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【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚

従来のスタイルで鳴らされるロックの方法論とは違う、さまざまなアイデアや実験的な趣向を凝らして表現する音楽ジャンルがポストロックです。

定義としてはかなり曖昧な上にサブジャンルも多々あるのですが、ポストロックという括りの中でも世界的な成功を収めたバンドやアーティストは少なくありませんし、ここ日本でもポストロックの方法論に影響を受けた多く存在しているのです。

今回の記事では、最近ポストロックに興味を持ち始めた洋楽ファンに向けて「まずはこの1枚」な名盤の数々を一挙ご紹介します!

ポストロック全盛期の1990年代から2000年代のアルバムを中心としたラインアップとなっておりますから、ぜひチェックしてみてくださいね!

【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(11〜20)

Mirrored

AtlasBattles

2000年代中盤以降、まさに「ロックの先」を行く革新的なバンドの1つとしてシーンを激震させた存在といえば、2020年代の現在は2人組として活動を続けるバトルスでしょう。

ドン・キャバレロなどのマスロック・バンドで活動したギタリストのイアン・ウィリアムスさん、90年代のオルタナティブメタル・バンドとして著名なヘルメットの黄金期を支えたドラマーのジョン・ステイナーさん、もとリンクスのデイヴ・コノプカさん、そしてフリージャズの世界で巨匠と呼ばれるアンソニー・ブラクストンさんの実子であるタイヨンダイ・ブラクストンさんという強烈な4人組として2003年に結成された彼らは、他に類を見ない独創的な音楽を鳴らしていた初期のEP作品の時点で注目を集めたバンドでした。

ここ日本では早くから来日公演を果たしてたこともあり、耳の早い音楽ファンの間では話題となっていましたね。

多彩なルーツを持つ彼らの音楽性を一言で述べるのは困難ですが、2007年に満を持してリリースされたデビュー・アルバム『Mirrored』は、ポストロック的なサウンドはもちろん、エレクトロニカなどの電子音楽にハードコアやオルタナティブロックなど、さまざまな要素を圧倒的な演奏技術と先鋭的なセンスで融合させた名盤でありつつ、キャッチーなフックをも兼ね備えたバランスの良い作品として初心者にもぜひオススメしたい逸品ですね。

Selenography

A French GalleasseRachel’s

現在はいわゆるポスト・クラシカルのミュージシャンとして2014年には来日も果たしており、世界中で高い評価を受けるピアニスト兼作曲家、アメリカはケンタッキー州出身のレイチェル・グライムスさんが在籍してたバンドのレイチェルズ。

1990年代の半ばに活動した伝説のポスト・ハードコア系のバンド、RODANのギタリストであったジェイソン・ノーブルさん、そしてレイチェルさんらを中心として1991年に結成されたレイチェルズは、いわゆる伝統的なロックの文脈からは逸脱したサウンドを指向しており、室内楽やマイケル・ナイマンさんなどのミニマル・ミュージックからの影響を感じさせるサウンドが後の「ポスト・クラシカル」の源流としても評価されているのですね。

他の著名なポストロック系のバンドと比べて知名度は劣りますが、ポストロックを掘り下げていく上でレイチェルズの鳴らす音楽はぜひチェックしていただきたいところ。

本稿で取り上げている『Selenography』は1999年にリリースされた、通算4枚目となるアルバム。

ロック的なビートは皆無、上品かつミニマルな室内楽のアンサンブル、そして繊細なハープシコードの音色が胸を打つ珠玉の1枚です。

ハードコア出身のメンバーが中心人物でありながら、このような静ひつな音世界を作り上げたということ自体が興味深いですし、そういった激しい音楽をルーツに持つミュージシャンがポストロックには多く存在しておりますから、そういった点も含めて注目してほしいですね。

Eureka

Ghost Ship in a StormJim O’Rourke

愛嬌のあるルックスも印象的なジム・オルークさんは、革新的かつ先鋭的なミュージシャンとして世界的に有名な存在です。

ソロ・アーティストとしてオリジナル・アルバムや映画のサントラ作品などの素晴らしい作品を発表し続け、ガスター・デ・ソルやソニック・ユースのメンバーとして参加、海外や日本を問わず多くのアーティストのプロデュースなど、オタク気質で多岐に渡る音楽活動とジャンルレスな音楽性を持つオルークさんを何か1つのジャンルにカテゴライズするのは困難なほど。

現在は日本に在住しているオルークさんをポストロックの文脈で語るなら、やはり挙げておきたい作品が1999年にリリースされた名盤ソロ・アルバム『Eureka』でしょう。

日本の漫画家、イラストレーターの友沢ミミヨさんによるインパクトの強いジャケットも印象的な本作は、本人にとっては初となる「歌モノ」指向のアルバムであり、同時に雑食な音楽性に裏打ちされた奇妙なポップさが他にはない個性を生み出した傑作なのですね。

バート・バカラックさんのカバーもさらりと盛り込んだセンス、実に牧歌的な歌心、一音一音に対する偏執的なまでのこだわりなど、ジャケットのイメージ通りどこかブラックなユーモアを兼ね備えたオルークさん流儀のポップネスは、2020年代を過ぎた今だからこそ改めて若い音楽ファンにも聴いてほしいですね!

Svefn-g-englarSigur Rós

アイスランドのポスト・ロック・バンドであるSigur Rósによって、1999年にリリースされたトラック。

彼らの母国外での最初のリリースとなったEPの、タイトル・トラックとして使用されました。

映画「Vanilla Sky」や「Cafe de Flore」などで使用されています。

The Audio PoolThe Album Leaf

The Album Leafは、1998年にカリフォルニア州サンディエゴで結成されたJimmy LaValleによるソロ・ミュージック・プロジェクトです。

このトラックは2001年にリリースされた2枚目のアルバム「One Day I’ll Be on Time」に収録されています。