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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲

ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。

モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。

モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。

今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。

ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(21〜40)

The Shadow of Your SmileJoe Pass

「ギターだけの世界」妙に神妙になる作品です。

ジョー・パスは晩年、ガットギターだけによる独特のジャズの世界を築きあげました。

そのサウンドは茶の湯に似た面持ちがあります。

不必要なものはすべて取り除き。

ギターだけ。

ジャズというと和室に合わないイメージがありますが。

これは茶室のような薄暗い場所でも映えるような音楽です。

不思議なもので、「詫寂」と「枯れ」似たような心を感じます。

若い僕にはまだまだ理解できない名人の境地です。

DjangoModern Jazz Quartet

ジャズの歴史に残る名曲として知られる本作は、1954年にジョン・ルイスさんによって作曲された楽曲です。

前年に亡くなったジャンゴ・ラインハルトさんへのオマージュとして書かれた本作は、深い悲しみと哀愁を帯びたディルジュのようなテーマから始まります。

曲構成は従来のAABA形式とは異なる独特のものとなっており、ブルースの影響を受けつつも、J.S.バッハへのオマージュも含んでいるのが特徴です。

2000年には、NPRによる20世紀のアメリカ音楽作品100選にも選ばれるなど、その音楽性は高く評価されています。

ジャズファンはもちろん、静かな夜にゆったりと音楽を楽しみたい方にもおすすめの一曲です。

Five Spot After DarkCurtis Fuller

トロンボーン・テナーサックスのハーモニーが男臭さを非常によく表現しています。

アルト楽器がリードをとっていないので、妙に燻し銀。

それでいてきちんとスイングしていて重たい感じはしません。

世の中のおとうさんはがんばってるんだよ。

酒は当然呑む。

It Never Entered My MindStan Getz

ジャズ界の貴公子スタン・ゲッツ。

この作品はストリングスアレンジ+ジャズサックスという構成。

ルパン三世の大野雄二など非常に影響をうけたのではないかという次第です。

とにかく夕焼けが似合う。

さあもうすぐ日は落ちるよ。

もう明日にしよう。

Organ Grinder SwingJimmy Smith

ジャズオルガンの革新者ジミー・スミスさんが1965年にリリースしたアルバム『Organ Grinder Swing』のタイトル曲は、軽快でダンサブルなナンバーです。

スミスさんの華麗なハモンドB-3オルガンの演奏が光る本作は、ブルースとジャズの要素を巧みに融合させた魅力的な1曲。

ケニー・バレルさんのギターとグラディ・テイトさんのドラムとの絶妙な掛け合いも聴きどころです。

米国ビルボード200で15位を記録し、31週間チャートインした人気作。

ジャズ初心者の方にもおすすめで、リラックスした雰囲気の中でジャズの醍醐味を味わえる1曲です。