【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚
従来のスタイルで鳴らされるロックの方法論とは違う、さまざまなアイデアや実験的な趣向を凝らして表現する音楽ジャンルがポストロックです。
定義としてはかなり曖昧な上にサブジャンルも多々あるのですが、ポストロックという括りの中でも世界的な成功を収めたバンドやアーティストは少なくありませんし、ここ日本でもポストロックの方法論に影響を受けた多く存在しているのです。
今回の記事では、最近ポストロックに興味を持ち始めた洋楽ファンに向けて「まずはこの1枚」な名盤の数々を一挙ご紹介します!
ポストロック全盛期の1990年代から2000年代のアルバムを中心としたラインアップとなっておりますから、ぜひチェックしてみてくださいね!
【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(41〜50)
SharpshooterFrom Monument To Masses

From Monument To Massesは、2000年から2010年まで活動をしていたサンフランシスコのポスト・ロック・バンドです。
彼らは政治的な内容と、複雑なリフを重ね合わせ、対話サンプルを挿入したサウンドなどで知られています。
このトラックは2003年のアルバム「The Impossible Leap in One Hundred Simple Steps」に収録されています。
【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(51〜60)
Sounds of the SatellitesLaika

叙情的なエレクトロニカやポストロックを融合させた美しい音楽で、独特のサウンドスケープを創り出すLaikaのアルバム。
ヘビーベースとガーグリングエレクトロニクス、ムーディなメロディが絶妙にブレンドされ、マーガレット・フィールダーさんの低音の強さで歌われる楽曲群は、聴く者を魅了します。
1997年2月にToo Pureレーベルからリリースされた本作は、ドラムンベースやトリップホップの要素も取り入れた実験的な音楽性で、当時のポストロックシーンに新風を巻き起こしました。
幻想的な音の世界に浸りたい方や、既存のロックの枠を超えた音楽体験を求める方におすすめの一枚です。
Neu! ’75Neu!

クラウトロックの先駆者として知られるNeu!が1975年にリリースしたアルバム『Neu! ’75』は、ポストロックの礎を築いた傑作の1つです。
マイケル・ローターさんとクラウス・ディンガーさんの音楽性の違いが生み出した、前半のメロディックな楽曲と後半の実験的なサウンドの対比が魅力的。
特に「Hero」はプロトパンクの先駆けとして、セックス・ピストルズやデビッド・ボウイさんに影響を与えたとされています。
本作は、従来のロックの枠を超えた新しい音楽表現を求める方におすすめ。
クラウトロックやポストロックに興味がある方は、ぜひ一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
The Eye of Every StormNeurosis

深い内省と人生の循環性を探求する楽曲で、Neurosisの音楽性の進化を示しています。
静から動へ、そして再び静へと変化する壮大な構成が特徴的で、聴く者の心を揺さぶります。
2004年6月にリリースされたアルバム『The Eye of Every Storm』に収録された本作は、バンドのより抑制されたサウンドへの変容を完全に実現しています。
ポストロックやメタルを好む洋楽ファンにぜひ聴いてほしい1曲です。
静かな時間に1人で聴くのがおすすめですが、長い曲なので忍耐力が必要かもしれません。
しかし、その忍耐は必ず報われるはずです。
Steede BonnetTarentel

Tarentelは、1995年にサンフランシスコで結成されたバンドです。
結成当初の彼らのサウンドはGodspeed You! Black EmperorやMogwaiのような、ポスト・ロックのスタイルで知られています。
このトラックはアルバム「From Bone to Satellite」に収録されています。
Enjoy your worries, you may never have them againThe Books

The Booksは、2000年から2012年まで活動をしていたニューヨークのミュージック・デュオです。
彼らは”新しいフォーク・ミュージック”と呼ばれるなど、独特なサウンドで知られています。
このトラックは2002年のデビュー・アルバム「Thought for Food」に収録されています。
Car AlarmThe Sea and Cake

シカゴのポストロック・シーンを代表するThe Sea and Cakeが2008年10月に発表したアルバム『Car Alarm』。
繊細なギターの掛け合いやジャジーなリズム、透明感のあるプロダクションが特徴的な本作は、バンドの持ち味を存分に発揮した作品です。
わずか3ヶ月という短期間で完成させた本アルバムは、ライブの緊張感をスタジオ録音に見事に移し変えており、その鮮烈な音楽性はコンサートでの生の魅力に匹敵すると言われています。
ロマンチックな午後や夜遅くの飲み会にぴったりの一枚で、ソフトなメロディとクリアなサウンドが魅力となっています。
ポストロックやインディーロックを愛する音楽ファンには、ぜひ聴いていただきたい名盤です。