1960年代懐かしの邦楽ヒット曲。昭和の人気懐メロ集
東海道新幹線開通、カラーテレビの登場、ビートルズが来日、鉄腕アトム、アポロ11号月着陸などなど……。
高度経済成長期の中、いろいろな新しい文化で盛り上がった60年代。
1964年には東京オリンピックも開催されましたね。
音楽では歌謡曲から海外の音楽の影響を受けたものまで、実はいろいろなテイストを楽しめるのも60年代の魅力かと思います。
今でも活躍している大御所のアーティストさんもいらっしゃいますよ!
激動の時代「昭和」のヒットチャートを彩った名曲の中から、おすすめしかない60年代懐かしの楽曲をたっぷりリサーチしました。
お気に入りのあの1曲や、すてきな曲を新しく発見できるかも!?
時代が変わり続けても日本人の心にしみる数々の名曲をお楽しみください。
1960年代懐かしの邦楽ヒット曲。昭和の人気懐メロ集(16〜20)
ヨイトマケの唄丸山明宏(美輪明宏)

美輪明宏が作詞作曲した1966年のヒット曲がこちら。
もともとシャンソンを主に歌っていた美輪が、炭鉱町でのコンサートをきっかけに、労働者のために歌える歌を作ろうと決心し、幼少時の友達の母親の仕事ぶりを思い出しながら書いた曲と言われています。
歌詞の中の差別的な言葉や曲の長さから、長い間封印されてきましたが、桑田佳祐のカバーをきっかけにテレビでもカバーする人が増え、その良さが再認識されることとなりました。
ねむの木の子守唄吉永小百合

こちらの曲はなんと1965年の秋篠宮文仁殿下ご誕生にあわせて作曲され献上された子守歌で、詩には上皇后美智子さまが高校時代にお書きになった詩が用いられたという、他の曲とはちょっと違った経歴を持つ曲で、作曲は山本直純氏の妻・山本正美です。
たくさんのアーティストによって歌われているこちらの曲ですが、オーケストラをバックに歌われるこの曲は、ほんとうに極上の眠りに誘われそうな予感がして、すばらしいですよね。
幸せなら手をたたこう坂本九

アメリカ民謡を原曲とする曲で、日本では1964年に坂本九が歌ってヒットしましたが、手遊びつきの童謡としても親しまれています。
もともとは早稲田大学人間科学部名誉教授の木村利人が学生時代フィリピンでボランティア活動をしていた時にこの原曲を聴いて、歌詞をつけたのが始まりだそうで、それをたまたま坂本が耳にして歌うことになったそうです。
不思議なご縁を持つ曲ですよね。
2007年には日本の歌百選に選ばれました。
黒ネコのタンゴ皆川おさむ

ひばり児童合唱団の創立者・皆川和子のおいである皆川おさむが6歳の時に歌った曲がこちら。
よく聴くと比較的アダルトな内容の歌詞に、かわいらしく、たどたどしく語尾の高音がひっくりかえりそうになる皆川の歌い方が対照的でほほえましくもありますよね。
当時彼はタンゴの意味も知らなかったそうです。
そんな彼も2014年にはあとをついでひばり児童合唱団の代表に就任し、これから世に出ていくであろう若い才能を育てているそうです。
アカシアの雨がやむとき西田佐知子

1960年にリリースされた西田佐知子がうたった曲がこちらです。
昔はレコードの片面ずつが違う歌手によって構成されているものがあったそうですが、この曲ももう片面は、原田信夫が歌う「夜霧のテレビ塔」が収録されていたそうです。
1963年には、浅丘ルリ子が主演で西田佐知子本人も出演した映画『アカシアの雨がやむとき』も公開されました。
日米安保闘争につかれた若者がこの曲を支持したともいわれており、時代を感じさせる曲です。