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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲

ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。

モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。

モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。

今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。

ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(21〜30)

Road SongWes Montgomery

譜面が読めないジャズマンとして有名なウェス・モンゴメリ。

しかし天才的なメロディーメイカーでありオクターブ奏法(弦を2本引く)で独特のサウンドを奏でるウェスを堪能できる一曲。

一人でふらふらと田舎にドライブに出かけたいときにおすすめ。

ドライブに出なきゃいけないやるせない気分がすばらしいメロディとマッチします。

Salt PeanutsDizzy Gillespie

ビバップの名曲として知られるこの楽曲は、エネルギッシュでハッピーな雰囲気が特徴的です。

ディジー・ガレスピーさん、ケニー・クラークさんとの共作で1941年に作曲された本作は、「Salt Peanuts!」という遊び心溢れるフレーズが印象的で、ジャズ演奏にユーモアを取り入れる重要性を示しているのですね。

本作も収録されている1953年にトロントで行われた「Jazz at Massey Hall」のライブ録音は、チャーリー・パーカーさんとガレスピーさんの最後の共演として知られています。

ジャズファンはもちろん、音楽の自由と創造性に触れたい方にもおすすめの1曲です。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(31〜40)

Swingin’Clifford Brown

Clifford Brown & Max Roach – 1955 – Study in Brown – 03 Swingin’
Swingin'Clifford Brown

「天才ハードバッパー」クリフォードブラウンの特徴的な作品です。

とにかく旨い。

そしてエキセントリック。

あまりにも天才すぎた彼は、25歳にして交通事故で惜しまれながらあっというまに逝ってしまいました。

「悪魔と契約」をしたのではないか?

というほどミストーンを一切出さない技巧。

マイルスが司令塔的ならクリーフォードはまさにストライカー的なサウンドを聴かせてくれます。

Body and SoulColeman Hawkins

ジャズの歴史に残る名演奏として知られるこの曲は、コールマン・ホーキンスさんのテナーサックスによる即興演奏の傑作です。

1939年10月、ニューヨークのスタジオで録音された本作は、ジャズの即興演奏の新たな地平を切り開きました。

ホーキンスさんの力強いサウンドと探求的なハーモニーへのアプローチは、多くのミュージシャンに影響を与え続けています。

この曲は、深い愛と憧れを表現した歌詞を持つジャズスタンダードですが、ホーキンスさんのバージョンはインストゥルメンタルとして、その技術と表現力の全てが詰まっています。

ジャズの醍醐味を味わいたい方や、サックスの魅力に触れたい方におすすめの一曲です。

Goodbye Pork Pie HatCharles Mingus

ジャズの名盤『Mingus Ah Um』に収録された本作は、チャールズ・ミンガスさんが1959年に制作した楽曲です。

サックス奏者レスター・ヤングへの哀悼の意を込めて作曲されたこの曲は、ジャズの標準曲として広く認識されるようになりました。

ミンガスさんのベースプレイとアンサンブルのアレンジメントを通じて、ヤングさんの生涯と遺産への敬意を捧げています。

曲は、ホレス・パーランさんによる繊細なピアノイントロから始まり、ジョン・ハンディさんとブッカー・アービンさんのサックスソロが感情的な重みを増しています。

深い悲しみと喪失感を表現したインストゥルメンタルは、多くのジャズファンの心を掴んで離しません。

ジャズの進化における重要な1曲として、音楽が人の本質を捉える力を持つことの証となっているのです。

The Shadow of Your SmileJoe Pass

「ギターだけの世界」妙に神妙になる作品です。

ジョー・パスは晩年、ガットギターだけによる独特のジャズの世界を築きあげました。

そのサウンドは茶の湯に似た面持ちがあります。

不必要なものはすべて取り除き。

ギターだけ。

ジャズというと和室に合わないイメージがありますが。

これは茶室のような薄暗い場所でも映えるような音楽です。

不思議なもので、「詫寂」と「枯れ」似たような心を感じます。

若い僕にはまだまだ理解できない名人の境地です。

MantecaDizzy Gillespie

アフロキューバンジャズの礎となる楽曲であり、ジャズの歴史に残る名演として知られています。

1947年12月30日にディジー・ガレスピーさんとそのオーケストラによって初めて録音されたこの曲は、アフリカ系キューバのリズムとアメリカのジャズの融合を象徴しています。

クラベと呼ばれるリズムパターンを基調とし、複雑な和声やリズム、即興演奏が特徴的です。

本作は、ガレスピーさんが当時のアメリカの人種的緊張を暗示しつつ、音楽を通じて新たな文化的交流の可能性を示した意欲作と言えるでしょう。

ジャズ初心者の方にもおすすめの一曲です。