【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲
ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。
モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。
モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。
今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。
ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(11〜20)
Full HouseWes Montgomery

こちらの曲はウエス・モンゴメリーさんが作曲した曲で、動画は彼自身による演奏です。
彼の代表作ともいえるこちらの曲は彼が得意とするオクターブ奏法を堪能できます。
彼は1923年に生まれましたが、兄弟もジャズミュージシャンという音楽一家です。
こちらの曲のタイトルはトランプのポーカーの役からつけられたと思われますが、実際彼は子だくさんで、家もフルハウスだといわれていました。
家計を支えるため、昼は工場で、夜はクラブで演奏するという過酷な生活を送っていました。
Left AloneMal Waldron

いわゆるハードバップやソウルジャズといったジャンルで著名なピアニストであり、あのビリー・ホリデイさんの晩年の伴奏を務めたことでも知られているのがマル・ウォルドロンさんです。
今回紹介している楽曲『Left Alone』は、マルさんが1959年に他界したビリー・ホリデイさんに捧げたアルバムの表題曲で、日本では1986年の映画『キャバレー』でジャズシンガーのマリーンさんが歌ったことでも知られている名曲です。
作詞を手掛けたのはビリーさん本人なのですが、残念ながら彼女のボーカルによる録音は残されてないのですね。
そんな『Left Alone』は、メインのメロディラインをジャッキー・マクリーンさんによるアルト・サックスで表現しています。
哀愁を帯びた旋律と洗練されたバンド・アンサンブルが心に残る、まさに「夜」を感じさせるモダンジャズの名曲です!
Autumn LeavesCannonball Adderley

ジャズ好きならずとも誰もが一度は耳にしたことのある『Autumn Leaves』、邦題『枯葉』は世界中の人々に愛され続けているスタンダードナンバーですよね。
もともとはフランスで生まれたシャンソンなのですが、ジャズアーティストたちが好んで取り上げてジャズのスタンダードナンバーとしても世界的に知られるようになったのですね。
ジャズのスタンダードナンバーとしての『枯葉』で最も有名なのはビル・エヴァンスさんのバージョンか、アルトサックス奏者のキャノンボール・アダレイさんによる1958年の名盤『Somethin’ Else』に収録されたバージョンでしょう。
いち早く『枯葉』をジャズの世界に持ち込んだバージョンとしても知られており、アルバムにおいて実質的なリーダーを務めたと言われるマイルス・デイヴィスさんとキャノンボール・アダレイさんとの掛け合いが実にクールですね!
Cleopatra’s DreamBud Powell

テンポの速いピアノの曲が好きという音楽ファンも多いと思います。
そこで紹介したいのが、バド・パウエルさん。
彼は独自の演奏法方法を駆使して、超高速でけん盤を弾くピアノ奏者なんです。
彼の手掛けた多くの曲で、超高速の演奏を楽しめるのですが、中でもオススメなのが『Cleopatra’s Dream』です。
このタイトルは、直訳すると、クレオパトラの夢という意味。
ここからイメージするように、エキゾチックな雰囲気の楽曲に仕上がっています。
超高速でかなでるエキゾチックな曲がどんなものなのか。
ぜひ確かめてみてくださいね。
Joy SpringClifford Brown & Max Roach

自動車事故に巻き込まれて25歳の若さでこの世を去った不世出のジャズトランペット奏者、クリフォード・ブラウンさん。
短い活動期間の中で残した彼のパフォーマンスはどれも天才の名にふさわしい素晴らしいものばかりですが、作曲家としてもスタンダードナンバーを生み出しており、最も有名なものがこちらの『Joy Spring』です。
ドラマーのマックス・ローチさんとの見事なコンビネーションで知られる「クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット」名義のアルバム『Clifford Brown & Max Roach』に収録されている楽曲で、発表当初から好評を博して多くのアーティストがカバー、後にジャズのスタンダードナンバーとして多くの人に愛され続けている名曲なのですね。
余談ですが、この楽曲のタイトルはクリフォードさんの奥さまであるラルー・アンダーソンさんの愛称なのだとか。
My Favorite ThingsJohn Coltrane

