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『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし

日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。

和太鼓や笛、すりがねなど、日本人ならどこかで必ず耳にしたことがある和楽器の音で奏でられる音楽です。

純邦楽としてくくられる祭りばやしは、古くから全国各地のお祭りで演奏され、親しまれてきました。

この記事では、そんな各地の祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!

あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?

「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!

『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(21〜30)

伊勢音頭 西条祭ばやし

西条まつりばやし(伊勢音頭)
伊勢音頭 西条祭ばやし

10月に愛媛県西条市にある神社でおこなわれる秋祭り・西条祭りで演奏される『西条祭囃子』。

『伊勢音頭』とも呼ばれているこのお囃子は、もともと現在の三重県に当たる伊勢の国でできました。

『千の風になって』で有名な、愛媛県西条市出身のテノール歌手・秋川雅史さんにも歌われています。

全国的にいろいろな場所で歌い継がれているお囃子で、地域によって歌詞が異なります。

太鼓やカネなどの鳴り物だけでなく、しっかりと歌詞が入るので、よりその地域独特のお祭りの空気感を味わえます。

小浜水神社秋祭り

2014年千葉県木更津市小浜水神社祭礼祭囃子
小浜水神社秋祭り

年齢を問わず、町をあげてみんなでおみこし、お囃子、獅子舞を力一杯披露します。

迫力ある演奏で、見るものを引きつけますよ。

獅子舞の躍りは圧巻で、子供たちにも人気のある演舞です。

太鼓や笛の音は、どこか懐かしい気持ちにさせてくれますよ。

中泉府八幡 お囃子

2013年 磐田市中泉府八幡宮祭典 お囃子(大間・屋台下)
中泉府八幡 お囃子

日本のお祭りに欠かせない祭りばやし。

独特のリズムとメロディーを聴くだけで、人々の心はおどりますよね。

独特のリズムと、少しインド音楽を感じさせる変則的な音階が見事にマッチした静岡県磐田市中泉にある府八幡のお囃子は、その魔法のような力を感じさせます。

天平年間に建てられた府八幡は、長い歴史を持つ神社です。

にぎやかに巡行する山車、掛け声で場の雰囲気が活性化し、祭りの楽しさが加速します。

祭りばやしと日本の伝統に興味のある方は、ぜひその耳でその魅力を確認してみてくださいね。

土浦祭囃子会 新川囃子

平成28年 土浦祭囃子会発表会 新川囃子新友組
土浦祭囃子会 新川囃子

茨城県の土浦市で開催されるお祭りの中で演奏される『新川囃子』。

土浦に流れる「新川」という名前の川からその名が付けられたお囃子で、土浦市内と牛久市内にあるたくさんの組で受け継がれています。

太鼓とカネ、笛で奏でられるお囃子にのって、さまざまな衣装を身にまとった人が舞いを披露します。

お囃子の音色とともに何かストーリー性を感じさせる舞いは、見れば見るほどどんどん引き込まれていきますよ。

土浦の伝統を耳と目の両方で味わえるお囃子です。

花輪囃子

『神田囃子』『祇園囃子』と同じく、日本三大囃子のひとつである『花輪囃子』。

掛け声を入れながら楽しく陽気に奏でられ、これぞ祭りばやしという感じですね。

『花輪囃子』は、秋田県鹿角市花輪のお祭り『花輪ばやし』の屋台行事で聴けます。

『花輪ばやし』は毎年8月19日・20日におこなわれており、鹿角市に夏の終わりを告げる大切な行事です。

青梅大祭りのおはやし

青梅大祭りのお囃子は、卓越した美しさと魅力を放ちます。

江戸時代末期には、すでにおこなわれていたそうです。

華やかな衣装を身につけた人々が和太鼓や笛、すりがねなどの楽器を演奏し、こうして奏でられる音色は、感情を揺さぶる力強さを持っています。

特に山車が往来するときのけんか囃子と呼ばれるお囃子は、一度耳にするとその16ビートのような独特のリズムと響きに引き込まれます。

機会があればぜひ聴いてみてほしいお囃子です。

与一祭りの祭りばやし

与一まつり 与一太鼓演奏 祭ばやし 2013/8/3
与一祭りの祭りばやし

栃木県の大田原市で毎年夏に開催されるお祭り・与一祭り。

源平合戦で扇の的を射落した平安時代末期の武将・那須与一をたたえるためのお祭りで、昼から夜までさまざまなイベントが開催されます。

その中で奏でられるこちらのお囃子は、迫力満点の太鼓とカネの音色が印象的。

すさまじい源平合戦の戦いの光景が目に浮かぶような、勢いにあふれた演奏が耳をひきます。

その勢いはお祭りにも活気を与え、参加する人の気持ちをも盛り上げます。