夏の陽射しに照らされた鹿児島の大地には、今も豊かな民謡の歴史が息づいています。
知覧節に込められた若者たちの恋心、新地節が伝える埋め立て工事の労苦、奄美の島々で歌い継がれるくるだんど節の祈り。
そして、茶わん蒸しの歌に描かれる庶民の機転と笑い。
三味線の音色に乗って、鹿児島民謡は郷土の暮らしと心を優しく包み込み、世代を超えて私たちの心に寄り添い続けています。
- 【鹿児島の歌】歌い継がれる故郷のこころ|鹿児島を感じる名曲を厳選
- 日本の数え歌。懐かしの手まり歌・わらべ歌
- 熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 広島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 【8月に歌える童謡】夏に楽しめる子どもの歌&手遊び歌
- 長崎の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 【手遊び】子どもに人気!流行の手遊び歌&懐かしのわらべうた集
- 【9月の童謡】秋が好きになる子どものうた&手遊び歌
- お月さまを歌った童謡・わらべうた
- 沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 福岡の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 【6月の童謡】梅雨の季節にピッタリの楽しい手遊び歌&わらべうた
- 12月の童謡・民謡・わらべうた。楽しい冬の手遊び歌
- 徳島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 大阪の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 北海道の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 宮城の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 京都の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 福島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
もくじ
- 鹿児島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 鹿児島ハンヤ節民謡
- なくないなよ坊ややよ西山琴江
- 鹿児島おはら節森昌子
- 種子島カモネ音頭天童よしみ
- 郵便屋さん久保けんお
- 知覧節ジョージの会
- 薩摩兵児謡田上兄弟
- 我は海の子結城ハイネ
- 鈴懸馬踊り馬心会
- 六調武下和平
- ようかい笹川満夫
- 大隅籾摺り歌民謡北辰会
- 草切り節日高孝子
- くるだんど節元ちとせ
- 鹿児島三下がり新橋喜代三
- 鉄砲伝来数え唄原田直之
- 汐替節松山勝司
- 朝花節城南海
- 加世田馬方節鹿児島の唄をうたう会
- ちゃわんむしの歌おごじょーず
- ワイド節坪山豊
- 徳之島節徳原大和
- 鹿児島浜節松山勝志
- 新地節ten ten
- 鹿児島ハンヤ節三味線陽穂会
- 朝顔節初音ミク
- 豊年節日高三郎
- どんどん節是枝三姉妹
- あはがり朝崎郁恵
- 串野木さのさ清紅
- 角力取節財部ふるさとを思いやる会
鹿児島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜20)
鹿児島ハンヤ節民謡

薩摩の情緒あふれる旋律と、心に響く独特なリズムで親しまれてきた民謡です。
鹿児島の自然や風土、人々の暮らしを映し出す歌詞と、三味線や太鼓の和楽器が織りなす音色が絶妙に調和しています。
もともとは農作業や祭りで歌われていた労働歌であり、今でも地元の祭りやイベントで頻繁に演奏されています。
聴く人々に活力と喜びを与える力を持つ本作は、故郷を離れた鹿児島出身者に懐かしさと温かさを感じさせる、心の支えとなる楽曲です。
なくないなよ坊ややよ西山琴江

鹿児島県奄美市の笠利地方の子守唄です。
方言で何を唄っているかはちょっと難しいのですが、登場するのは「イモ」です。
おそらく時代からして主食が「イモ」だった頃に、「お母さん、どこ行った?」と泣きだす子どもにやさしくお母さんはイモ堀(野良仕事)に行ったと語りかけた唄です。
鹿児島おはら節森昌子

鹿児島県民謡では代表格の「おはら節」は、軽やかなリズムとともに、おどりも県民に愛されている存在です。
この民謡ができたのは、江戸時代初期とされていますが、元来は現在の宮崎県都城市安久町の「安久節」が、鹿児島県近在の原良村より歌いつがれたとされています。
この曲をカバーしている歌手も数多く、西郷輝彦さん、小林旭さん、森昌子さんなどがいます。
種子島カモネ音頭天童よしみ

民謡としてはかなり新しい曲ですが、やはり種子島の歴史は鉄砲とロケットで、種子島の盆踊りやお祭り曲では、いまや、かかせない曲です。
種子島にはほかにも盆踊り曲はありますが、明るくさわやかなこの曲が島民には人気だそうで、カラオケ曲にもあるそうです。
郵便屋さん久保けんお

全国で唄われている「郵便屋さん」ですが、鹿児島県の唄としてはどこか違いがあるのか?
と思いましたが、あまり大差はないようです。
1枚、2枚と数が増えていく唄に合わせて縄跳びの回す回数も増えていく縄跳び唄としても共通ですね。
知覧節ジョージの会

鹿児島県知覧町は薩摩の小京都と呼ばれ、ナタネや知覧茶などの産地です。
また、知覧武家屋敷なども現在は観光地となっていますが、そぼくで時間がゆっくりと流れていくような、しずかな美しい町並みは、知覧節にも表れています。
農村の若い男女の愛を唄っているとされ、結婚式などでも唄われる民謡です。