モダンジャズの発展に大きく貢献した、サックス奏者、ジョン・コルトレーンさん。
彼の代表曲は、1961年にリリースされたアルバム『My Favorite Things』に収録されている同名曲。
こちらを初めて聴く方も、どこかで聴いたことのあるような感覚を覚えるかもしれません。
というのも、この曲は『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入歌のアレンジバージョンだからです。
ただし、かなり複雑なアレンジが加えられているので、雰囲気はガラッと変わっています。
ぜひ、両作品を聴き比べてみてはいかがでしょうか。
ConfirmationCharlie Parker

モダンジャズのオリジネイターにしてジャズ界の伝説、チャーリー・パーカーさん。
ビバップスタイルを作り上げたミュージシャンの1人であり、天才的なプレイヤーながらも荒れた生活を繰り返して34歳の若さで亡くなってしまいましたが、後にあのクリント・イーストウッドさんがパーカーさんの生涯を『バード』というタイトルで映画化するなど、その影響力は音楽のみならずカルチャー全般において大きなものがあるのですね。
そんな「バード」ことパーカーさんは作曲家としてもスタンダードナンバーをいくつかものにしており、今回紹介している楽曲『Confirmation』もその1つです。
1945年に作曲され、ビバップの形成に大いに貢献した王道のビバップスタイルのナンバー。
モダンジャズの「粋」を味わいたい方は、ぜひパーカーさん自身が演奏するライブ・バージョンの『Confirmation』を聴いてみてください!
Round MidnightThelonious Monk

個性的なピアニスト、作曲者としてモダンジャズに大きな影響を及ぼしたセロニアス・モンクさん。
独特な風貌、演奏スタイルはジャズに詳しくない人が聴いても聴き分けられるほどです。
1917年にノースカロライナで生まれた彼は子供の頃に家族でニューヨークに移り住み、10代のころからジャズピアノの仕事をしていました。
彼の曲は彼の死後に再評価され、今もジャズのスタンダード曲として愛されています。
こちらの曲は、歌詞もつけられ、ジャズボーカリストにも愛されています。
A Night In TunisiaDizzy Gillespie

ジャズの中には、多くの演奏者がカバーしたり、アレンジしたりしているスタンダードと呼ばれるような曲があります。
いいかえると、誰もが知る曲ということですね。
そんなジャズのスタンダードの一つが、『A Night In Tunisia』。
この楽曲を手掛けたのはトランペッターのディジー・ガレスピーさん。
彼はこの曲でグラミーの殿堂入りも果たしているんですよ。
曲の内容は、序盤は静かで、後半はガラッと雰囲気が変わり激しくなるというもの。
この王道ながら盛り上がる構成も、スタンダードと呼ばれるゆえんです。
Maiden VoyageHerbie Hancock

ハービー・ハンコックさんと言えば、既存のジャンルにとらわれない自由な発想で多くの意欲的な作品をリリース、言葉通りの「フュージョン」を提示して2020年代の今もバリバリの現役として活躍するジャズ界の巨人です。
そんなハンコックさんもデビュー当時は名門ブルーノートに所属して、いわゆるハードバップとされるジャンルの作品を発表していました。
本稿で取り上げている楽曲『Maiden Voyage』は、その時期の代表的なアルバムにして高い評価を受けた1965年リリースの名盤の表題曲です。
『処女航海』という邦題でも有名なこちらの楽曲は、ハンコックさんのソングライターとしての実力が遺憾なく発揮され、名うてのジャズメンたちによる最高のアンサンブルによって初期のファンキージャズ路線から一歩踏み出したサウンドへと昇華、後続のアーティストの多くがカバーするスタンダードな名曲として今も愛され続けています。


