沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
沖縄の音楽って独特の雰囲気があって、好きな方多いのではないでしょうか?
沖縄では長い間、独自の文化が育まれています。
そのため、琉球音階のような独特の響きと沖縄の方言による歌詞が相まって、ほかにはない魅力を放っています。
この記事では、そんな沖縄の音楽の中でも長い間大人から子供へ歌い継がれる民謡、わらべ歌をたっぷりと紹介していきますね!
これから紹介する曲を聴いて、あなたも沖縄の心を歌い継いでくださいね。
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沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(11〜20)
海ぬチンボーラー仲宗根創

とてもコミカルで盛り上がるので、宴会や民謡酒場でも聴こえることが多い歌です。
沖縄本島北部の離島である伊江島の古い民謡が那覇の遊郭に伝わり、歌詞もメロディも変化して今日に伝えられました。
歌詞はチンボーラーという巻貝の話から海藻、辻、中島、渡地というかつて那覇にあった遊郭で豆を食べた…という内容。
沖縄都市モノレールの旭橋駅の発車メロディーです。
ハリクヤマク上間綾乃

踊りの名前である「ハリクヤマク」は、みんなでカチャーシーを踊りながら歌う沖縄民謡です。
ちなみにカチャーシーとは、両手をあげ、体を揺らして速めのテンポで踊る踊りで、体験した方も多いでしょう。
こちらの動画は上間綾乃による歌唱です。
じんじん伊波秋杜

じんじんとはホタルの意味。
子供のころから耳にすることが多い歌のため三線教室の入門などで使われることが多い曲です。
歌詞にある酒屋とは首里の泡盛製造所といわれ、壷屋と久茂地は那覇の地名。
沖縄都市モノレールの奥武山公園駅の発車メロディーです。
月の美しゃ大工哲弘

八重浜地方で歌われている夜の子守歌です。
月の美しさを歌った歌で、まだ満ちていない十三夜の月が一番美しいと歌います。
女性も同じで、みやらびかいしゃとおななつ(女童美しゃ十七ツ)という歌詞は、まだ成熟していない17歳頃の女性がもっとも美しいのだという意味。
沖縄都市モノレールの古島駅の発車メロディーです。
てぃんさぐぬ花

沖縄で古くから親から子へと歌い継がれてきた、温かい教えに満ちた楽曲です。
ホウセンカの花で爪を染めるように、親の教えを心に染み込ませなさいという優しい教えが歌われています。
親の言葉は数えきれない星のようであり、人生の航路を照らす北極星のようなものだという例えに、共感をおぼえる方もいらっしゃるかもしれませんね。
この楽曲は1966年にNHK『みんなのうた』で放送されたことをきっかけに広く親しまれ、近年ではドラマ『ちむどんどん』でも使用されました。
2012年3月には県民投票で県の音楽シンボルにも選ばれています。
加那ヨー節照喜名朝一

かな=愛する人、ということで、かなーよーとは、愛する人よ!!という意味の言葉です。
男女が交互に歌う場合もあります。
沖縄では頻繁に琉球舞踊に使われていて、昔は「かなよー」といえば毛遊びの曲で、この曲をみんなで歌いながらカチャーシーで若い男女が踊っていました。
沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)
ばんがむり

宮古島で昔奉公に出された娘がそこの子供をあやすのに歌われたという歌がこちら。
子供に対する愛情に満ちあふれたこの歌は今日も広く歌われているそうです。
タイトルの「ばんがむり」の意味は「ばん」は私、「むり」が子守りで、私が子守してあげるよ、という意味になるそうです。
沖縄弁がわかると、民謡もより楽しく聴けそうですね。