ジャズの中でもよく耳にする「モダンジャズ」って何のことだろう……そんな疑問を持たれているジャズ初心者の方、いらっしゃいませんか。
モダンジャズは、主にジャズの歴史の中でも1940年代半ばから後半にかけて生まれた「ビバップ」から、1950年代後半に登場したモードジャズまでのことを総称したものなのですね。
モダンジャズはいわゆる「王道のジャズ」と言い換えても間違いではないですし、ジャズの歴史に残る名盤や名曲の数々はモダンジャズ時代に多く生まれています。
今回の記事では、そんなモダンジャズの名曲たちをまとめてご紹介しています。
ジャズを聴いてみたいという方、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
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Giant StepsJohn Coltrane

モダンジャズの金字塔として知られるこの作品は、複雑なハーモニーと迅速に変化するコード進行が特徴的です。
1960年にアトランティック・レコードからリリースされたアルバム『Giant Steps』に収録されており、ジョン・コルトレーンさんが同レーベルと契約後、初めてリーダーとして制作した作品なのですね。
本作は、コルトレーンさんが1957年にセロニアス・モンクと共演した経験を活かし、ジャズの新たな地平を切り開いた革新的な一曲といえます。
ジャズの歴史に深い興味を持つ方や、技術的な挑戦を求めるミュージシャンの方におすすめの一曲です。
Waltz For DebbyBill Evans

普段ジャズを聴かない方でも、ビル・エヴァンスさんの名前は知っているのではないでしょうか。
彼は、リズミカルなピアノのメロディをジャズに持ち込んだといわれている人物。
それまでの静かなピアノの演奏とは異なる、明るい雰囲気のメロディは多くの人に愛されました。
また、現在のピアニストたちにも大きな影響を与えています。
そんな彼が1961年に、あのヴィレッジ・ヴァンガードで収録した曲が『Waltz For Debby』。
当時のジャズクラブの雰囲気を感じたい方にもオススメですよ!
So WhatMiles Davis

モダンジャズを語るうえで欠かせない人物がいるとすれば、それはマイルス・デイヴィスさんでしょう。
彼はモダンジャズの帝王と呼ばれたトランペット奏者です。
そんな彼の魅力を知るには、実際に曲を聴いてみるのが一番です。
中でもオススメなのが、『So What』。
こちらは、1959年にリリースされたアルバム『Kind of Blue』に最初に収録されている楽曲。
そのため、これからアルバムを聴く者の期待を高めるような、リズミカルな作品に仕上がっています。
『So What』を聴く際は、ぜひアルバムを通して聴いてみてください。
よりマイルス・デイヴィスさんの世界観を感じられると思いますよ。
My Funny ValentineChet Baker

モダンジャズの世界にも、甘いルックでファンを魅了したアイドル的存在の人物がいました。
それが、チェット・ベイカーさん。
彼はそのアマイマスクから、プリンスオブクールとあだ名されていたんです。
また、彼はトランペット奏者でありながら、ボーカルも務めることでも有名だったんですよ。
そんなチェット・ベイカーさんの最大のヒット曲が、『My Funny Valentine』。
こちらは、1937年にリリースされた同名曲をカバーしたもの。
もともとはミュージカルで使用されていた楽曲なので、ストーリー性の強い歌詞が付いています。
Take FiveDave Brubeck

ジャズの世界には多くの名曲がありますよね。
そのなかでも最も売れたシングル曲は何か知っていますか?
実は『Take Five』という曲なんです。
日本のテレビ番組でもよく使用されているので、聴いたことのある方も多いかと思います。
こちらの楽曲を手掛けたのは、三人組のジャズトリオ、デイヴ・ブルーベック・カルテット。
作曲自体は、メンバーのポール・デズモンドさんが担当しました。
この曲の最大の特徴は、5/4拍子であること。
非常に珍しいテンポなので、収録は困難を極めたそうですよ。
ぜひ興味のある方は、演奏にもチャレンジしてみてください。