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ムソルグスキーの名曲。人気のクラシック音楽

組曲『展覧会の絵』、『禿山の聖ヨハネ祭の夜』で有名なモデスト・ムソルグスキーの名曲を紹介します。

「展覧会の絵」はラヴェルではないの?

「禿山の一夜」なら聞いたことがあるけどという方も多いかもしれませんが、原曲はもちろんムソルグスキーで、アレンジで演奏されて有名になりました。

実際のムソルグスキーは以外にも管弦楽単体の曲は少なく、歌曲やピアノ曲を多く残しています。

本来のムソルグスキーの音楽をぜひ知って頂きたいと思い、今回はそのムソルグスキーの名曲を紹介していきます。

ムソルグスキーの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)

組曲『展覧会の絵』より「キエフの大門」(The Great Gate of Kiev (Pictures at an Exhibition))Modest Mussorgsky

壮大な鐘の響きで始まり、堂々としたリズムが展開されるこの曲は、聴く者に深い感動を与えます。

荘厳な主題と静かなメロディが交錯し、キエフの大門の威厳と宗教的な敬虔さを見事に表現しています。

1874年に作曲されたこの作品は、ロシアの民族主義と西洋音楽の融合を象徴する重要な楽曲です。

壮大なスケールと色彩が豊かな音楽表現を楽しみたい方におすすめです。

また、ロシアの歴史や文化に興味がある方にとっても、魅力的な一曲となるでしょう。

組曲『展覧会の絵』より「バーバ・ヤーガ」(Baba Yaga (Pictures at an Exhibition))Modest Mussorgsky

ロシアの5人組の一人、モデスト・ムソルグスキーの代名詞となっている名曲です。

その曲名にある『魔女』とは、ロシアの民間伝承に登場する恐ろしい存在『バーバ・ヤーガ』のことを指し、鉄の臼に乗って空を飛ぶという特徴的な姿が音楽で表現されています。

組曲『展覧会の絵』の中でも特に印象的な曲で、ムソルグスキーの中では最も有名な曲であり、この曲を良く知っているとムソルグスキーという作曲家も知るべき楽曲です。

オーケストラのコンサートなどで、組曲とは独立に演奏されることも多く、不気味さや荒々しさを表現したい方におすすめです。

映画やテレビ番組のBGMとしても使用され、緊迫感のあるシーンで効果的に用いられています。

ゲーム音楽や映画音楽のような曲想を探しているピアノ中級者にぜひチャレンジしてほしい曲ですね!

組曲『展覧会の絵』より「プロムナード」(Promenade(Pictures at an Exhibition))Modest Mussorgsky

『ムソルグスキー:展覧会の絵~プロムナード』(Mussorgsky, Pictures at an Exhibition~Promenade)(ピアノ楽譜)
組曲『展覧会の絵』より「プロムナード」(Promenade(Pictures at an Exhibition))Modest Mussorgsky

ピアノ組曲『展覧会の絵』の一部で、展覧会を歩き回る様子を音楽で表現した曲です。

5/4拍子と6/4拍子が交互に現れる独特のリズムが特徴で、ロシアの民族音楽の影響を感じさせる旋律が印象的です。

展示されている1枚の絵から次の絵に歩いていく様子とその心情が音楽から伝わってきますね。

力強く堂々とした曲調からは、作曲者の友人への敬意や思い出への感慨も感じられます。

ピアノ初心者の方にもおすすめの曲で、両手で同じ旋律を弾くユニゾン奏法を学ぶのにも適しています。

発表会でも映えるので、ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。

クリミア南岸にて 第1曲「グルズフ・ウ・アユ=ダガ」Modest Mussorgsky

ロシア国民楽派を代表する作曲家モデスト・ムソルグスキーが遺した珠玉のピアノ作品『クリミア南岸にて』。

第1曲『グルズフ・ウ・アユ=ダガ』は、彼が晩年にクリミア半島を訪れた際に感じた風景や自然の美しさを、情感あふれる音楽にのせて表現した名曲です。

ムソルグスキー独特のドラマチックで豊かな表現力と、民族音楽的な要素を取り入れたハーモニーが絶妙に絡み合い、訪れた地の風景を鮮やかに描き出しています。

クリミアの自然が織りなす壮大な情景を、ピアノの音色で余すことなく表現した本作は、クラシック音楽ファンのみならず、音楽を愛するすべての人にオススメしたい1曲です。

クリミア南岸にて 第2曲「バイダルィ」Modest Mussorgsky

ロシア国民楽派の巨匠モデスト・ムソルグスキーが、クリミア半島の美しい風景に感銘を受けて作曲したピアノ曲集『クリミア南岸にて』。

自然の情景を描写する豊かな表現力と民族的な響きが際立つ名曲のなかでも、第2曲「バイダルィ」は特に印象的な作品です。

本作では、ムソルグスキー独特の調性の曖昧さやモーダルな音階の大胆な使用により、風光明媚な海岸線のさまざまな表情が色彩豊かに描かれています。

演奏の難易度は高めですが、感情を揺さぶるロマンティックなメロディと繊細なタッチの妙味は、聴く者の心を魅了してやみません。

クラシック音楽の魅力を堪能したい方にぜひオススメしたい作品です。

歌劇「ソローチンツィの定期市」より「ゴパック」Modest Petrovich Mussorgsky

歌劇「ソローチンツィの定期市(Sorochintsï Fair)」第3幕、第2場より「ゴパック」。

弦楽クヮルテットの演奏は、ヴァイオリン:シリッシュ・マルホトラさん、キャロル・ジョージさん、ヴィオラ:ユーミン・チウさん、チェロ:ビアンカ・メンドンカさん。

歌劇「ホヴァーンシチナ」より、前奏曲「モスクワ川の夜明け」Modest Petrovich Mussorgsky

歌劇「ホヴァーンシチナ(Khovanshchina)」より、前奏曲「モスクワ川の夜明け」。

この未完のオペラは、ロシアの史実「ホヴァーンスキー事件」に基づいて作られた作品です。

演奏は、マリインスキー劇場管弦楽団、パヴェル・スメルコフさんの指揮。