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沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

沖縄の音楽って独特の雰囲気があって、好きな方多いのではないでしょうか?

沖縄では長い間、独自の文化が育まれています。

そのため、琉球音階のような独特の響きと沖縄の方言による歌詞が相まって、ほかにはない魅力を放っています。

この記事では、そんな沖縄の音楽の中でも長い間大人から子供へ歌い継がれる民謡、わらべ歌をたっぷりと紹介していきますね!

これから紹介する曲を聴いて、あなたも沖縄の心を歌い継いでくださいね。

もくじ

沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜20)

センスル節仲宗根創

センスル節 仲宗根創 沖縄の民謡歌手 歌三線奏者 守礼のしま大会
センスル節仲宗根創

小気味よい沖縄民謡のリズムに乗せて、話し言葉のようにどんどんと語られる様子が印象的ですね!

センスルとは「虫のかげろう」という意味だと解説されることもあるようですが、この『センスル節』の由来は不明だそうです。

この『センスル節』は各地の方言を取り入れてアレンジしながら展開されていきます。

ユーモアを取り入れて笑いを誘いながら歌う姿はまさに伝統芸。

本来音楽というのはこうして人々に楽しまれていたのだなと感じさせられますね。

赤馬節大城師番

沖縄 八重山古典民謡 「赤馬節」 あかんまぶしぃ (本調子)
赤馬節大城師番

「赤馬節」は、宮良村の役人、大城師番が18世紀はじめに作詞作曲したものだと言われています。

この歌は別名「いらさにしゃー」とも呼ばれていて、王が譲れといった名馬が自分のもとに帰ってきた喜びを歌った曲です。

「いらさにしゃー」はうれしいなあ、という意味で、喜ばしい曲であることから祝いの席でもよく歌われています。

うふむらうどぅん

大村御殿 (うふむらうどぅん Uhu-mura Udun) / 内里美香 Mika Uchizato 仲村奈月 Natsuki Nakamura 上間綾乃 Ayano Uema
うふむらうどぅん

沖縄で親しまれている子守歌の一つ。

題名の『うふむらうどぅん』とは大村御殿のことで、当時の王子が住んでいた場所だそう。

ピアノと三線の伴奏がしっとりと美しく、聴いていると心が落ち着きますね。

そんな曲の雰囲気とは裏腹に歌詞で描かれているのは、王子が懲らしめた悪い妖僧の霊が大村御殿の前に小刀や包丁を持って立っているという怖いお話。

さらに泣いている子は全員耳を切り落とされるということが歌われています。

しかし最後には「だから泣かないでね」と子供たちをあやすというストーリーが描かれています。

国頭ジントウヨー嘉手苅林昌

自然豊かなヤンバルを舞台にした男女の掛け合いの歌です。

当時の国頭は、山の中にあり生活が困難だったのでしょう。

どんな過酷な環境でも、どんな貧しい生活でも、みんなで協力し合い、心の持ち方や身なりを大切にしていこうというメッセージが込められています。

海ぬチンボーラー仲宗根創

海のチンボーラー 仲宗根創(はじめ) 首里城公園「新春の宴」(首里城で迎える初春の慶び) 新春杜のステージでの唄三線演奏
海ぬチンボーラー仲宗根創

とてもコミカルで盛り上がるので、宴会や民謡酒場でも聴こえることが多い歌です。

沖縄本島北部の離島である伊江島の古い民謡が那覇の遊郭に伝わり、歌詞もメロディも変化して今日に伝えられました。

歌詞はチンボーラーという巻貝の話から海藻、辻、中島、渡地というかつて那覇にあった遊郭で豆を食べた…という内容。

沖縄都市モノレールの旭橋駅の発車メロディーです。