【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲
ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。
モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。
モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。
今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。
ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(31〜40)
Salt PeanutsDizzy Gillespie

ビバップの名曲として知られるこの楽曲は、エネルギッシュでハッピーな雰囲気が特徴的です。
ディジー・ガレスピーさん、ケニー・クラークさんとの共作で1941年に作曲された本作は、「Salt Peanuts!」という遊び心溢れるフレーズが印象的で、ジャズ演奏にユーモアを取り入れる重要性を示しているのですね。
本作も収録されている1953年にトロントで行われた「Jazz at Massey Hall」のライブ録音は、チャーリー・パーカーさんとガレスピーさんの最後の共演として知られています。
ジャズファンはもちろん、音楽の自由と創造性に触れたい方にもおすすめの1曲です。
Goodbye Pork Pie HatCharles Mingus

ジャズの名盤『Mingus Ah Um』に収録された本作は、チャールズ・ミンガスさんが1959年に制作した楽曲です。
サックス奏者レスター・ヤングへの哀悼の意を込めて作曲されたこの曲は、ジャズの標準曲として広く認識されるようになりました。
ミンガスさんのベースプレイとアンサンブルのアレンジメントを通じて、ヤングさんの生涯と遺産への敬意を捧げています。
曲は、ホレス・パーランさんによる繊細なピアノイントロから始まり、ジョン・ハンディさんとブッカー・アービンさんのサックスソロが感情的な重みを増しています。
深い悲しみと喪失感を表現したインストゥルメンタルは、多くのジャズファンの心を掴んで離しません。
ジャズの進化における重要な1曲として、音楽が人の本質を捉える力を持つことの証となっているのです。
MantecaDizzy Gillespie

アフロキューバンジャズの礎となる楽曲であり、ジャズの歴史に残る名演として知られています。
1947年12月30日にディジー・ガレスピーさんとそのオーケストラによって初めて録音されたこの曲は、アフリカ系キューバのリズムとアメリカのジャズの融合を象徴しています。
クラベと呼ばれるリズムパターンを基調とし、複雑な和声やリズム、即興演奏が特徴的です。
本作は、ガレスピーさんが当時のアメリカの人種的緊張を暗示しつつ、音楽を通じて新たな文化的交流の可能性を示した意欲作と言えるでしょう。
ジャズ初心者の方にもおすすめの一曲です。
The Shadow of Your SmileJoe Pass

「ギターだけの世界」妙に神妙になる作品です。
ジョー・パスは晩年、ガットギターだけによる独特のジャズの世界を築きあげました。
そのサウンドは茶の湯に似た面持ちがあります。
不必要なものはすべて取り除き。
ギターだけ。
ジャズというと和室に合わないイメージがありますが。
これは茶室のような薄暗い場所でも映えるような音楽です。
不思議なもので、「詫寂」と「枯れ」似たような心を感じます。
若い僕にはまだまだ理解できない名人の境地です。
A Night In TunisiaCharlie Parker

「ビバップ奏法」の父こと通称Bard(チャーリー)とマイルスの競演の一曲。
アドリブ担当時に和音を分解し、スイングしながら再構成するという「ビバップ」が生まれるまで苦労があったそうで。
あんまりにもメチャクチャなのでドラムの人にシンバルを投げつけられたとかなかったとか。
【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(41〜50)
DjangoModern Jazz Quartet

ジャズの歴史に残る名曲として知られる本作は、1954年にジョン・ルイスさんによって作曲された楽曲です。
前年に亡くなったジャンゴ・ラインハルトさんへのオマージュとして書かれた本作は、深い悲しみと哀愁を帯びたディルジュのようなテーマから始まります。
曲構成は従来のAABA形式とは異なる独特のものとなっており、ブルースの影響を受けつつも、J.S.バッハへのオマージュも含んでいるのが特徴です。
2000年には、NPRによる20世紀のアメリカ音楽作品100選にも選ばれるなど、その音楽性は高く評価されています。
ジャズファンはもちろん、静かな夜にゆったりと音楽を楽しみたい方にもおすすめの一曲です。
Infant EyesWayne Shorter

ウェイン・ショーターさんが自身の娘の無邪気な瞳を見てインスピレーションを受けて作曲したこの楽曲。
1966年にリリースされた名盤『Speak No Evil』に収録されている本作は、深い感情と複雑なハーモニーが特徴的な美しいバラードです。
メロディとハーモニーは、父親の愛情と娘への思いを反映しているかのように、繊細かつ優美な響きを奏でています。
フレディ・ハバードさんやハービー・ハンコックさんといった著名なジャズミュージシャンも参加しており、モダンジャズの新たな地平を切り開いた作品として高く評価されています。
静かな夜に一人でじっくり聴きたい、あるいは大切な人と共に心を通わせたい時におすすめの一曲です。





