【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
ピアノを習い始めたお子さまがピアノへの興味を失うきっかけの一つ、それは「ピアノって難しい……」と感じてしまうこと。
譜読みが難しくなかなか練習が進まなかったり、指が思うように動かず一向に先生から合格をもらえなかったりすると、興味津々で始めたはずのピアノに対してマイナスな感情を抱いてしまいがちです。
そこで本記事では、子供でも弾きやすい簡単なクラシック作品をご紹介します。
難易度の体感や進み具合は必ず個人差がありますが、お子さまが「ピアノって楽しい!」と感じられるよう、その子に合った曲をピックアップしてみてくださいね。
- 【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
- 【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
- 【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
- 【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲
- 【子ども向け】1本指でピアノが弾ける!おすすめの曲まとめ
- 【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
- 【ピアノでディズニーの名曲を】発表会にもおすすめの簡単な楽曲を厳選
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- 【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
- ピアノをはじめた初心者におすすめ!大人も楽しめる楽譜10選
- 【初級】ピアノ発表会にもオススメ!弾けたらかっこいいクラシックの作品
- 初心者でもピアノで簡単に弾ける!J-POPの人気曲&最新曲を厳選
- 【幼児~小学生の子供向け】ピアノの難しい曲|コンクール課題曲から厳選
【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(111〜120)
前奏曲集第1集「沈める寺」Claude Debussy

神秘的な霧の中から浮かび上がる壮大な大聖堂を描いた印象的なピアノ曲です。
フランス・ブルターニュ地方に伝わる「イースの伝説」をモチーフに、1910年に作曲されました。
深い静寂から始まり、遠くから鐘の音が響き、荘厳な聖歌が聞こえてくるような幻想的な情景が、豊かな音色で表現されています。
本作の魅力は、優しい響きの中にも力強さを併せ持つ和音の重なりと、自然な流れを感じさせる音の移ろいにあります。
音楽を通して絵画のような世界を描くクロード・ドビュッシーならではの作品で、和音の響きを大切にしながら、ゆったりとしたテンポで演奏できる曲です。
物語性豊かな音楽に触れてみたい方や、音の重なりの美しさを味わいたい方におすすめです。
【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(121〜130)
美しき青きドナウJohann Strauss II

ヨハン・シュトラウス二世が作曲したこの楽曲は、ウィーン男声合唱協会の依頼で1866年に生まれました。
初演時は大きな反響を呼びませんでしたが、1867年のパリ万博での成功を経て、ウィーンでも広く愛されるようになりました。
本作は、ドナウ川の美しさや祖国への誇りを表現しており、ピアノ初心者向けにアレンジされた楽譜も多数あります。
優雅な旋律と軽快なリズムが特徴で、演奏を通してウィーンの魅力的な風景を想像できるでしょう。
ピアノを楽しく学びたいお子さんや、クラシック音楽に興味のある方にオススメの1曲です。
プレリュード イ短調 作品28 – 2Frederic Chopin

ゆったりとしたテンポで始まるこの曲は、重厚な雰囲気が特徴的です。
独特の不協和音が含まれる和声進行は、当時としては非常に斬新な響きを持っていました。
これにより神秘的で不安定な感覚が生み出され、聴衆に深い印象を与えます。
全24曲からなる前奏曲集の第2曲目で、1838年にマヨルカ島で完成されました。
短い演奏時間の中、内省的で哀愁を帯びた雰囲気を醸し出しており、深い悲しみや孤独感を表現しているとされます。
本作は、技術的な難易度よりも内面的な表現力や感情の深さが求められる作品です。
クラシック音楽に興味のある方や、ピアノの表現力を磨きたい方にぴったりな1曲でしょう。
パッサカリア チェンバロ組曲第7番 (HWV 432)Georg Friedrich Händel

バロック音楽の魅力が凝縮された楽曲です。
4小節の主題を基に15の変奏が展開され、リズムや旋律、和声が巧みに変化していきます。
荘厳な雰囲気の中にも、豊かな音楽性が感じられ、聴く人の心を捉えて離しません。
鍵盤楽器の練習曲としても人気が高く、ピアノを学び始めた方にもおすすめです。
シンプルな主題から複雑な音楽が生み出される過程を味わいながら、バロック音楽の奥深さを体感できるでしょう。
ヘンデルの音楽の普遍的な魅力を感じられる一曲です。
すみれ Op.99 No.1Jean-Louis Gobbaerts

シンプルで優雅なヘ長調のピアノ小品です。
軽やかなメロディーが、春の訪れを告げるすみれの花のように可憐に響きます。
右手で奏でる流れるような旋律と、左手の分散和音による柔らかな伴奏が見事に調和しています。
ロマン派音楽の特徴である感情表現の豊かさを持ちながら、技巧的には難しすぎない点が魅力です。
ピアノを学ぶ方にぴったりの一曲で、音楽的表現力を磨くのに最適です。
すみれの花言葉である「誠実」や「小さな幸せ」を感じさせる、心温まる作品といえるでしょう。
鬼と妖精Catherine Rollin

音楽教育家としても高い評価を集めている作曲家、キャサリン・ロリンさん。
初心者なら一度は彼女の作品に取り組んだことがあると思います。
そんなキャサリン・ロリンさんの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『鬼と妖精』。
ロマン派のエッセンスを感じさせる作品で、非常に聴き映えします。
両手の位置がやや離れているため、4歳児にとってはやや難易度が高いと思いますが、取り組んでみる価値は大いにある作品と言えるでしょう。
野ばらに寄せてEdward MacDowell

日本では『野ばらに寄せて』として親しまれている、エドワード・マクダウェル作曲の『森のスケッチ Op.51』の第1曲。
穏やかなメロディに癒やされる、美しい作品です。
シンプルな構成のためピアノ初心者の方でも挑戦しやすく、複数の初級者向け楽譜にも掲載されています。
和音を響かせながら進んでいくため、一番上のメロディラインをしっかり響かせ、伴奏の音とのバランスを取りながら演奏するのがポイント!
旋律の流れがゴツゴツしないよう、音の粒をそろえて弾きましょう。






