『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし
日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。
和太鼓や笛、すりがねの音色など、日本人なら聴けば心がくすぐられる、和の音楽です。
純邦楽としてくくられる祭りばやしはいわずもがな、古くからお祭りで演奏され、たくさんの人々に親しまれてきました。
この記事ではそんな、全国各地に伝わる祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!
あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?
ちなみに筆者がなじみ深いのは、故郷高知の「よさこい鳴子踊り」。
もし「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!
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『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(1〜10)
盛岡さんさ踊りNEW!

日本のお祭りといえばこの曲がパッと頭に浮かんでくる、という方もきっと多いはず。
短い旋律とはやし言葉を繰り返しながら高揚感をつくる循環構造が特徴的なこの楽曲は、太鼓の重厚な響きと横笛の音が交差し、聴いていると自然と心が躍るような空気につつまれます。
井上一子さんの歌唱を収めた本作は、1996年4月当時にリリースされたアルバム『ザ・民謡ベストコレクション きわめつきシリーズ(4)岩手編』などに収録され、今も根強い人気があります。
毎年8月に開催される大規模な祭りの公式音楽として親しまれてきました。
日本の文化に触れながら、夏のにぎわいをたっぷり感じたいという方にぜひ聴いてほしい1曲です。
越中おわら風の盆NEW!

富山県の富山市で毎年9月に開催されるお祭り、おわら風の盆。
その美しい情景を題材にして新たに作られたオリジナル歌謡曲が、長谷川とみゑさんが歌う本作です。
夜の町を静かに流れる踊りや、細く切ない胡弓の響きなど、幻想的なお祭りの空気が見事に表現されていて、聴く人の心に郷愁を呼び起こすところが耳をひきます。
2012年3月当時にリリースされた楽曲で、今も根強い人気があります。
タイアップなどはありませんが、ご当地ソングとして長く親しまれています。
自主制作のCDや再録音盤も確認されており、地元への愛を感じさせますね。
派手な盛り上がりよりも情緒を味わいたい人や、静かな秋の夜長に日本の伝統を感じたい人にぴったりの一曲ですよ!
大原はだか祭囃子NEW!
秋祭りの熱気と海の香りが漂う、千葉県いすみ市に伝わる伝統的なおはやしです。
笛や太鼓、すりがねの響きと威勢のよい掛け声が重なりあい、波がうちよせるような力強いリズムが展開していきます。
この楽曲は、大漁や豊作を願う人々の思いが込められた地域伝承音楽であり、祭礼の進行にあわせてテンポや音量が変化する生きた音楽体験が大きな魅力でしょう。
1973年に開催された若潮国体の開会式で披露されて以降、全国的な知名度を高めました。
レコードなどとして発売された作品ではありませんが、祭りの情景を記録した広報映像やテレビ番組などで広く取り上げられています。
活気あふれる和の響きをたっぷりと味わいたい人や、勇壮な伝統行事の空気感にひたりたい人にぴったりの本作です。
『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(11〜20)
うらじゃNEW!

岡山県岡山市で長年親しまれているこちらの祭りばやし。
吉備地方の温羅伝承を背景に、共生と融和をテーマに掲げたこの楽曲は、作詞を永末研さん、作曲を赤木守さんが手がけました。
盆踊りや民謡の反復性をいかした力強いリズムで、晴れやかさと勇壮さが共存していますよ!
本作は、1994年当時に公開された作品で、市民参加型の祭りのメインテーマとして制作されました。
最大のタイアップ先はその祭りそのものであり、2001年からは夏のお祭りでも岡山の夏を象徴する音楽として定着しています。
地域をアピールする派生曲があるのも特徴ですね。
大人数で声を合わせるフレーズが多く、お祭りの熱気を感じながら、踊り子も観客も一体となって盛り上がりたい人にぴったりなおはやしですよ!
大津祭囃子NEW!

滋賀県大津市で毎年秋に開催されるお祭りで奏でられるこちらの祭りばやし。
笛や太鼓、かねの音色が重なり合い、町中に「コンコンチキチン」という独特の響きを響かせます。
平坦な道や急な坂道など、曳山の動きに合わせて曲調が変化するのが特徴で、お祭りの熱気をさらに高めてくれますね。
郭巨山保存会によってアルバム『郭巨山 祭囃子CD』として録音資料が制作されているほか、大津市が2023年11月に公開した歴史発信映像でもこの楽曲の実際の演奏がタイアップとして使用されています。
また、2008年には作曲家の中村典子さんによって現代音楽作品としても再構築されました。
華やかな和の響きを全身で浴びたい方や、日本の歴史を感じたい方にぜひ聴いてほしい本作。
御陣乗太鼓NEW!

日本のお祭りにはかかせない祭りばやしですが、石川県輪島市名舟町に伝わる郷土芸能であるこの楽曲は、少し趣が異なります。
異形の仮面を着けた打ち手たちが、一台の太鼓を次々に交代して激しく打ち鳴らす、気迫あふれる表現が魅力です。
静寂から放たれる強打や雄叫びは、聴く人の魂を揺さぶるような迫力を持っていますよね。
本作は1960年に結成された保存会によって継承されており、2022年7月当時に公開された映像作品などでその姿を確認できます。
また、ドラマ『水戸黄門』や映画『砂の女』など数々の映像媒体にも出演してきました。
力強い和のエネルギーを感じたい時や、伝統的な仮面劇の世界に触れたい方にぴったりです。
圧倒的な迫力を体感できる作品ですよ。
春日若宮おん祭神楽NEW!

日本のお祭りに欠かせない笛や太鼓の響きを豊かに感じられる、奈良県で長く受け継がれてきた伝統的な祭祀の音楽です。
巫女さんによる優美な舞や、荘厳な鼉太鼓の深い音が美しく重なり合い、平安時代から続く厳かな雰囲気をたっぷりと味わうことができます。
商業的なレコードとして発売された作品ではありませんが、2016年7月には国立劇場の特別企画公演でもその神事芸能が披露されたほか、現在もテレビ番組の生中継や博物館の展示映像などとして幅広く親しまれています。
深い歴史の息吹をじっくりと感じたい時や、日常の喧騒から離れて心穏やかな時間を過ごしたい方にぴったりの奥深い芸能です。




