や笛、しょうなどの和楽器が奏でる力強いリズムは、祭りの雰囲気を盛り上げる重要な役割を果たしています。
2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されたこのおはやしは、地元の人々の結束を象徴する音楽として親しまれています。
お祭りに足を運ぶのは難しいという方は、ぜひYouTubeなどで演奏動画を探してみてください。
迫力ある演奏に、心が躍ること間違いなしです。
『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(21〜30)
伊勢音頭 西条祭ばやし

10月に愛媛県西条市にある神社でおこなわれる秋祭り・西条祭りで演奏される『西条祭囃子』。
『伊勢音頭』とも呼ばれているこのお囃子は、もともと現在の三重県に当たる伊勢の国でできました。
『千の風になって』で有名な、愛媛県西条市出身のテノール歌手・秋川雅史さんにも歌われています。
全国的にいろいろな場所で歌い継がれているお囃子で、地域によって歌詞が異なります。
太鼓やカネなどの鳴り物だけでなく、しっかりと歌詞が入るので、よりその地域独特のお祭りの空気感を味わえます。






