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ヨハン・シュトラウス2世|名曲、定番曲をご紹介

オーストリアのウィーンで活躍したロマン派を代表する作曲家、ヨハン・シュトラウス2世。

ウィンナーワルツやチェコの民俗舞曲であるポルカなど、舞踊のための音楽を中心に作曲した彼は、「ワルツ王」や「ウィーンの太陽」と呼ばれていました。

さらに、オペレッタ曲でも傑作を生み出したことで「オペレッタ王」とも呼ばれ、オーストリアだけでなくヨーロッパ中で絶大な人気を博しました。

この記事では、そんなシュトラウス2世の名曲や定番曲をご紹介します。

ぜひ、彼の華やかな音楽に浸ってみてはいかがでしょうか?

もくじ

ヨハン・シュトラウス2世|名曲、定番曲をご紹介(21〜40)

ヴェネツィアの一夜Johann Strauss II

Johann Strauss II, Eine Nacht in Venedig, Gedda, Schwarzkopf, Kunz, Loose, 1954
ヴェネツィアの一夜Johann Strauss II

1883年10月9日に初演されました。

台本が拙劣なこともあって不評でした。

しかし音楽のすばらしさが注目されるようになり、さまざまなテコ入れが行われて上演が続いています。

さまざまな改訂されたバージョンがあります。

冒頭部分がとても印象的な曲です。

理性の女神Johann Strauss II

作曲の最初から乗り気でないヨハン・シュトラウス2世の創作活動はなかなか進まず、初演の時になってもまだ序曲ができていない有様でした。

音楽はそれなりには評価されたが、批評家たちによる台本のほうの評価は、よくありませんでした。

死後、フェルディナント・シュトルバークによって音楽はそのままにして全面的に台本が書き直され上演されると、原作「理性の女神」を超える大成功となりました。

雷鳴と稲妻Johann Strauss II

Johann Strauss II – Unter Donner und Blitz (Polka Schnell), Op. 324 (with Daniel Barenboim)
雷鳴と稲妻Johann Strauss II

大太鼓で雷鳴を、シンバルで稲妻を思わせるように、雷鳴と稲妻を巧みに模写しています。

曲が早く展開していきますが、雷鳴と稲妻のイメージから不気味なイメージを描くものではなくジェットコースターに乗っているような軽快で楽しい感じの曲であります。

革命行進曲Johann Strauss II

Revolutions-Marsch op. 54 – Johann Strauss II
革命行進曲Johann Strauss II

1848年革命が起来た時に東欧への演奏旅行中だったヨハン・シュトラウス2世は、オーストリア南部のシュタイアーマルクからウィーンの革命の状況を確認し、市民側が優勢と判断すると革命支持者を名乗ってウィーンへ戻りました。

学生を中心とする革命参加者の先頭に立ち「革命行進曲」等を作った上に、オーストリアでは禁制だったフランスの革命歌「ラ・マルセイエーズ」を演奏し反政府的活動するなどをしたので当時の宮廷からは嫌われてしまいました。

クラップフェンの森でJohann Strauss II

J.シュトラウス2世: ポルカ「クラップフェンの森で」[ナクソス・クラシック・キュレーション #かわいい]
クラップフェンの森でJohann Strauss II

ヨハン・シュトラウス2世は一年のうちの半分をパヴロフスクで過ごすようになったため、ロシアで作曲された楽曲も多数あります。

1869年に発表されたこの「クラップフェンの森で」もそのひとつであり、オリジナルの曲名「パヴロフスクの森で」であった。

現在の曲名は、ウィーン向けに差し替えられたものです。

森に棲む鳥の表現として、演奏に鳥笛が用いられます。

シャンペン・ポルカJohann Strauss II

ヨハン・シュトラウス2世作曲 ポルカ「シャンペンポルカ」
シャンペン・ポルカJohann Strauss II

この曲はロシアのサンクトペテルブルクで、短期間で作曲されたもので、当初の曲名は「舞踏会のシャンペン」でしたが後にこのタイトルに変わりました。

シャンペンの瓶を開ける音が曲中に何度も出てきて陽気な1曲です。