人気のクラシックピアノ曲。日本人ピアニストの名演集
楽器を習っている、家族がよく聴いていた。
そういう人でないと、なかなかクラシック音楽を聴く機会はないかもしれません。
ロックやポップスは聴くけど、クラシックはあまり…という皆さんに、ぜひ聴いてもらいたいピアノの名曲を集めました。
クラシックピアノには、現代音楽の礎となったものや、いろいろなジャンルに引用されているものも多いので、「あれ?
聴いたことあるぞ」と思うものもあるかもしれませんよ。
数ある名演の中から、今回は日本の演奏家のものを集めてみました!
人気のクラシックピアノ曲。日本人ピアニストの名演集(21〜40)
ゴンドラの船頭歌鈴木直美

ドイツのピアニストのブルグミュラーが「18の練習曲」の中にある1曲で、タイトル通りにイタリアの水の都と呼ばれるヴェネッチアのゴンドラをこぐ時に歌われるイメージのもので、ゆったりとした美しい曲です。
ブルグミュラーはピアノ曲の教本の名前そのまま使われており、昔でいえば、バイエルを卒業し、ツェルニー100番をある程度こなした後に、ブルグミュラー25の練習曲などに入ります。
もちろん、さまざまなやり方があるので一概にはいえませんが、いかにソナタまでの道のりが長いかということです。
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかで、もっとも有名な『月の光』。
静かな夜の空にぼんやりと浮かぶ月と、その光が降り注ぐ神秘的な空間が目の前に浮かぶ、幻想的で美しい作品です。
ピアノ曲集『ベルガマスク組曲』のなかの1曲ですが、単独で演奏されることも多く、この曲に憧れてピアノを習い始める大人の方も多くいらっしゃいます。
テクニック的にはそれほど難しくないものの、曲の世界観を表現するのは至難の業!
月の浮かぶ風景の写真などを見て、具体的なイメージを膨らませて演奏するのもオススメですよ!
飛翔奥村友美

シューマンの幻想小曲集 op.12『飛翔』です。
8曲からなる組曲の2曲めとなる曲でダイナミックな冒頭が特徴です。
技術的には難しい部類にはいると思います。
奥村友美の演奏は他のピアニストと比べても力強さの表現においても引けを取りませんし、何よりもこの曲の流れるような表現が聞いていて心地良い演奏ですね。
ピアノソナタ第35番1楽章廻由美子

冒頭は簡潔な形で入るハイドンの『ピアノソナタ第35番1楽章』です。
演奏はルネッサンスから前衛までと幅広く、常に新しいものに取り組んでいる廻由美子さん。
廻由美子さんは常に各方面から高評価を受けていますが、この演奏も安定感があり、細部にわたるまで正確に表現されていますね。
聴き応えのある演奏です。
ユーモレスク渡辺泉

ドヴォルザーク作曲の「8つのユーモレスク」の中で第7曲目の7曲目「ポコ・レント・エ・グラツィオーソ」変ト長調と舌をかみそうな曲名ですが、遊び心や好奇心などをイメージさせる曲はゲームやテレビなどのBGMなどにも起用されている有名な曲です。