北海道の大地に響き渡る民謡や童謡には、厳しい自然と向き合ってきた人々の暮らしや喜び、祈りが込められています。
『江差追分』や『ソーラン節』をはじめとする伝統音楽は、世代をこえて歌い継がれ、今なお多くの人の心に深く根付いています。
本記事では、民謡や童謡、わらべうたなど、北海道に伝わり今もなお大切に歌われている名曲をご紹介します。
あなたも懐かしい歌声に耳を傾け、北の大地が育んだ音楽の魅力を感じてみませんか?
【北海道の民謡・童謡】時代をこえて愛され続ける北海道の歌(1〜10)
赤い山 青い山 白い山

1974年にNHK『みんなのうた』で放送され、全国的に知られるようになった『赤い山 青い山 白い山』。
帯広地方に伝わるわらべうたですが、北原白秋の童謡『赤い鳥小鳥』の原曲だと言われています。
日高山脈の四季が歌い込まれていて、赤い山は秋、青い山は春と夏、白い山は冬を表しているそうです。
江差追分

信濃の『馬子唄』が北海道の地に伝わり、北海道民謡の代表曲に。
『江差追分』は、節回しが複雑なことでも知られ、北海道の無形民俗文化財にも指定されている民謡です。
難しいほどに歌いがいがあるらしく、毎年本作の歌唱を競う全国大会が行われているのだそう。
日高馬方三下り

馬方たちの哀愁と、花街の華やいだ空気が見事に溶け合った、北海道を代表するお座敷唄です。
三味線の低音が効いた「三下がり」のもの悲しい響きに、馬子唄由来の力強く伸びやかな節回しが重なり、聴く者の心を揺さぶります。
この楽曲は、かつてニシン漁で栄えた町の宴席で歌われたのだそう。
昭和10年代に山本麗子さんがレコードへ吹き込んだことで全国に広まり、その複雑な技巧から、じっくりと味わう鑑賞曲としても大切に受け継がれてきました。
北の大地に生きた人々のたくましさと宴の熱気に思いをはせることができる、奥深い魅力にあふれた1曲です。
ペチカ

ペチカは煉瓦などでつくられた暖炉のこと。
童謡『ペチカ』は北欧で生まれた作品で、ロシアに渡ったあと、1880年頃に北海道に伝えられたとされています。
ペチカの前での語らいは、アットホームで体も心も芯から温めてくれそうですよね。
まさに、北海道にピッタリの歌ではないでしょうか。
ソーラン節

現代にも息づく、北海道の風土が生み出した力強い民謡『ソーラン節』。
漁師たちの労働の声が響く本作は、テレビドラマ『3年B組金八先生』での使用をきっかけに、全国的な人気を博しました。
NHK紅白歌合戦では2度も披露され、民謡の魅力を広く伝える存在となっています。
現在では、運動会や体育祭などの学校行事を盛り上げる定番曲に。
家族や友人との思い出づくりにもピッタリな1曲です。
チョイサ節

北海道の雄大な海を舞台に、漁師たちの威勢の良さと大漁の喜びが歌われた、活気あふれる1曲です。
大漁手ぬぐいをきりりと締め、仲間と力を合わせて豊漁を祝う情景が目に浮かびます。
この楽曲の最大の魅力は、なんといっても「チョイサ」という威勢のいい囃子詞。
歌い手と聴き手が一体となって盛り上がる、参加型の楽しさにあふれているのが素晴らしいですね。
佐々木基晴さんをはじめ、多くの歌い手によって歌い継がれていることからも、本作の人気がうかがえます。
盆踊りやお祭りの場で耳にすれば、北国に生きる人々の力強さを感じられるでしょう。
北海ヤンレサ節

「ヤンレサ」の掛け声が耳に残る、心おどる北海道の歌です。
三味線や太鼓が織りなす軽快なリズムは、まるで北の大地で人々が輪になって踊っている光景が目に浮かぶようですよね。
この楽曲は、伝統的な民謡が描く厳しい自然とは趣を異にし、皆で声を合わせる温かな時間や未来への希望を歌っています。
2023年6月に公開された加藤恵理奈さんのアルバム『みちしるべ』に収められており、コール&レスポンスの形式が自然と参加を促してくれるのがなんとも魅力的。
地域のお祭りでも流れる、北海道の暮らしを象徴する1曲です。








