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『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし

日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。

和太鼓や笛、すりがねなど、日本人ならどこかで必ず耳にしたことがある和楽器の音で奏でられる音楽です。

純邦楽としてくくられる祭りばやしは、古くから全国各地のお祭りで演奏され、親しまれてきました。

この記事では、そんな各地の祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!

あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?

「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!

『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし(21〜40)

土浦祭囃子会 新川囃子

平成28年 土浦祭囃子会発表会 新川囃子新友組
土浦祭囃子会 新川囃子

茨城県の土浦市で開催されるお祭りの中で演奏される『新川囃子』。

土浦に流れる「新川」という名前の川からその名が付けられたお囃子で、土浦市内と牛久市内にあるたくさんの組で受け継がれています。

太鼓とカネ、笛で奏でられるお囃子にのって、さまざまな衣装を身にまとった人が舞いを披露します。

お囃子の音色とともに何かストーリー性を感じさせる舞いは、見れば見るほどどんどん引き込まれていきますよ。

土浦の伝統を耳と目の両方で味わえるお囃子です。

花輪囃子

『神田囃子』『祇園囃子』と同じく、日本三大囃子のひとつである『花輪囃子』。

掛け声を入れながら楽しく陽気に奏でられ、これぞ祭りばやしという感じですね。

『花輪囃子』は、秋田県鹿角市花輪のお祭り『花輪ばやし』の屋台行事で聴けます。

『花輪ばやし』は毎年8月19日・20日におこなわれており、鹿角市に夏の終わりを告げる大切な行事です。

青梅大祭りのおはやし

青梅大祭りのお囃子は、卓越した美しさと魅力を放ちます。

江戸時代末期には、すでにおこなわれていたそうです。

華やかな衣装を身につけた人々が和太鼓や笛、すりがねなどの楽器を演奏し、こうして奏でられる音色は、感情を揺さぶる力強さを持っています。

特に山車が往来するときのけんか囃子と呼ばれるお囃子は、一度耳にするとその16ビートのような独特のリズムと響きに引き込まれます。

機会があればぜひ聴いてみてほしいお囃子です。

与一祭りの祭りばやし

与一まつり 与一太鼓演奏 祭ばやし 2013/8/3
与一祭りの祭りばやし

栃木県の大田原市で毎年夏に開催されるお祭り・与一祭り。

源平合戦で扇の的を射落した平安時代末期の武将・那須与一をたたえるためのお祭りで、昼から夜までさまざまなイベントが開催されます。

その中で奏でられるこちらのお囃子は、迫力満点の太鼓とカネの音色が印象的。

すさまじい源平合戦の戦いの光景が目に浮かぶような、勢いにあふれた演奏が耳をひきます。

その勢いはお祭りにも活気を与え、参加する人の気持ちをも盛り上げます。

遠州祭ばやし

遠州祭ばやし大会 2014
遠州祭ばやし

静岡県遠州地方のお祭りで演奏されるこちらの祭り囃子。

笛の音色が際立つシーンが多く、お囃子のリズムに乗せて流れる勢いのある音色、繊細さを感じる音色に耳をひかれます。

その合間で入る掛け声がお囃子に勢いをもたせ、太鼓のリズムとともにその場を盛り上げます。

途中でお面を被った人が登場したり、ちょうちんを持って踊る人が出てきたりと、華やかさがあるのも特徴です。

お囃子が進むごとに自然に体がのって、楽しくなってきますよ!

新井祭りの祭りばやし

新井の祭囃子(まつりばやし)(館山市)
新井祭りの祭りばやし

千葉県安房でおこなわれている新井の祭りばやしは、ある意味全国の祭り音楽の中でも特別な存在と言えるでしょう。

男性たちが奏でる力強い音楽は、見る者の心に深く響き、太鼓と笛の一体感が生み出す何ともいえない調和は、祭りの雰囲気を盛り上げます。

単に耳で聴くだけでなく、体全体で太鼓のビートを同時に感じる体験は、日本の原風景を感じさせてくれます。

この日本の伝統と魂が息づいている荒井の祭囃子をぜひ一度聴いてみてくださいね。