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【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介

ピアノを習い始めたお子さまがピアノへの興味を失うきっかけの一つ、それは「ピアノって難しい……」と感じてしまうこと。

譜読みが難しくなかなか練習が進まなかったり、指が思うように動かず一向に先生から合格をもらえなかったりすると、興味津々で始めたはずのピアノに対してマイナスな感情を抱いてしまいがちです。

そこで本記事では、子供でも弾きやすい簡単なクラシック作品をご紹介します。

難易度の体感や進み具合は必ず個人差がありますが、お子さまが「ピアノって楽しい!」と感じられるよう、その子に合った曲をピックアップしてみてくださいね。

【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(71〜80)

ピアノのための11の新しいバガテル Op.119 第9曲 イ短調Ludwig van Beethoven

ピアノ小品集からとびきり珠玉の1曲をご紹介します。

活発で穏やかな曲調の本作は、楽しく弾けて心が温まる作品に仕上がっています。

軽快なリズムと繊細な旋律が相まって、ピアノ独奏の醍醐味を存分に味わえます。

イ短調の調性ながら、豊かな和音の響きが印象的で、1820年に公開された作品ならではの深い音楽性に溢れています。

ピアノを始めたばかりの方からベテランの方まで、音楽の素晴らしさを感じられる一曲です。

演奏時間が短めなのでステージ発表会でも取り入れやすく、聴衆を魅了する演奏が期待できます。

ピアノソナタ 第20番 Op.49-2 第2楽章Ludwig van Beethoven

L.V.ベートーヴェン/ソナタOp.49-2第2楽章/演奏:中川 京子
ピアノソナタ 第20番 Op.49-2 第2楽章Ludwig van Beethoven

優雅で親しみやすい3拍子のメロディが印象的な作品です。

1795年から1796年頃に作られ、友人や生徒のために書かれた温かみのある曲調が魅力的です。

メヌエットの形式を採用し、繊細かつ落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

本作の旋律は後に『七重奏曲 Op.20』でも使用されており、作曲者自らも気に入っていた曲想だったことが伺えます。

ダニエル・バレンボイムさんやボリス・ギルトブルクさんといった著名なピアニストも演奏しており、さまざまな解釈で新たな魅力を引き出しています。

穏やかな雰囲気と親しみやすい旋律は、ピアノを練習し始めた方から上級者まで、幅広い層の方におすすめです。

ピアノソナタ 第25番 Op.79 第2楽章Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第25番,Op.79 2. 第2楽章 Pf.岡田将:Okada,masaru
ピアノソナタ 第25番 Op.79 第2楽章Ludwig van Beethoven

音色が豊かな第2楽章では、優雅で穏やかなロシア風のメロディーが流れ、まるで静かな物語を紡ぐように美しく展開していきます。

ゆったりとしたアンダンテ(Andante)のテンポで奏でられる旋律は、心に染み入るような情感を帯びており、安らぎを感じさせてくれます。

それでいて過度な技巧を必要とせず、ピアノの表現力を上手く引き出しやすい楽曲です。

1809年に作曲された本作は、短いながらもベートーヴェンの抒情的な音楽性が存分に詰まっています。

穏やかで親しみやすい音楽を好む方や、クラシック音楽の素晴らしさを味わいたい方にぜひお薦めしたい名曲です。

ピアノソナタ 第25番 Op.79 第3楽章Ludwig van Beethoven

Easy Beethoven: Piano Sonata No.25 Op.79 3rd mvt. やさしめベートーヴェン/ピアノソナタ第25番3楽章
ピアノソナタ 第25番 Op.79 第3楽章Ludwig van Beethoven

アンダンテの速さで9/8拍子の優雅なリズムに乗せて奏でられる珠玉の名曲です。

揺れる舟のような柔らかな旋律は、穏やかな波に揺られているような安らぎを感じさせます。

1809年の作品ながら、その魅力は今も色あせず、多くのピアニストたちを魅了し続けています。

本作は全34小節という短い楽章ですが、その中に繊細な感情表現が凝縮されており、ロマンティックで抒情的な雰囲気が印象的です。

ABA形式で構成された楽曲は、ピアノの表現力を存分に引き出し、優美な旋律が心に響きます。

ピアノを愛する方々にぜひおすすめしたい一曲で、静かな時間の中で音楽と向き合いたい方に最適です。

ナンネルの音楽帳よりアレグロ ハ長調 K. 1bWolfgang Amadeus Mozart

親しみやすい短い曲がお好みなら、ぜひ試してほしい1曲です。

生涯で600を超える作品を残した天才作曲家が、わずか5歳のときに姉マリア・アンナ・モーツァルトのために作った作品で、約9秒という短い演奏時間ながら、明快で軽快なリズムが心地よい印象を与えます。

ハ長調で書かれたシンプルな二部形式の楽曲は、和音進行も理解しやすく、練習しやすい曲になっています。

ピアノを学び始めた方やクラシック音楽に興味をお持ちの方におすすめです。

本作を弾いていると、幼少期の天才作曲家の音楽的感性や表現力の原点に触れることが可能です。