RAG MusicJazz
素敵なジャズ
search

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲

ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。

モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。

モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。

今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。

ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(31〜40)

Five Spot After DarkCurtis Fuller

トロンボーン・テナーサックスのハーモニーが男臭さを非常によく表現しています。

アルト楽器がリードをとっていないので、妙に燻し銀。

それでいてきちんとスイングしていて重たい感じはしません。

世の中のおとうさんはがんばってるんだよ。

酒は当然呑む。

It Never Entered My MindStan Getz

ジャズ界の貴公子スタン・ゲッツ。

この作品はストリングスアレンジ+ジャズサックスという構成。

ルパン三世の大野雄二など非常に影響をうけたのではないかという次第です。

とにかく夕焼けが似合う。

さあもうすぐ日は落ちるよ。

もう明日にしよう。

DjangoModern Jazz Quartet

ジャズの歴史に残る名曲として知られる本作は、1954年にジョン・ルイスさんによって作曲された楽曲です。

前年に亡くなったジャンゴ・ラインハルトさんへのオマージュとして書かれた本作は、深い悲しみと哀愁を帯びたディルジュのようなテーマから始まります。

曲構成は従来のAABA形式とは異なる独特のものとなっており、ブルースの影響を受けつつも、J.S.バッハへのオマージュも含んでいるのが特徴です。

2000年には、NPRによる20世紀のアメリカ音楽作品100選にも選ばれるなど、その音楽性は高く評価されています。

ジャズファンはもちろん、静かな夜にゆったりと音楽を楽しみたい方にもおすすめの一曲です。

Infant EyesWayne Shorter

Infant Eyes (Remastered1998/Rudy Van Gelder Edition)
Infant EyesWayne Shorter

ウェイン・ショーターさんが自身の娘の無邪気な瞳を見てインスピレーションを受けて作曲したこの楽曲。

1966年にリリースされた名盤『Speak No Evil』に収録されている本作は、深い感情と複雑なハーモニーが特徴的な美しいバラードです。

メロディとハーモニーは、父親の愛情と娘への思いを反映しているかのように、繊細かつ優美な響きを奏でています。

フレディ・ハバードさんやハービー・ハンコックさんといった著名なジャズミュージシャンも参加しており、モダンジャズの新たな地平を切り開いた作品として高く評価されています。

静かな夜に一人でじっくり聴きたい、あるいは大切な人と共に心を通わせたい時におすすめの一曲です。

Autumn LeavesMiles Davis Quintet

「ジャズ」といえば「枯葉」そう。

この録音です。

トランペットは「マイルス」が担当しています。

木枯らしのようなマイルスのトランペット。

秋空の陽だまりのような温もりを感じさせるアダレイのサックス。

この対比がまさに「秋」を表現しておりとても叙情的です。

日本で人気ナンバー1の楽曲です。

一人で泣きたいときにおすすめです。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(41〜50)

A Night In TunisiaCharlie Parker

Miles Davis & Charlie Parker – A Night In Tunisia
A Night In TunisiaCharlie Parker

「ビバップ奏法」の父こと通称Bard(チャーリー)とマイルスの競演の一曲。

アドリブ担当時に和音を分解し、スイングしながら再構成するという「ビバップ」が生まれるまで苦労があったそうで。

あんまりにもメチャクチャなのでドラムの人にシンバルを投げつけられたとかなかったとか。

Blue in GreenMiles Davis

Miles Davis – Blue In Green (Official Audio)
Blue in GreenMiles Davis

モーダル・ジャズの傑作として知られる名盤『Kind of Blue』に収録されたこの曲は、マイルス・デイビスさんとビル・エヴァンスさんの共作とされる美しいバラードです。

1959年3月2日、ニューヨークのコロンビア30thストリートスタジオでレコーディングされました。

繊細で抒情的なメロディーは、聴く者の心に深い感動を与えます。

デイビスさんのトランペット、コルトレーンさんのサックス、エヴァンスさんのピアノが織りなす演奏は、まさに「比類なき叙情性の傑作」と評されるほど。

ジャズのスタンダードナンバーとして多くのミュージシャンにカバーされ、今なお愛され続けている本作。

静かな夜に一人で聴きたい、心に響く一曲です。