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【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲

ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。

モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。

モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。

今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。

ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【ジャズの王道】モダンジャズの名曲。一度は聴きたい人気曲(41〜50)

Lament For A Fallen Matadorjim hall

もとの曲はバロック音楽のアルビノー二のアダージョです。

ジャズにはバロック音楽との親和性がるのか、それとも西洋の人の原点に「罪」「悲しみ」「憂い」そのような「深刻なほどがっかり感」が存在するのかはわかりません。

ですが、哀愁はやはり人の心を打ちます。

不思議なものです。

そして、そっと肩に手を添えられるような、アート・ファーマーのフリュウゲルホンの音色が涙を誘います。

Autumn LeavesMiles Davis Quintet

「ジャズ」といえば「枯葉」そう。

この録音です。

トランペットは「マイルス」が担当しています。

木枯らしのようなマイルスのトランペット。

秋空の陽だまりのような温もりを感じさせるアダレイのサックス。

この対比がまさに「秋」を表現しておりとても叙情的です。

日本で人気ナンバー1の楽曲です。

一人で泣きたいときにおすすめです。

Blues For MilesFreddie Hubbard

Freddie Hubbard Quartet – Blues For Miles
Blues For MilesFreddie Hubbard

かなり最近の曲です。

厳密にはモダンジャズではないですが、モダンジャズ=マイルスデイビスといっても過言ではありません。

そのマイルスデイビスに対するリスペクト曲です。

ブルース・ビバップ・モード・フリー・エレクトリックとマイルスが歩んでいった歴史を表現したような作品です。

ジャズの柔軟性を感じる一曲。

キメラの音楽といわれてしまうかもしれませんね。

Desmond BluePaul Desmond

「おやおや、どちらからか迷い込まれたようですね」そんな声が聴こえてきそうな、なぞめいた女性の横顔が特徴的なジャケット。

サックスを吹く際に息を多く吹き込まれているため、まるで女性がため息をついているよう。

アジア的なエキゾチックなメロディ。

オーケストレーションのすばらしさ。

ジャズとしてではなく非常に音楽的にも完成度が高い。

長いシガレットホルダーと青紫の煙が目に浮かびます。

Memory秋吉敏子

モダンジャズというと、アメリカ人にしか有名なミュージシャンはいないのか?

そんなことはありません。

日本人で一人います。

女性であるのにもかかわらず。

単身アメリカに渡った秋吉敏子さん。

この曲が収録されたアルバムはグラミー候補に選ばれるほどすばらしい作品です。

東洋のペンタトニック的な音階とジャズが融合し。

非常にオリジナリティの高い作品となっています。

ぜひお聴きください。

The CatJimmy Smith

「抜き足・差し足・忍び足」愉快な猫たちの営みが伝わる。

オルガン(ハモンド)ジャズの代名詞です。

クロスオーバーの時代、ジミーのプレイはビバップ奏法ではなく。

あくまで「ブールス・スケールで押し切る」徹底振り。

アメリカではジャズマンのことをスラングで「Cat」といいます。

音楽家の生き様が表現されたすばらしいメロディ。

「どっこい問屋は卸しません」とコミカルで生き物臭い大好きな曲です。

Work SongNat Adderley

コルネットという楽器を知っていますか?

ジャズでよく用いられるトランペットのような楽器です。

このコルネットの使い手としてとくに有名なのが、ナット・アダレイさん。

そんな彼の代表曲が、『Work Song』です。

日本では、タモリさんが歌っているイメージが強いですよね。

実はこの曲には当初、歌詞はなく、後から付けられ、タモリさんは、それを替え歌にしているんです。

この機会に、オリジナルの『Work Song』の魅力も知っていただけたらと思います。