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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲

ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。

モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。

モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。

今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。

ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(21〜30)

Blue in GreenMiles Davis

Miles Davis – Blue In Green (Official Audio)
Blue in GreenMiles Davis

モーダル・ジャズの傑作として知られる名盤『Kind of Blue』に収録されたこの曲は、マイルス・デイビスさんとビル・エヴァンスさんの共作とされる美しいバラードです。

1959年3月2日、ニューヨークのコロンビア30thストリートスタジオでレコーディングされました。

繊細で抒情的なメロディーは、聴く者の心に深い感動を与えます。

デイビスさんのトランペット、コルトレーンさんのサックス、エヴァンスさんのピアノが織りなす演奏は、まさに「比類なき叙情性の傑作」と評されるほど。

ジャズのスタンダードナンバーとして多くのミュージシャンにカバーされ、今なお愛され続けている本作。

静かな夜に一人で聴きたい、心に響く一曲です。

Body and SoulColeman Hawkins

ジャズの歴史に残る名演奏として知られるこの曲は、コールマン・ホーキンスさんのテナーサックスによる即興演奏の傑作です。

1939年10月、ニューヨークのスタジオで録音された本作は、ジャズの即興演奏の新たな地平を切り開きました。

ホーキンスさんの力強いサウンドと探求的なハーモニーへのアプローチは、多くのミュージシャンに影響を与え続けています。

この曲は、深い愛と憧れを表現した歌詞を持つジャズスタンダードですが、ホーキンスさんのバージョンはインストゥルメンタルとして、その技術と表現力の全てが詰まっています。

ジャズの醍醐味を味わいたい方や、サックスの魅力に触れたい方におすすめの一曲です。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(31〜40)

A Love SupremeJohn Coltrane Quartet

「奏でる哲学者」ことジョン・コルトレンの「至上の愛」です。

クラッシクの様式を取り入れ1曲なのですが、4部構成になっています。

ジャズ=「難しい」という代名詞的な曲です。

ジャズが好きな人に「だれの曲がいい?」と質問すれば「コルトレン」と回答が返ってくることが多いので。

一番有名なこの曲を聴いた瞬間に間違った認識を持たれてしまうことまちがいなし。

It Never Entered My MindStan Getz

ジャズ界の貴公子スタン・ゲッツ。

この作品はストリングスアレンジ+ジャズサックスという構成。

ルパン三世の大野雄二など非常に影響をうけたのではないかという次第です。

とにかく夕焼けが似合う。

さあもうすぐ日は落ちるよ。

もう明日にしよう。

I Remember CliffordLee Morgan

I Remember Clifford (Rudy Van Gelder Edition / Remastered 2007)
I Remember CliffordLee Morgan

「もう一人の天才」が「先に逝ってしまった天才」に捧げる一曲です。

本当に悲しくなければ、こんな音が出るはずがありません。

リー・モーガンの代表的な録音です。

クリフォードには無い「トッポさ」「色気」を持つ人気プレイヤーです。

当然、女子にモテまくった「リー・モーガン」33歳のとき、ガールフレンドにピストルで撃たれ、クリフォードのとこへ逝きました。

Swingin’Clifford Brown

Clifford Brown & Max Roach – 1955 – Study in Brown – 03 Swingin’
Swingin'Clifford Brown

「天才ハードバッパー」クリフォードブラウンの特徴的な作品です。

とにかく旨い。

そしてエキセントリック。

あまりにも天才すぎた彼は、25歳にして交通事故で惜しまれながらあっというまに逝ってしまいました。

「悪魔と契約」をしたのではないか?

というほどミストーンを一切出さない技巧。

マイルスが司令塔的ならクリーフォードはまさにストライカー的なサウンドを聴かせてくれます。

Five Spot After DarkCurtis Fuller

トロンボーン・テナーサックスのハーモニーが男臭さを非常によく表現しています。

アルト楽器がリードをとっていないので、妙に燻し銀。

それでいてきちんとスイングしていて重たい感じはしません。

世の中のおとうさんはがんばってるんだよ。

酒は当然呑む。