オススメの日本人ジャズバンド~往年の名バンドから若手まで
ジャズはいわゆるモダンジャズから、ビッグバンドにフュージョン、果てはフリージャズといったものまで多くのサブジャンルも存在しておりますし、聴こうと思っても何を聴けばいいのか分からないという方も多いかもしれません。
実は、あなたが日ごろ聴いているロックやポップス、ヒップホップやポストロック、エレクトロニカに至るまで、ジャズはあらゆるジャンルに影響を与えている音楽です。
今回の記事では、広大なジャズの世界の入り口へとご招待すべく、オススメの日本人ジャズバンドを厳選してピックアップ!
往年の名バンドから、ジャズにとらわれない音楽性で魅せる期待の若手注目株まで幅広く選出しております。
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オススメの日本人ジャズバンド~往年の名バンドから若手まで(1〜20)
RISET-SQUARE

ジャズ・フュージョン系の日本のインストゥルメンタル・バンドとしては、最も有名な存在の1つがT-SQUAREです。
1976年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも、長きに渡りシーンにトップバンドとして君臨し続けている彼らが生み出してきた名曲の数々は、誰もが一度は耳にしたことがあるものばかり。
華麗なサックスと、彼らの代名詞でもあるウインドシンセサイザーのサウンドを軸として、テクニカルかつハードなギターや緩急自在のリズム隊によるビートは、日ごろはロックしか聴かないという方であっても、すんなり入り込めるはず。
時期によってバンドではなくユニット編成であったりすることもありますから、まずはベスト盤などで彼らの音楽に触れてみてはいかがでしょうか?
To The LightSTEREO CHAMP

1991年生まれの若手実力派ジャズ・ギタリスト、井上銘さんを中心とするバンドがSTEREO CHAMPです。
もともとは「May Inoue Stereo Champ」名義で活動していたプロジェクトでしたが、バンド名義の「STEREO CHAMP」と改名することによって、井上さんのリーダー・プロジェクトから「バンド」としての存在感を増した印象ですね。
卓越したテクニックとボーダレスなセンスを兼ね備えたメンバーが繰り出すジャズは、ロックもかくやと言わんばかりのダイナミズムがあり、2010年代以降の世界の新世代ジャズ・シーンに呼応するような先進性があり、まさに現代的な「オルタナティブ・ジャズ」をリスナーに届けてくれるものです。
純然たるジャズ好きのみならず、ロック・ファンをはじめとする多くの音楽ファンにアピールする魅力を持ち合わせていますよ。
まずはWONKのボーカリスト、長塚健斗さんがゲスト参加したことでも話題を集めた2018年リリース作『MONO LIGHT』を聴いてみてください!
Autumn LeavesPE’Z

日本を代表するジャズ・バンドといえば、PE’Zの名前を挙げられる方は多いのでは?
1999年に結成され、ジャズを軸としながら多種多様な音楽を独自に解釈したインストゥルメンタルバンドであり、メジャーにおいて商業的な成功を収めた稀有な存在です。
2003年には「第17回日本ゴールドディスク大賞」にてニューアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞、2005年には世界的な名門レーベルのロードランナーと契約を果たし、ワールドワイドな活躍で後続のバンドに多くの影響を与えました。
残念ながら2015年に解散を発表しますが、メンバーの内3人が在籍しているH ZETTRIOなど、各プレイヤーそれぞれの活動を追ってみるのも楽しいですよ。
シャボン玉ホリデークレージーキャッツ

本格的なジャズ・ミュージックを鳴らしながらも、バラエティ番組などでコントを演じることで芸能活動に新たな地平を切り開いた先駆者と言えるバンドです。
1961年にリリースされた『スーダラ節』や1962年の『無責任一代男』など、時代をこえて愛され続ける昭和歌謡の名曲も多く生み出し、ハナ肇さんや植木等さん、谷啓など多くの人気者を輩出したという意味でも、日本の芸能の歴史において重要な存在と言えますよね。
そんな彼らは元祖コミックバンドと呼ばれることもありますが、先述したように各メンバーがミュージシャンとしての確かな技術を持ち合わせており、当時の映像を見れば、達者な演奏に思わず驚かされることでしょう。
Midnight CruiseWONK

1990年代に生まれた世代において、世界基準のハイブリッドなサウンドを鳴らすバンドの筆頭が、2013年に結成された4人組のWONKです。
自らのサウンドを「エクスぺリメンタル・ソウル」と呼ぶ彼らは、純粋なジャズバンドというわけではありませんが、ネオソウルやヒップホップ、現代的なインディーR&Bと共振するサウンドの軸として、ジャズの教養がたしかに感じ取れることに注目してみてください。
メンバー全員がマルチな才能を持ち合わせており、1人のプレイヤーとしてだけでなく、プロデューサーやエンジニアとしても活躍しているというのが、まさに新世代ならではの自由なスタイルと言えましょう。
革新的な存在でありながら、あくまで「J-POP」を目指しているというのも心強いですよね。