『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし
日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。
和太鼓や笛、すりがねなど、日本人ならどこかで必ず耳にしたことがある和楽器の音で奏でられる音楽です。
純邦楽としてくくられる祭りばやしは、古くから全国各地のお祭りで演奏され、親しまれてきました。
この記事では、そんな各地の祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!
あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?
「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!
- 人気の祭り曲ランキング【2025】
- 雅楽・神楽の名曲。日本の伝統音楽
- 【日本のお祭りソングを楽しもう!】祭りを歌った曲。祭りに関わる名曲
- 【日本】和を感じられる邦楽・和風テイストなJ-POPまとめ
- 【2025】子供も知ってる盆踊りの歌!楽しいお祭りソングまとめ
- 日本の音頭。みんなで楽しめる季節の風物詩
- 和楽器バンドの人気曲ランキング【2025】
- ソーラン節。歌い継がれる日本のこころ
- 【花火ソング】美しく儚い花火に心を重ねた名曲
- 祭りをテーマにした演歌の名曲。活気あふれる賑やかな曲
- 人気のダンス曲ランキング【2025】
- 【高齢者向け】デイサービスで喜ばれる余興・出し物
- 【高齢者向け】納涼祭や夏祭りで盛り上がる楽しい出し物
- 【夏祭り】飾り付けの手作りアイデア
もくじ
- 『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし
- 江戸祭囃子
- 天神囃子
- 祇園囃子
- 佐原囃子
- 浅草三社祭囃子
- 平群囃子
- 隅田囃子(箕輪囃子)
- 神田囃子
- 石岡い組囃子
- 馬鹿囃子
- 貫井囃子
- 鉾田囃子
- 津軽じょっぱり太鼓
- 岸和田だんじり祭ばやし
- 重松流祭囃子
- 関屋囃子
- 目黒囃子
- 青森ねぶた囃子
- エイサー
- 秋田竿燈囃子
- 秩父屋台囃子
- 伊勢音頭 西条祭ばやし
- 小浜水神社秋祭り
- 中泉府八幡 お囃子
- 土浦祭囃子会 新川囃子
- 花輪囃子
- 青梅大祭りのおはやし
- 与一祭りの祭りばやし
- 遠州祭ばやし
- 新井祭りの祭りばやし
- 新庄祭り 升形囃子若連
- 東別府祭りばやし
- 大淀河畔祭りばやし
- 宮田ぎおん祭 太鼓まつり囃子
- 川上祭りばやし
- 曳山祭囃子
- 茅ヶ崎祭り囃子
- 豊田囃子
- 中山道祭囃子 垂井祭囃子
- 八幡祭りばやし
- 尾花沢祭囃子
- 川崎囃子
- 日野囃子
- 日高囃子
- 石取祭囃子
- 秋津祭りばやし
- 葛西囃子
- 酒田祭り囃子
- 飾山囃子
- 田名辺祭り お囃子
『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(41〜60)
日野囃子

東京都日野市に伝わる無形民俗文化財にも指定されている『日野囃子』。
市内にある神社だけでなく、自治会のお祭りでも披露される地域の人と距離が近いお囃子です。
『鎌倉』や『仁羽』など7曲が演奏され、お囃子の最中には獅子舞やおかめのお面を被った人などが登場します。
長年にわたって大きく演奏スタイルを崩すことなく、伝統的な音色をそのまま奏でているのも特徴です。
お囃子のリズムに乗せて、各演者がストーリー性を持って動く様子は、お囃子の聴きごたえだけでなく、見ごたえもあります。
日高囃子

日高火防祭は、人間の力ではどうしようもない火災を神仏の加護によって守るためにおこなわれているお祭りです。
旧暦の1月22日に日高妙見社の日は「火」に、瑞山神社の瑞は「水」に通ずるといわれ毎年おこなわれています。
伊達宗景公がかつて江戸にいたとき、一瞬にして燃え広がる江戸の火事をみて、考えついたそう。
当時の日本では、火事は本当に怖いものだったのですね。
日高囃子の吹き初めは日高神社拝殿、幣殿でおこなわれます。
囃子と名前がついていますが、音楽は神楽と囃子のどちらもが感じられますね。
石取祭囃子

日本一やかましい祭りとも、天下の奇祭ともいわれる石取祭囃子は、その迫力あふれる音色が聴く人の心を打ちます。
桑名市の春日神社を中心におこなわれるこの祭は、30台以上の祭車にかねや太鼓をつけ、それらを一斉に打ち鳴らす様子が、夏の風物詩として昔から親しまれています。
もともと、桑名南部を流れる町屋川の石をとって春日神社におさめる祭りでしたが、この祭囃子の方が印象的ですよね。
石取会館では囃子体験コーナーもあるそうなので、気になった方は訪ねてみてはいかがでしょうか。
秋津祭りばやし

東京都東村山市の秋津神社例大祭では、息をのむような美しい祭りばやしを楽しめます。
地元の子供たちが中心となり、一風変わったひょっとこ舞が繰り広げられ、その場を訪れる人々を楽しい気分にさせてくれます。
おかめのお面をつけた少女たちによる伝統の踊りも魅力的で、その愛らしさに心を奪われます。
祭りばやしの旋律は、一度聴くと忘れられない響きを持ち、長年地元の人々から大切に守られてきたものです。
年に一度のこの機会に、秋津祭りばやしの力と美を体感してみてくださいね。
葛西囃子

東京にお住まいの方であればとくに聴きなじみ深いお囃子かもしれませんね。
『葛西囃子』は葛飾区周辺で古くから親しまれてきた祭囃子です。
一説によると1700年代に葛西神社で生まれたもので「神田囃子など、東京の各地域に伝わっている祭り囃子の元祖」とされています。
演奏は5人で、大太鼓、締太鼓、締太鼓、笛、鉦によって構成され、基本的な曲目数は6つ。
聴けば夏の香りがただよってくる、軽快でスカッとするお囃子です。
ここから派生した囃子と聴き比べる楽しみ方もできますよ。
酒田祭り囃子

山形県酒田市で開催される酒田祭りで奏でられるこちらのお囃子。
軽快なカネの音が印象的で、お祭りに活気を与えています。
この酒田祭りは庄内三大祭りの一つとされており、街全体でお祭りを盛り上げています。
その盛り上げ役の一つとして奏でられるこのお囃子も、三大祭りの名にふさわしい力強さと勢いが感じられます。
力強さいっぱいのメロディーは、聴いている側の気持ちを高揚させ、祭りをもっと楽しみたい!という思いにさせてくれます。