【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲
ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。
モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。
モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。
今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。
ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(21〜40)
ConfirmationCharlie Parker

モダンジャズのオリジネイターにしてジャズ界の伝説、チャーリー・パーカーさん。
ビバップスタイルを作り上げたミュージシャンの1人であり、天才的なプレイヤーながらも荒れた生活を繰り返して34歳の若さで亡くなってしまいましたが、後にあのクリント・イーストウッドさんがパーカーさんの生涯を『バード』というタイトルで映画化するなど、その影響力は音楽のみならずカルチャー全般において大きなものがあるのですね。
そんな「バード」ことパーカーさんは作曲家としてもスタンダードナンバーをいくつかものにしており、今回紹介している楽曲『Confirmation』もその1つです。
1945年に作曲され、ビバップの形成に大いに貢献した王道のビバップスタイルのナンバー。
モダンジャズの「粋」を味わいたい方は、ぜひパーカーさん自身が演奏するライブ・バージョンの『Confirmation』を聴いてみてください!
Maiden VoyageHerbie Hancock

ハービー・ハンコックさんと言えば、既存のジャンルにとらわれない自由な発想で多くの意欲的な作品をリリース、言葉通りの「フュージョン」を提示して2020年代の今もバリバリの現役として活躍するジャズ界の巨人です。
そんなハンコックさんもデビュー当時は名門ブルーノートに所属して、いわゆるハードバップとされるジャンルの作品を発表していました。
本稿で取り上げている楽曲『Maiden Voyage』は、その時期の代表的なアルバムにして高い評価を受けた1965年リリースの名盤の表題曲です。
『処女航海』という邦題でも有名なこちらの楽曲は、ハンコックさんのソングライターとしての実力が遺憾なく発揮され、名うてのジャズメンたちによる最高のアンサンブルによって初期のファンキージャズ路線から一歩踏み出したサウンドへと昇華、後続のアーティストの多くがカバーするスタンダードな名曲として今も愛され続けています。
Un Poco LocoBud Powell

モダンジャズの歴史に残る名曲として知られる本作は、ジャズピアノの新たな可能性を切り開いた作品として高く評価されています。
複雑なハーモニーとリズムが織りなす独特の世界観は、パウエルさんの天才的な才能と精神的な葛藤が融合した結果生まれたものと言えるでしょう。
1951年5月1日にブルーノートレコードから発表された本作は、ジャズ評論家たちからも絶賛され、ジャズの巨匠たちにも多大な影響を与えました。
アフロキューバンジャズの要素を取り入れた斬新なアプローチは、当時のジャズシーンに新風を吹き込み、今なお多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。
ジャズの奥深さや魅力を存分に味わいたい方にぜひおすすめの一曲です。
OrnithologyCharlie Parker

チャーリー・パーカーさんのニックネーム「バード」にちなんで名付けられた本作は、ビバップジャズの金字塔として知られています。
1946年3月28日に初録音されたこの曲は、パーカーさんの革新的なアプローチを象徴しており、複雑なメロディラインとリズミカルな挑戦が聴く人を魅了します。
既存の「How High the Moon」のコード進行に新たなメロディを乗せた手法は、ジャズの可能性を広げ、多くのミュージシャンに影響を与えました。
ジャズの歴史に残る重要な1曲として、1989年にはグラミーの殿堂入りも果たしています。
技術的に高度な演奏を要する本作は、ジャズ愛好家はもちろん、音楽の新たな境地を探る人にもおすすめです。
Round About MidnightMiles Davis

モダンジャズは彼に始まり彼に終わったといっても過言ではありません。
「ビバップの破壊者」にして「モダンジャズの破壊者」この時代、マイルスの繊細なサウンドは当時のムーブメントから異色と思われるほどに叙情的です。