『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし
日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。
和太鼓や笛、すりがねなど、日本人ならどこかで必ず耳にしたことがある和楽器の音で奏でられる音楽です。
純邦楽としてくくられる祭りばやしは、古くから全国各地のお祭りで演奏され、親しまれてきました。
この記事では、そんな各地の祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!
あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?
「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!
『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(41〜50)
茅ヶ崎祭り囃子

茅ヶ崎市内の「お囃子」を演奏するチームが一度につどう「茅ヶ崎お囃子まつり」が、毎年秋に開催されています。
毎年多くの観客がその演奏を一目見ようと演奏会に足を運んでいます。
迫力ある太鼓演奏、笛の音色はどこか郷愁を誘います。
チームによって音色を聴き比べるのも、おもしろいのではないでしょうか。
中山道祭囃子 垂井祭囃子
岐阜県垂井町の伝統的なお囃子は、曳車山が町内を練り歩く際や、子供歌舞伎を演じるときに欠かせない大切なものとなっています。
間尺笛篠、笛、大太鼓、締太鼓、かね、三味線の楽器を使用しています。
受け継がれる圧巻の演奏をぜひ楽しんでみてくださいね。
八幡祭りばやし

愛知県知多市にある八幡神社で奏でられるこちらのお囃子。
開催されるお祭りには、ダイナミックで華やかな大きな山車がたくさん登場します。
その華やかなお祭りで奏でられるお囃子は、太鼓と笛で奏でられるシンプルなもの。
じっくり伝統的なお囃子の音色に耳を傾けるもよし、華やかな山車とお囃子とのギャップを楽しむもよし、さまざまな楽しみ方をさせてくれるお囃子です。
耳と目を奪われるような体験をぜひ現地で味わってみてはいかがでしょうか。
日高囃子

日高火防祭は、人間の力ではどうしようもない火災を神仏の加護によって守るためにおこなわれているお祭りです。
旧暦の1月22日に日高妙見社の日は「火」に、瑞山神社の瑞は「水」に通ずるといわれ毎年おこなわれています。
伊達宗景公がかつて江戸にいたとき、一瞬にして燃え広がる江戸の火事をみて、考えついたそう。
当時の日本では、火事は本当に怖いものだったのですね。
日高囃子の吹き初めは日高神社拝殿、幣殿でおこなわれます。
囃子と名前がついていますが、音楽は神楽と囃子のどちらもが感じられますね。
石取祭囃子

日本一やかましい祭りとも、天下の奇祭ともいわれる石取祭囃子は、その迫力あふれる音色が聴く人の心を打ちます。
桑名市の春日神社を中心におこなわれるこの祭は、30台以上の祭車にかねや太鼓をつけ、それらを一斉に打ち鳴らす様子が、夏の風物詩として昔から親しまれています。
もともと、桑名南部を流れる町屋川の石をとって春日神社におさめる祭りでしたが、この祭囃子の方が印象的ですよね。
石取会館では囃子体験コーナーもあるそうなので、気になった方は訪ねてみてはいかがでしょうか。