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グスタフ・マーラーの名曲。人気のクラシック音楽

交響曲と歌曲の大家として知られ、オーストリアのウィーンで活躍した作曲家、指揮者のグスタフ・マーラーの作品を紹介します。

今では交響曲1番『巨人』や2番の『復活』、交響曲8番『千人の交響曲』などこぞって演奏される作品が多いマーラーですが、当時は指揮者として高い地位を築いた一方で、作曲家としてはなかなか評価されることに時間がかかったそうです。

聴けば聞くほどマーラーの魅力にハマる作り上げた名曲の数々をピックアップしてみました。

ぜひチェックしてみてください。

もくじ

グスタフ・マーラーの名曲。人気のクラシック音楽(21〜40)

交響曲 第5番 嬰ハ短調 第4楽章「アダージェット」Gustav Mahler

静ひつな美しさと深い情感をたたえた名曲として知られるマーラーの作品。

1901年、ウィーン宮廷歌劇場の指揮者として多忙を極めていた彼が、夏の休暇中にオーストリア南部で着想を得たものです。

弦楽器とハープのみで構成された繊細な楽想は、愛する人への思いを込めて紡がれたとされ、聴く者の心に深く染みわたります。

ゆったりとしたテンポで奏でられる旋律は、まるで時が止まったかのような静寂の中で、聴く者を静かな感動の渦に巻き込みます。

心を落ち着かせたいとき、深い感情に浸りたいときにオススメの1曲です。

リュッケルトの詩による5つの歌曲から「私はこの世に捨てられて」Gustav Mahler

マーラー歌曲『わたしはこの世に忘れられて』/クレンペラー指揮(歌詞字幕つき)
リュッケルトの詩による5つの歌曲から「私はこの世に捨てられて」Gustav Mahler

18世紀のドイツの詩人リュッケルトは、ドイツ・リート史上最も作曲家に愛された詩人で、シューベルトを始め多くの作曲家が彼の詩を使っています。

マーラーも彼の詩から連作歌曲集を作曲しました。

穏やかにコール・アングレから始まるこの曲では、俗世から離れ孤高の精神で過ごす芸術家の姿が感動的に描かれています。

マーラーのゆったりした旋律は極上です。

交響曲 第5番より第4楽章 アダージェットGustav Mahler

グスタフ・マーラーが手掛けた『交響曲 第5番』のなかの第4楽章は、弦楽器とハープのみで構成された美しい作品。

マーラーの当時の妻アルマへの愛情を表現したとされ、別名「愛の楽章」とも呼ばれています。

ゆったりとしたテンポと深い感情表現が特徴的で、静かで瞑想的な雰囲気が漂います。

1971年の映画『ベニスに死す』で使用されたことで広く知られるようになり、その後も多くの人々に愛され続けてきました。

複雑な感情や内省を音楽で描写しており、静寂の中に潜む情熱を感じ取ることができます。

リュッケルトの詩による5つの歌曲から「真夜中に」Gustav Mahler

ジェシー・ノーマンはアメリカのソプラノ歌手で、「ソプラノ・ドラマティコ」と呼ばれるドラマティックな歌唱で定評があります。

かといって抒情的表現にも欠けることはなく主としてオペラで活躍しています。

陰鬱な楽想が深夜と絶望が描枯れて行きますが、金管楽器とともに歌われる終結部では一転オペラのようなドラマティックな展開となり曲を閉じます。

交響曲第1番「巨人」Gustav Mahler

こちらの曲はグスタフ・マーラーが作曲した最初の交響曲です。

この曲に『巨人』というタイトルがつけられたのは彼の愛読書、ジャン・パウルの小説からきています。

この小説は主人公が恋愛や多くの人生経験を重ねて、成長していく姿が描かれています。

マーラーの交響曲の中では演奏時間が短く、親しみやすい曲想なので、演奏されることが多い作品です。

カッコウの鳴き声ともとれるメロディーが繰り返し出てきて、自然がいっぱいの森の中にいるかのような気分になる曲です。