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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲

ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。

モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。

モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。

今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。

ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(21〜30)

DesafinadoStan Getz feat. João Gilberto

Stan Getz feat. João Gilberto – Desafinado (Visualizer)
DesafinadoStan Getz feat. João Gilberto

春の日差しのように温かく洗練された音色が心を包み込みます。

アメリカのジャズサックス奏者スタン・ゲッツさんとブラジルのギタリスト、ジョアン・ジルベルトさんが紡ぎ出す優美なメロディは、愛の不協和音の美しさを巧みに表現しています。

ボサノヴァへの批判に対する反論として生まれた本作は、1964年のアルバム『Getz/Gilberto』に収録され、シンコペーションと複雑な和音進行が織りなす独特の浮遊感で聴く人を魅了します。

ゲッツさんの滑らかなテナーサックスとジルベルトさんの繊細なギター、そして囁くようなボーカルが見事に調和した一曲は、新しい季節の始まりを感じる朝の散歩や、穏やかな午後のティータイムにぴったりです。

Un Poco LocoBud Powell

Un Poco Loco (Remastered 1998/Rudy Van Gelder Edition)
Un Poco LocoBud Powell

モダンジャズの歴史に残る名曲として知られる本作は、ジャズピアノの新たな可能性を切り開いた作品として高く評価されています。

複雑なハーモニーとリズムが織りなす独特の世界観は、パウエルさんの天才的な才能と精神的な葛藤が融合した結果生まれたものと言えるでしょう。

1951年5月1日にブルーノートレコードから発表された本作は、ジャズ評論家たちからも絶賛され、ジャズの巨匠たちにも多大な影響を与えました。

アフロキューバンジャズの要素を取り入れた斬新なアプローチは、当時のジャズシーンに新風を吹き込み、今なお多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。

ジャズの奥深さや魅力を存分に味わいたい方にぜひおすすめの一曲です。

Round About MidnightMiles Davis

Miles Davis – ‘Round Midnight (Official Audio)
Round About MidnightMiles Davis

モダンジャズは彼に始まり彼に終わったといっても過言ではありません。

「ビバップの破壊者」にして「モダンジャズの破壊者」この時代、マイルスの繊細なサウンドは当時のムーブメントから異色と思われるほどに叙情的です。

My Foolish HeartBill Evans

「邦題:愚かなり我が心」ぜひ心がくたびれたときに聴いて欲しい一曲です。

「モード奏法」といえば「ビル・エバンス」「ビル・エバンス」といえば「愚かなり我が心」それくらい有名な曲です。

きちんとクラッシックを学ばれたプレイヤーさんで。

調性感があいまいで和音の構成にとらわれないモード奏法をみごとに演じたすばらしい一曲です。

まるで近代クラッシックを聴いているように心ゆったりと一人でBarで聴くのに最適です。

ConcordeModern Jazz Quartet

The Modern Jazz Quartet – Concorde (1955).
ConcordeModern Jazz Quartet

曲のジャケット見てのとおりのフランス、コンコルド広場。

バロック音楽のフーガ形式をとりれたクラッシク的なアレンジはスイングととてもよい形でマッチしています。

バロック音楽もビバップ奏法もメロディの変化はとても似ているところがあります。

温故知新を感じさせてくれる曲です。

ヴィブラフォンの音がとても心地よい。

ブランデーが似合う。

OrnithologyCharlie Parker

チャーリー・パーカーさんのニックネーム「バード」にちなんで名付けられた本作は、ビバップジャズの金字塔として知られています。

1946年3月28日に初録音されたこの曲は、パーカーさんの革新的なアプローチを象徴しており、複雑なメロディラインとリズミカルな挑戦が聴く人を魅了します。

既存の「How High the Moon」のコード進行に新たなメロディを乗せた手法は、ジャズの可能性を広げ、多くのミュージシャンに影響を与えました。

ジャズの歴史に残る重要な1曲として、1989年にはグラミーの殿堂入りも果たしています。

技術的に高度な演奏を要する本作は、ジャズ愛好家はもちろん、音楽の新たな境地を探る人にもおすすめです。

I Remember CliffordLee Morgan

I Remember Clifford (Rudy Van Gelder Edition / Remastered 2007)
I Remember CliffordLee Morgan

「もう一人の天才」が「先に逝ってしまった天才」に捧げる一曲です。

本当に悲しくなければ、こんな音が出るはずがありません。

リー・モーガンの代表的な録音です。

クリフォードには無い「トッポさ」「色気」を持つ人気プレイヤーです。

当然、女子にモテまくった「リー・モーガン」33歳のとき、ガールフレンドにピストルで撃たれ、クリフォードのとこへ逝きました。