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ヨハン・シュトラウス2世|名曲、定番曲をご紹介

ヨハン・シュトラウス2世|名曲、定番曲をご紹介
最終更新:

オーストリアのウィーンで活躍したロマン派を代表する作曲家、ヨハン・シュトラウス2世。

ウィンナーワルツやチェコの民俗舞曲であるポルカなど、舞踊のための音楽を中心に作曲した彼は、「ワルツ王」や「ウィーンの太陽」と呼ばれていました。

さらに、オペレッタ曲でも傑作を生み出したことで「オペレッタ王」とも呼ばれ、オーストリアだけでなくヨーロッパ中で絶大な人気を博しました。

この記事では、そんなシュトラウス2世の名曲や定番曲をご紹介します。

ぜひ、彼の華やかな音楽に浸ってみてはいかがでしょうか?

もくじ

ヨハン・シュトラウス2世|名曲、定番曲をご紹介(1〜20)

美しく青きドナウJohann Strauss II

The Blue Danube by Johann Strauss II – An der schönen blauen Donau Waltz, Op. 314
美しく青きドナウJohann Strauss II

1867年に作曲された名曲は、ウィンナー・ワルツの代表作として知られています。

当初は男声合唱曲として作られましたが、後に管弦楽曲として編曲され、一層の人気を博しました。

この曲には、普墺戦争での敗北で落胆したウィーンの人々を元気づける意図が込められています。

歌詞はドナウ川の美しさや人々の生活、希望に満ちた未来への祈りを歌い上げ、音楽を通じて社会に影響を与えようとしたシュトラウス2世の思いが感じられますね。

優雅なメロディーと深い意味を持つ本作は、クラシック音楽に興味のある方にぜひオススメです。

常動曲Johann Strauss II

**♪J.シュトラウス2世:常動曲op.257(無躬動) / ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
常動曲Johann Strauss II

1861年に作曲された『常動曲』は、永遠に動き続けるような印象を与える曲。

『無窮動』とも称され、一定の速度で連続して音符が演奏される特徴があり、技巧を駆使して無限に繰り返せる形式を取っています。

シュトラウス2世の独創性とユーモアのセンスが光る本作は、今もなお新鮮さを保ち、多くの人々に愛され続けています。

ニューイヤーコンサートでも多く演奏されており、軽快で楽しい音楽を求める方にオススメの1曲ですよ。

春の声Johann Strauss II

Voices of Spring by Johann Strauss II, Frühlingsstimmen Waltz Op. 410, Zebrowski Music School Orch.
春の声Johann Strauss II

ヨハン・シュトラウス2世が1882年に作曲した本作。

春の訪れを祝うかのような明るく希望に満ちたメロディが特徴です。

オーケストラ版とソプラノ独唱を伴うバージョンがあり、どちらも春の息吹を感じさせる華やかな旋律が印象的。

歌詞では、ヒバリの歌声や柔らかな空気、野原を吹き抜ける心地よい風が描かれ、自然の目覚めを讃えています。

シュトラウス2世の代表作の一つとして広く親しまれ、バレエやオペレッタの一部としても演じられています。

春の訪れを感じたい方や、明るく楽観的な気分になりたい方にオススメですよ。

トリッチ・トラッチ・ポルカJohann Strauss II

Johann Strauss II – Tritsch-Tratsch-Polka (Vienna Philharmonic Orchestra, Zubin Mehta)
トリッチ・トラッチ・ポルカJohann Strauss II

ヨハン・シュトラウス2世が1858年に作曲した本作。

ウィーンの人々のゴシップ好きを音楽で表現した、軽快で陽気なポルカです。

弦楽器と木管楽器の明るい序奏で始まり、楽器間の会話のような快活なメロディが展開します。

約2分半という短い曲ながら、豊かな音楽的内容が詰まっており、聴く者を楽しませてくれる作品。

ウィーンの社交界での軽妙な会話やゴシップを音楽で表現した本作は、シュトラウス2世の才能とウィーンの文化を象徴する作品として、今も多くの人々に愛され続けています。

ウィーン気質Johann Strauss II

Vienna Philharmonic – Strauss: Wiener Blut, Walzer, Op. 354 (SNC 2021)
ウィーン気質Johann Strauss II

ヨハン・シュトラウス2世が1866年に作曲したワルツは、ウィーンの魅力を音楽で表現した傑作です。

軽快なリズムと華やかなメロディが特徴的で、ウィーンの社交界の雰囲気を見事に描き出しています。

導入部のクラリネットとピッツィカートの緊張感ある音から始まり、堂々とした第一ワルツテーマへと展開。

後半では陽気なセクションと穏やかなメロディが対比され、聴く人を魅了します。

ウィーンの精神と生活を称えたこの曲は、華やかな舞踏会の雰囲気を味わいたい方にオススメです。

皇帝円舞曲Johann Strauss II

Johann Strauss (Sohn) – Kaiserwalzer | WDR Funkhausorchester
皇帝円舞曲Johann Strauss II

1889年に作曲されたこの曲は、豊かな楽器編成による華やかなオーケストレーションが特徴的。

壮大な導入部から始まり、さまざまな表情豊かな楽章を経て、感動的なクライマックスへと導かれます。

オーストリア皇帝とドイツ皇帝の友好を祝うため、当初『Hand in Hand』というタイトルで書かれたそう。

プロイセン風の行進曲とウィーンのワルツが見事に融合した本作は、政治的な意図を超えて、今なお多くの人々を魅了し続けています。

ウィーンの音楽や文化に興味がある方にぜひオススメです。