【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚
従来のスタイルで鳴らされるロックの方法論とは違う、さまざまなアイデアや実験的な趣向を凝らして表現する音楽ジャンルがポストロックです。
定義としてはかなり曖昧な上にサブジャンルも多々あるのですが、ポストロックという括りの中でも世界的な成功を収めたバンドやアーティストは少なくありませんし、ここ日本でもポストロックの方法論に影響を受けた多く存在しているのです。
今回の記事では、最近ポストロックに興味を持ち始めた洋楽ファンに向けて「まずはこの1枚」な名盤の数々を一挙ご紹介します!
ポストロック全盛期の1990年代から2000年代のアルバムを中心としたラインアップとなっておりますから、ぜひチェックしてみてくださいね!
【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(31〜40)
10,000 DaysTool

プログレッシブ・メタルの巨匠が放つ壮大な音世界が広がる名盤『10,000 Days』。
2006年4月にリリースされたこのアルバムは、Toolの音楽性をさらに進化させた傑作です。
特筆すべきは、メイナード・ジェームス・キーナンさんの母親への深い愛と敬意を込めた楽曲群。
28年間の苦悩と信仰を綴った歌詞は、聴く者の心に強く響きます。
実験的な録音技術や複雑なリズムパターンも相まって、独特の世界観を作り上げています。
プログレッシブ・ロックやメタルファンはもちろん、深い音楽体験を求める方にぜひ聴いてほしい1枚です。
What Is Your LandmassDianogah

Dianogahは、1995年にイリノイ州シカゴで結成されたインディ・ロック・バンドです。
このトラックは1997年にリリースされたアルバム「As Seen from Above」に収録されています。
このアルバムは、アメリカのシンガー・ソングライターであるSteve Albiniによってプロデュースされました。
Tago MagoCan

ドイツの実験的ロックバンドCanによる名盤『Tago Mago』は、1971年にリリースされたセカンドアルバムです。
サイケデリックな要素と実験的なアプローチが融合した本作は、クラウトロックの金字塔として高く評価されています。
ダモ・スズキさんの独特なボーカルや、バンドメンバーの卓越した演奏技術が織りなす音の実験は、従来のロック音楽の枠を超えた新たな表現を追求しています。
アルバムには魔術や占星術への興味が反映されており、音楽を通じてリスナーをトランス状態へと誘います。
音楽の可能性を追求したいという方や、既存の音楽の枠にとらわれない自由な表現に触れたい方にぜひおすすめしたい1枚です。
Transient Random Noise Bursts with AnnouncementsStereolab

名盤『Transient Random Noise Bursts with Announcements』は、Stereolabの実験的なサウンドと多様な楽器の組み合わせが魅力的です。
アルバム全体に統一感があり、ポストロック全盛期の90年代を代表する作品として高く評価されています。
1993年8月にリリースされたこの2枚目のスタジオアルバムは、Elektra Recordsとの契約後初の作品となりました。
ノイジーなギターサウンドと18分に及ぶ「Jenny Ondioline」など、従来のロックとは一線を画す表現が楽しめます。
ポストロックに興味を持ち始めた方や、新しい音楽体験を求めている方におすすめの一枚です。
LoadedThe Velvet Underground

実験的なサウンドと革新的なアプローチで知られるThe Velvet Undergroundが1970年に発表したアルバム『Loaded』は、ポストロックの礎となった傑作です。
従来のロックの枠組みを超えた斬新な音楽性と、ストレートなロックンロールへの回帰が見事に融合した本作は、後のギターポップバンドにも多大な影響を与えました。
特筆すべきは「Sweet Jane」や「Rock & Roll」といった楽曲で、時代を超越した魅力を放っています。
2023年にはテレビシリーズ『Loki』でも使用されるなど、今なお高い評価を得ている本作。
実験的な音楽に興味のある方にぜひおすすめしたい1枚です。
【洋楽】ポストロックのすすめ~基本の名盤・オススメの1枚(41〜50)
CamoufleurGastr del Sol

異質な音の風景が広がるポストロックの世界。
その中でも、Gastr del Solの名盤『Camoufleur』は特別な存在感を放っています。
フォークやジャズ、映画音楽の要素を巧みに織り交ぜた瞑想的なサウンドスケープは、聴く人の心を静かに揺さぶります。
1998年のリリース以来、批評家たちから高い評価を受け続けているこの作品は、ポストロックの歴史に深く刻まれています。
音楽の実験性を追求しながらも、聴きやすさを失わない本作は、新しい音楽体験を求める方にぴったり。
静かな夜や、落ち着いた休日の午後に聴くのがおすすめです。
GoneM83

フランスのエレクトロニック・グループであるM83のトラック。
2003年にリリースされた2枚目のアルバム「Dead Cities, Red Seas & Lost Ghosts」に収録されています。
Dawn Wallの2016年のトラック「Ember」でサンプリングされています。