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ムソルグスキーの名曲。人気のクラシック音楽

組曲『展覧会の絵』、『禿山の聖ヨハネ祭の夜』で有名なモデスト・ムソルグスキーの名曲を紹介します。

「展覧会の絵」はラヴェルではないの?

「禿山の一夜」なら聞いたことがあるけどという方も多いかもしれませんが、原曲はもちろんムソルグスキーで、アレンジで演奏されて有名になりました。

実際のムソルグスキーは以外にも管弦楽単体の曲は少なく、歌曲やピアノ曲を多く残しています。

本来のムソルグスキーの音楽をぜひ知って頂きたいと思い、今回はそのムソルグスキーの名曲を紹介していきます。

ムソルグスキーの名曲。人気のクラシック音楽(41〜50)

村にてModest Mussorgsky

ロシアの国民楽派を代表する作曲家集団「ロシア五人組」のひとりであるモデスト・ムソルグスキー。

母親から7歳の頃からピアノの手ほどきを受けるなどし、天賦の才に恵まれたムソルグスキーは、伝統に反発しながらも、人間の話す言葉のすべての微妙な陰影を芸術的に表現しようと努めました。

彼のピアノ曲『村にて』は、ロシアの田舎の素朴な美しさや生活の厳しさを描いた作品で、1880年頃の友人たちとの田舎での経験に触発されて作曲されたといわれています。

歌詞はないものの、ロシアの農村の風景や日常生活のさまざまな側面を音楽で表現し、深い感情と物語性をたたえた曲調は聴く者の心を揺さぶります。

ロシアの自然や文化に興味がある方、感受性豊かな方にオススメの1曲です。

ムソルグスキーの名曲。人気のクラシック音楽(51〜60)

Modest Mussorgsky

Modest Mussorgsky, ‘Une Larme’
涙Modest Mussorgsky

モデスト・ムソルグスキーが晩年に作曲した楽曲『涙』は、彼の内面にある深い悲しみや孤独感を表現しています。

まるで作曲家自身の心の叫びのようなメロディは、聴く者の胸を打つこと間違いなし!

全体を通して個人的な苦悩や絶望感が色濃くにじみ出ている本作からは、ムソルグスキー個人の感情だけでなく、ロシアの民族音楽の影響を受けた独特の音楽的雰囲気も感じられるでしょう。

感情豊かな音楽表現にひかれる方にぜひオススメしたい名曲です。

瞑想曲-アルバムの綴りModest Mussorgsky

ロシアの国民楽派を代表する作曲家のひとり、モデスト・ムソルグスキー。

幼少期から音楽の才能を発揮し、9歳でピアニストとしてデビューを果たします。

彼の作品はロシアの民俗音楽をベースにしつつ、人間の感情を深く掘り下げた表現力が特徴的です。

没後発見されたピアノ曲『瞑想曲-アルバムの綴り』は、穏やかでメランコリックな旋律が印象的な名曲。

シンプルな構成のなかに、作曲家の内省的な思索や人生観が込められています。

演奏者の感情表現が重視される一方、聴き手の心にも静かに寄り添ってくれる温かみのある本作と、ピアノ練習の合間にじっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。

紡ぎ女(スケルツィーノ)Modest Mussorgsky

『紡ぎ女(スケルツィーノ)』は、ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーが1871年に作曲した作品。

8分の9拍子と8分の12拍子が交錯し、16分音符が多用された技巧的な構成となっています。

タイトルからも分かるように、紡ぎ車が回る様子や糸を紡ぐ手の動きを思わせる軽快でリズミカルな表現が特徴的な本作は、大規模な作品ではないものの、ロシア音楽の豊かな伝統を感じられるうえ、ムソルグスキーの作曲技法を体感できる1曲といえます。

組曲「展覧会の絵」Modest Mussorgsky

Evgeny Kissin: Mussorgski – Pictures at an Exhibition
組曲「展覧会の絵」Modest Mussorgsky

ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキー代表曲『展覧会の絵』。

画家だった親友の死を悼み、その追悼展を訪れた際のインスピレーションから生まれた名曲です。

展示された絵画をモチーフにさまざまな情景が鮮やかに描かれ各楽章の間にプロムナードのテーマが組み込まれることで、全体に統一感と緊張感が生まれます。

オーケストラ版のイメージが強い本作、実は原作はピアノのために書かれた作品なんです!

ムソルグスキーのロシア的な個性を十分に味わえるピアノでの演奏にチャレンジしてみませんか?

組曲「展覧会の絵」より「バーバ・ヤガの小屋」Modest Mussorgsky

ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」:バーバ・ヤガの小屋(ラヴェル編) [ナクソス・クラシック・キュレーション #ファンタジー]
組曲「展覧会の絵」より「バーバ・ヤガの小屋」Modest Mussorgsky

ロシア民話を元に作られたモデスト・ムソルグスキーの名曲『組曲「展覧会の絵」より「バーバ・ヤガの小屋」』。

元になった『バーバ・ヤガの小屋』という民話は日本でいうところの『やまんば』のような物語で、おどろおどろしい展開が魅力の作品です。

楽曲の方でもそういった恐怖や不安をあおるようなメロディーに仕上げられています。

現代のノイズミュージックやコンテンポラリー・ミュージックにも通用するような、複雑な構成が印象的な作品です。

組曲「展覧会の絵」第1曲「プロムナード」Modest Mussorgsky

ムソルグスキー/「展覧会の絵」 フレディ・ケンプ Mussorgsky/Pictures at an Exhibition Pf:Freddy Kempf
組曲「展覧会の絵」第1曲「プロムナード」Modest Mussorgsky

音楽の教科書に掲載されたり、テレビ番組やCMに起用されたりと、幅広く親しまれているクラシックの名曲『組曲「展覧会の絵」』。

管弦楽曲のイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、もともとはロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーがピアノ組曲として作曲した作品なんです!

友人のロシア人画家ヴィクトル・ハルトマンの死を悲しみ、絵の展覧会を訪れた際の様子を描いたこの作品。

なかでも『プロムナード』は、第1曲目を飾る華やかで印象的な1曲です。

展覧会が題材の名曲、まさに芸術の秋にピッタリの作品といえるのではないでしょうか。