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【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚

従来のスタイルで鳴らされるロックの方法論とは違う、さまざまなアイデアや実験的な趣向を凝らして表現する音楽ジャンルがポストロックです。

定義としてはかなり曖昧な上にサブジャンルも多々あるのですが、ポストロックという括りの中でも世界的な成功を収めたバンドやアーティストは少なくありませんし、ここ日本でもポストロックの方法論に影響を受けた多く存在しているのです。

今回の記事では、最近ポストロックに興味を持ち始めた洋楽ファンに向けて「まずはこの1枚」な名盤の数々を一挙ご紹介します!

ポストロック全盛期の1990年代から2000年代のアルバムを中心としたラインアップとなっておりますから、ぜひチェックしてみてくださいね!

もくじ

【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(21〜40)

Born Into Trouble as the Sparks Fly UpwardA Silver Mt Zion

A Silver Mt Zion – Born Into Trouble as the Sparks Fly Upward (Full Album) [1080p]
Born Into Trouble as the Sparks Fly UpwardA Silver Mt Zion

カナダ産ポストロックの重要バンド、A Silver Mt Zionさんによるセカンドアルバム。

彼らの音楽は、政治的な内容を含む歌詞と、Efrim Menuckさんの特徴的なギターワーク、弦楽器、テープループ、重いドラムサウンドが特徴です。

本作は2001年10月にリリースされ、David Gordon Green監督の映画『Snow Angels』のクライマックスでも使用されました。

アルバムタイトルは『ヨブ記』からの引用で、人間の苦悩を示唆しています。

失われた世界への悲しみと喪失感を表現しつつ、怒りや緊急性も感じさせる作品となっています。

ポストロックに興味を持ち始めた方や、深い感動を求める音楽ファンにおすすめの1枚です。

IVBadbadnotgood

BADBADNOTGOOD – IV (Full Live Concert)
IVBadbadnotgood

カナダ・トロント出身のBADBADNOTGOODが2016年7月にリリースしたアルバム『IV』は、ジャズとヒップホップの融合を追求した意欲作です。

サミュエル・T・ヘリングさんやコリン・ステットソンさんなど、豪華ゲストを迎えた本作は、70年代のジャズロックの影響を感じさせつつも、現代的な解釈を加えた斬新なサウンドが特徴的。

ドラムのサウンドやアナログシンセと管楽器のアンサンブルなど、細部にわたる工夫が独特の雰囲気を醸し出しています。

ジャズファンはもちろん、新しい音楽体験を求めるリスナーにもおすすめの1枚です。

Tago MagoCan

Can – Tago Mago (Remastered Edition)
Tago MagoCan

ドイツの実験的ロックバンドCanによる名盤『Tago Mago』は、1971年にリリースされたセカンドアルバムです。

サイケデリックな要素と実験的なアプローチが融合した本作は、クラウトロックの金字塔として高く評価されています。

ダモ・スズキさんの独特なボーカルや、バンドメンバーの卓越した演奏技術が織りなす音の実験は、従来のロック音楽の枠を超えた新たな表現を追求しています。

アルバムには魔術や占星術への興味が反映されており、音楽を通じてリスナーをトランス状態へと誘います。

音楽の可能性を追求したいという方や、既存の音楽の枠にとらわれない自由な表現に触れたい方にぜひおすすめしたい1枚です。

FaustFaust

ドイツが誇る実験音楽の先駆者、Faustのデビューアルバムは、クラウトロックの名盤としてその地位を確立しています。

1971年9月にリリースされたこの作品は、従来のロックの枠を超えた革新的なサウンドで、音楽シーンに衝撃を与えました。

透明なビニールディスクに人間の拳のX線写真をプリントするなど、視覚的にも斬新なアプローチを取っています。

本作は、ノイズ、電子音楽、即興演奏を融合させた実験的な音響体験を提供し、後のインダストリアルやノイズミュージックに多大な影響を与えました。

新しい音楽体験を求める冒険心旺盛なリスナーにおすすめの1枚です。

【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(41〜60)

De cercle en cercleFly Pan Am

円から円へと広がっていく独特の音響世界が魅力的な一曲。

モントリオールの実験的ロックバンド、Fly Pan Amが2000年10月にリリースしたEP『Sédatifs en fréquences et sillons』に収録されています。

14分を超える長尺のトラックで、自己言及的な自己批判を一貫して展開しているのが特徴です。

バンド独自の素材を再構築し、妥協のない新しい作曲を生み出すという意欲的な試みが感じられます。

ポストロックや実験的な音楽に興味を持ち始めた方にぜひ聴いていただきたい作品です。

Godspeed You! Black Emperorのメンバーも参加しており、モントリオールの前衛音楽シーンの雰囲気も味わえますよ。

SharpshooterFrom Monument To Masses

From Monument To Massesは、2000年から2010年まで活動をしていたサンフランシスコのポスト・ロック・バンドです。

彼らは政治的な内容と、複雑なリフを重ね合わせ、対話サンプルを挿入したサウンドなどで知られています。

このトラックは2003年のアルバム「The Impossible Leap in One Hundred Simple Steps」に収録されています。