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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲

ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。

モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。

モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。

今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。

ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(21〜40)

ConcordeModern Jazz Quartet

The Modern Jazz Quartet – Concorde (1955).
ConcordeModern Jazz Quartet

曲のジャケット見てのとおりのフランス、コンコルド広場。

バロック音楽のフーガ形式をとりれたクラッシク的なアレンジはスイングととてもよい形でマッチしています。

バロック音楽もビバップ奏法もメロディの変化はとても似ているところがあります。

温故知新を感じさせてくれる曲です。

ヴィブラフォンの音がとても心地よい。

ブランデーが似合う。

Goodbye Pork Pie HatCharles Mingus

ジャズの名盤『Mingus Ah Um』に収録された本作は、チャールズ・ミンガスさんが1959年に制作した楽曲です。

サックス奏者レスター・ヤングへの哀悼の意を込めて作曲されたこの曲は、ジャズの標準曲として広く認識されるようになりました。

ミンガスさんのベースプレイとアンサンブルのアレンジメントを通じて、ヤングさんの生涯と遺産への敬意を捧げています。

曲は、ホレス・パーランさんによる繊細なピアノイントロから始まり、ジョン・ハンディさんとブッカー・アービンさんのサックスソロが感情的な重みを増しています。

深い悲しみと喪失感を表現したインストゥルメンタルは、多くのジャズファンの心を掴んで離しません。

ジャズの進化における重要な1曲として、音楽が人の本質を捉える力を持つことの証となっているのです。

Salt PeanutsDizzy Gillespie

ビバップの名曲として知られるこの楽曲は、エネルギッシュでハッピーな雰囲気が特徴的です。

ディジー・ガレスピーさん、ケニー・クラークさんとの共作で1941年に作曲された本作は、「Salt Peanuts!」という遊び心溢れるフレーズが印象的で、ジャズ演奏にユーモアを取り入れる重要性を示しているのですね。

本作も収録されている1953年にトロントで行われた「Jazz at Massey Hall」のライブ録音は、チャーリー・パーカーさんとガレスピーさんの最後の共演として知られています。

ジャズファンはもちろん、音楽の自由と創造性に触れたい方にもおすすめの1曲です。

Body and SoulColeman Hawkins

ジャズの歴史に残る名演奏として知られるこの曲は、コールマン・ホーキンスさんのテナーサックスによる即興演奏の傑作です。

1939年10月、ニューヨークのスタジオで録音された本作は、ジャズの即興演奏の新たな地平を切り開きました。

ホーキンスさんの力強いサウンドと探求的なハーモニーへのアプローチは、多くのミュージシャンに影響を与え続けています。

この曲は、深い愛と憧れを表現した歌詞を持つジャズスタンダードですが、ホーキンスさんのバージョンはインストゥルメンタルとして、その技術と表現力の全てが詰まっています。

ジャズの醍醐味を味わいたい方や、サックスの魅力に触れたい方におすすめの一曲です。

MantecaDizzy Gillespie

アフロキューバンジャズの礎となる楽曲であり、ジャズの歴史に残る名演として知られています。

1947年12月30日にディジー・ガレスピーさんとそのオーケストラによって初めて録音されたこの曲は、アフリカ系キューバのリズムとアメリカのジャズの融合を象徴しています。

クラベと呼ばれるリズムパターンを基調とし、複雑な和声やリズム、即興演奏が特徴的です。

本作は、ガレスピーさんが当時のアメリカの人種的緊張を暗示しつつ、音楽を通じて新たな文化的交流の可能性を示した意欲作と言えるでしょう。

ジャズ初心者の方にもおすすめの一曲です。