沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
沖縄の音楽って独特の雰囲気があって、好きな方多いのではないでしょうか?
沖縄では長い間、独自の文化が育まれています。
そのため、琉球音階のような独特の響きと沖縄の方言による歌詞が相まって、ほかにはない魅力を放っています。
この記事では、そんな沖縄の音楽の中でも長い間大人から子供へ歌い継がれる民謡、わらべ歌をたっぷりと紹介していきますね!
これから紹介する曲を聴いて、あなたも沖縄の心を歌い継いでくださいね。
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沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(51〜60)
花ぬ風車桑江知子

サビは自然に体が動きだし、老若男女、広く沖縄県民に愛されている民謡のひとつとなっています。
おじいおばあを大切にする沖縄では、97歳の歳の日を「カジマヤー」として、旧暦の9月7日に村をあげて盛大に祝いますが、その風習からもわかるようにとても愛されている歌です。
沖縄都市モノレールの赤嶺駅の発車メロディーです。
屋嘉節知名定男

沖縄本島中部の東海岸に面した小さな集落、金武町屋嘉地域にある捕虜施設で誕生した歌です。
オリジナル曲は金城守賢作詞、山内盛彬作曲ですが、さまざまな人に歌い継がれ、沖縄戦と戦後の暮らしを盛り込んだ替え歌が多く作られました。
下千鳥松田一利

琉球舞踊でも知られる「浜千鳥」という曲を、さらにゆっくりとしたテンポで作った曲です。
せつなさややるせなさといった人生の側面を歌詞にした「情け歌」です。
こちらの動画は沖縄民謡唄者・松田一利によるものです。
スーリ東節

『スーリ東節』は、明るい曲調でエイサーにはピッタリの1曲。
「スーリ」はいわゆる沖縄の合いの手のような言葉で、さまざまな沖縄民謡に登場します。
また、この曲はほがらかな雰囲気の一方で、歌詞はさまざまな解釈ができるミステリアスな内容となっていて、なかなか奥が深いんですよ。
ちなみに「東」という字は「あがり」と読み、この曲のタイトルはそのまま冒頭の歌詞となっています。
このような形式は沖縄民謡ではよく見られるそうなので、機会があったらぜひ他の例もないか探してみてくださいね。
沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(61〜70)
久高万寿主

『久高万寿主』は「クーダーカー」と呼ばれることもある、エイサーで使われることの多い沖縄民謡です。
久高の万寿主が愛人を探していることを知り、それをはやし立てる様子、まわりの人も巻き込んでいく様子が描かれています。
そこから家々をまわって酒を施してもらうような内容へと展開していき、合いの手などからもにぎやかな雰囲気が伝わってきます。
この家々をまわって酒をもらっていく姿が、踊り念仏として各地を回っていたエイサーの起源と重なるともいわれ、エイサーの定番として定着していった楽曲です。
芭蕉布太田るみ & 伊波勇

沖縄民謡ではめずらしい、主に日本語の歌詞で歌われている歌です。
「わしたしま うちなー」は「私の島 沖縄」の意味。
タイトルの芭蕉布は、主に沖縄の庶民の服に用いられていました。
全体に沖縄の雰囲気がにじむように作られています。
沖縄都市モノレールの儀保駅の発車メロディーです。
女工節我如古より子

太平洋戦争に突入する直前の大不況真っ只中の時代に生まれた歌です。
当時、阪神地方を中心に、沖縄の食糧難を逃れて本土に多くの若い労働力が流れました。
とく に、女性は安い労働力として使われました。
その女性たちの、沖縄を離れ、内地でのつらい生活を歌った悲しい歌です。