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【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚

従来のスタイルで鳴らされるロックの方法論とは違う、さまざまなアイデアや実験的な趣向を凝らして表現する音楽ジャンルがポストロックです。

定義としてはかなり曖昧な上にサブジャンルも多々あるのですが、ポストロックという括りの中でも世界的な成功を収めたバンドやアーティストは少なくありませんし、ここ日本でもポストロックの方法論に影響を受けた多く存在しているのです。

今回の記事では、最近ポストロックに興味を持ち始めた洋楽ファンに向けて「まずはこの1枚」な名盤の数々を一挙ご紹介します!

ポストロック全盛期の1990年代から2000年代のアルバムを中心としたラインアップとなっておりますから、ぜひチェックしてみてくださいね!

もくじ

【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(41〜60)

Camoufleur

CamoufleurGastr del Sol

異質な音の風景が広がるポストロックの世界。

その中でも、Gastr del Solの名盤『Camoufleur』は特別な存在感を放っています。

フォークやジャズ、映画音楽の要素を巧みに織り交ぜた瞑想的なサウンドスケープは、聴く人の心を静かに揺さぶります。

1998年のリリース以来、批評家たちから高い評価を受け続けているこの作品は、ポストロックの歴史に深く刻まれています。

音楽の実験性を追求しながらも、聴きやすさを失わない本作は、新しい音楽体験を求める方にぴったり。

静かな夜や、落ち着いた休日の午後に聴くのがおすすめです。

Sounds of the SatellitesLaika

叙情的なエレクトロニカやポストロックを融合させた美しい音楽で、独特のサウンドスケープを創り出すLaikaのアルバム。

ヘビーベースとガーグリングエレクトロニクス、ムーディなメロディが絶妙にブレンドされ、マーガレット・フィールダーさんの低音の強さで歌われる楽曲群は、聴く者を魅了します。

1997年2月にToo Pureレーベルからリリースされた本作は、ドラムンベースやトリップホップの要素も取り入れた実験的な音楽性で、当時のポストロックシーンに新風を巻き起こしました。

幻想的な音の世界に浸りたい方や、既存のロックの枠を超えた音楽体験を求める方におすすめの一枚です。

GoneM83

フランスのエレクトロニック・グループであるM83のトラック。

2003年にリリースされた2枚目のアルバム「Dead Cities, Red Seas & Lost Ghosts」に収録されています。

Dawn Wallの2016年のトラック「Ember」でサンプリングされています。

Neu! ’75Neu!

Neu! – Neu! ’75 (full album)
Neu! '75Neu!

クラウトロックの先駆者として知られるNeu!が1975年にリリースしたアルバム『Neu! ’75』は、ポストロックの礎を築いた傑作の1つです。

マイケル・ローターさんとクラウス・ディンガーさんの音楽性の違いが生み出した、前半のメロディックな楽曲と後半の実験的なサウンドの対比が魅力的。

特に「Hero」はプロトパンクの先駆けとして、セックス・ピストルズやデビッド・ボウイさんに影響を与えたとされています。

本作は、従来のロックの枠を超えた新しい音楽表現を求める方におすすめ。

クラウトロックやポストロックに興味がある方は、ぜひ一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

The Eye of Every StormNeurosis

Neurosis – The Eye of Every Storm (full album)
The Eye of Every StormNeurosis

深い内省と人生の循環性を探求する楽曲で、Neurosisの音楽性の進化を示しています。

静から動へ、そして再び静へと変化する壮大な構成が特徴的で、聴く者の心を揺さぶります。

2004年6月にリリースされたアルバム『The Eye of Every Storm』に収録された本作は、バンドのより抑制されたサウンドへの変容を完全に実現しています。

ポストロックやメタルを好む洋楽ファンにぜひ聴いてほしい1曲です。

静かな時間に1人で聴くのがおすすめですが、長い曲なので忍耐力が必要かもしれません。

しかし、その忍耐は必ず報われるはずです。

The Flowers of RomancePublic Image Ltd

ポストパンクの象徴的存在であるPublic Image Ltdが1981年4月に発表したアルバム『The Flowers of Romance』。

実験的なサウンドと抽象的な歌詞が特徴の本作は、ジョン・ライドンさんとキース・レヴィンさんによって制作されました。

人間関係の複雑さや視点の変化を象徴的に表現した歌詞は、リスナーの解釈に委ねられる余地を残しています。

アルバムからのシングルカットは、1981年3月にリリースされUKチャートで24位を記録。

その後も複数回再発売され、ポストパンクの古典として評価され続けています。

新しい音楽表現を求める方々に、ぜひおすすめしたい一枚です。