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オススメの日本人ジャズバンド~往年の名バンドから若手まで

ジャズはいわゆるモダンジャズから、ビッグバンドにフュージョン、果てはフリージャズといったものまで多くのサブジャンルも存在しておりますし、聴こうと思っても何を聴けばいいのか分からないという方も多いかもしれません。

実は、あなたが日ごろ聴いているロックやポップス、ヒップホップやポストロック、エレクトロニカに至るまで、ジャズはあらゆるジャンルに影響を与えている音楽です。

今回の記事では、広大なジャズの世界の入り口へとご招待すべく、オススメの日本人ジャズバンドを厳選してピックアップ!

往年の名バンドから、ジャズにとらわれない音楽性で魅せる期待の若手注目株まで幅広く選出しております。

オススメの日本人ジャズバンド~往年の名バンドから若手まで(41〜60)

NewsummerboyNATSUMEN

ロックバンドとして活動していたメンバーを中心として、多彩なバックグラウンドを持ったプレイヤーが集まり2002年に結成されたのがNATSUMENです。

何だか陽気なバンド名ですが、彼らが鳴らす音楽はフリージャズやハードコアといったジャンルに接近したアグレッシブなもので、ジャジーでオシャレな雰囲気を期待していると、確実に痛い目を見るくらいに強烈なサウンドが持ち味です。

マスコアにも通じる複雑なバンド・アンサンブル、変拍子の嵐、怒涛のドラムス、鳴り響くホーン・セクション……決して聴きやすいとは言えないサウンドでありながらも、きらりと光るメロディが随所に盛り込まれているバランス感覚が素晴らしい。

一口で表現できる音楽ではありませんから、彼らならではの魅力に気付くまで繰り返し聴いてみることをオススメします!

キャラバンテイチク・ジャズ・オーケストラ

Caravan(キャラバン) テイチク・ジャズ・オーケストラ
キャラバンテイチク・ジャズ・オーケストラ

レコード会社、テイチクエンタテイメントにかつて存在していた録音用専属オーケストラ、テイチク・ジャズ・オーケストラが演奏する『キャラバン』です。

当初は浪曲や落語の分野で活動していたためか、この「キャラバン」のメロディーもどこか浪曲のような艶を感じる部分があります。

Horizonindigo jam unit

惜しくも2016年に活動休止を宣言しましたが、2005年の結成から年1枚という驚異的なペースでアルバムをリリースし続けた4人組、それがindigo jam unitです。

アルバムはすべて一発録音、ダビングや修正は一切なし、という「生」の音にこだわりを見せ続けた彼らの音楽は、クラシックやジャズ、ファンク、ラテンといった4人のメンバーそれぞれのルーツを独自に解釈したものです。

クラブ・ジャズのような洗練と、ロック・バンドにも負けない熱やダイナミズムが宿るサウンドは、ジャズ音楽を愛する方のみならず、多くの音楽ファンに聴いていただきたいですね。

オリジナル・アルバムは全てオススメですが、女性ボーカリストを迎えた作品やカバーアルバムなどの企画盤なども、彼らの多彩な才能が楽しめる好盤ばかりですよ。

Blue Skies大西順子トリオ

大西順子といえば、感性豊かなセンシティブな表現力・研ぎ澄まされた音感・テクニックどれをとっても他の追随を許さない、日本屈指の至宝のジャズピアニストです。

ボストンのバークリー音楽院を首席で卒業し、日本人としては初めてニューヨークの名門ジャズ・クラブヴィレッジ・ヴァンガードで公演を行い、その才能は国内に留まらず世界に名の轟くアーティストです。

おわりに

今回の記事をお読み頂いて「このバンドにもジャズの要素があるんだ」といった新しい発見もあったのではないでしょうか。

日本人とジャズという音楽の相性はとても良く、世界に通用するバンドや独自の個性を持ったグループが多く存在しています。

気になるバンドを見つけた際には、ぜひライブを体感してみてくださいね。

ロックのライブに負けないくらいの熱量に、きっと圧倒されますよ!