ムソルグスキーの名曲。人気のクラシック音楽
組曲『展覧会の絵』、『禿山の聖ヨハネ祭の夜』で有名なモデスト・ムソルグスキーの名曲を紹介します。
「展覧会の絵」はラヴェルではないの?
「禿山の一夜」なら聞いたことがあるけどという方も多いかもしれませんが、原曲はもちろんムソルグスキーで、アレンジで演奏されて有名になりました。
実際のムソルグスキーは以外にも管弦楽単体の曲は少なく、歌曲やピアノ曲を多く残しています。
本来のムソルグスキーの音楽をぜひ知って頂きたいと思い、今回はそのムソルグスキーの名曲を紹介していきます。
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ムソルグスキーの名曲。人気のクラシック音楽(1〜10)
瞑想曲-アルバムの綴り ニ短調(Medetation-Feuillet d’album d-moll)Modest Petrovich Mussorgsky

この1曲は、繊細な感情表現と深い内面の探求が特徴的です。
ニ短調の穏やかなメロディが、静かな瞑想的な雰囲気を醸し出し、聴く人の心に深く響きます。
ゆっくりとしたテンポで進行する音楽は、作曲家の心の動きを映し出すかのよう。
シンプルながら感情が豊かな表現が魅力で、ピアノの音色だけで様々な感情を喚起させます。
内省的な時間を過ごしたい方や、深い音楽表現を味わいたい方におすすめの一曲です。
1880年に作曲されたこの楽曲は、今なお多くの人々の心を捉えて離しません。
紡ぎ女(1871)Modest Petrovich Mussorgsky

ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーによる静謐な名曲です。
紡ぎ女の労働を描いた曲で、軽快なリズムと繊細なメロディが特徴的です。
8分の9拍子を基調としつつ、8分の12拍子を織り交ぜることで、糸を紡ぐ動作の繰り返しと、その中に潜む感情の揺れを表現しています。
1872年にサンクト・ペテルブルクで発表され、当時の音楽シーンに一定の影響を与えました。
紡ぎ女の日々の営みや、その背後にある感情を巧みに描き出した本作は、ロシアの民俗音楽に興味がある方や、繊細な音楽表現を楽しみたい方におすすめです。
組曲「展覧会の絵」より、キエフの大門Modest Petrovich Mussorgsky

組曲『展覧会の絵』の中で、最も代表とする名曲です。
驚きの光景を通して日本の魅力を発見するテレビ朝日の番組『ナニコレ珍百景』で、驚きや衝撃の光景を紹介するBGMとして流れ、一部は聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。
キエフの大門とは黄金の門とも言われ、ウクライナの首都キーウの歴史的地区にある史跡、キエフ大公国時代のキエフの中央門のことです。
ピアノ版が原曲ですが、ラヴェル編曲によるオーケストラでの演奏版もよく知られており、大合奏によるロングトーンの迫力は圧巻です。
モデスト・ムソルグスキーは10枚の絵を見てインスピレーションを得て作曲したそうですが、実際の絵の場所を見に行くともしかしたら珍百景が見られるかもしれませんね。
組曲最後の曲なので、通して聞くと大感動するでしょう。
ムソルグスキーの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)
イエス・ナヴィヌス(ヨシュア)Modest Petrovich Mussorgsky

聖書の物語を題材にした合唱曲で、カナンの地を征服するヨシュアの勝利を描いています。
力強い合唱とピアノ伴奏が特徴的で、聖書の世界観を音楽で表現しています。
作曲は1874年から1877年にかけて行われ、モデスト・ムソルグスキーの宗教的な信念が反映されています。
神への信仰と戦いの勇気が込められた歌詞は、聴く人の心に響きます。
ロシアの伝統音楽の要素も取り入れられており、民族色豊かな曲調も魅力です。
宗教音楽や合唱曲に興味がある方、聖書の物語を音楽で体験したい方におすすめの一曲です。
古典様式による交響的間奏曲Modest Petrovich Mussorgsky

古典的な様式を取り入れながらも、独自の音楽表現を追求した一曲です。
オーケストラによる重厚な響きが特徴的で、古典的な形式の中にモデスト・ムソルグスキーらしい陰影のあるメロディが織り込まれています。
静かな導入から次第に高揚感を増していく展開は、聴く者の心を捉えて離しません。
1867年に完成されたこの作品は、ムソルグスキーの音楽的な探求心を示す重要な一曲といえるでしょう。
クラシック音楽に親しみたい方や、ロシア音楽に興味がある方におすすめです。
また、音楽の形式や構造に関心がある方にとっても、興味深い聴き所が多い作品となっています。
村にて ニ長調(Au village D-Dur)Modest Petrovich Mussorgsky

ピアノソロの名曲が、明るく軽やかなメロディーと自然を描写するような音楽で魅了します。
作曲家の故郷への愛情が込められた作品で、聴く人に田舎のまったりとした雰囲気を感じさせます。
1880年頃に作られた本作は、民俗音楽の要素を取り入れたロシア音楽の特徴をよく表しています。
田園風景を音で表現した珠玉の一曲で、ロシアの自然や文化に興味がある方におすすめです。
クラシック音楽入門にも適していて、穏やかな気分になりたい時にぴったりの曲です。
歌劇「ソローチンツィの定期市」序曲Modest Petrovich Mussorgsky

ロシア民謡の影響を受けたモデスト・ムソルグスキーによる壮大な序曲です。
ウクライナの村祭りを舞台に、にぎやかな市場の様子や村人たちの生活を生き生きと描いています。
トランペットやティンパニが奏でる力強いリズムが印象的で、民俗音楽の要素を巧みに取り入れた独創的な音楽表現が特徴です。
1911年3月に初演された本作は、ロシア音楽の革新性を示す重要な作品として評価されています。
クラシック音楽に興味のある方や、ロシアの民族音楽を感じたい方におすすめの一曲です。