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洋楽パンクの名曲。おすすめの人気曲

シンプルなコード進行とアップテンポでアグレッシブなサウンド、反抗的なファッションと時に物議をかもし出すメッセージ性の強い歌詞……パンクロックという音楽ジャンルに対してこのようなイメージは一般的なものかもしれません。

もちろん一口にパンクといってもハードコアパンクやスカパンク、ポップパンクにポストパンクなど派生したジャンルはさまざまでその歴史を全て網羅するのは難しいのですが、こちらの記事では初期パンクロックを中心としたおすすめの名曲を紹介しています。

後のバンドたちへの影響の大きさも加味した選曲ですから、特にパンク初心者の方はぜひ一度聴いてみてください!

洋楽パンクの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)

GloriaPatti Smith

日本のパンクシーンに大きな影響を与えたこの楽曲は、1975年12月にリリースされたデビューアルバム『Horses』のオープニングトラックとして登場。

元々1960年代に発表された楽曲をパティ・スミスさんが大胆に再解釈し、独自の詩的なスピンを加えています。

冒頭の挑発的な一節から始まり、従来の宗教的・社会的規範に挑戦する歌詞が印象的です。

リチャード・ソールのデビュッシー風ピアノとレニー・ケイの刺激的なギターが、スミスさんの生々しい感情的なボーカルを支えています。

本作は、自由と解放の祝賀としての核心を持ち、個人表現を抱擁するテーマを探求。

パンクの理念と響き合う生のエネルギーと反逆の精神が込められており、世代を超えて聴く人々の心を揺さぶります。

Ever Fallen In LoveBuzzcocks

Buzzcocks – Ever Fallen In Love (With Someone You Shouldn’t’ve?) (TOTP, 1978)
Ever Fallen In LoveBuzzcocks

ポップパンクの代表格として知られるBuzzcocksの名曲が、この楽曲です。

恋愛の痛みと苦悩を描いた歌詞と、疾走感のあるメロディがマッチした本作は、パンクロックの枠を超えて多くのリスナーの心を掴みました。

1978年9月にリリースされ、アルバム『Love Bites』に収録。

UKチャートで12位を記録する大ヒットとなりました。

映画『サムシング・ワイルド』やTVドラマ『DC’s Legends of Tomorrow』でも使用され、幅広い世代に支持されています。

失恋の痛みを癒したい時や、アップテンポな曲で気分を上げたい時におすすめですよ。

ボーカリストのピート・シェリーさんの個人的な経験が反映された、感情豊かな歌詞にも注目です!

Teenage KicksThe Undertones

The Undertones – Teenage Kicks (Official Video)
Teenage KicksThe Undertones

パンクだけど、適度な甘さがあって聴きやすい一曲。

アンダートーンズはアイルランド出身のバンドで、当初はカバーバンドをしていたそうですが、徐々に当時の主流だったパンクを自分達でも作り演奏するようになりました。

本作は彼らのデビューシングルです。

Blank GenerationRichard Hell & The Voidoids

Richard Hell and the Voidoids – Blank Generation (Music Video – Fan Edit)
Blank GenerationRichard Hell & The Voidoids

リチャード・ヘルは、パンクを語る上で絶対にはずせない人物です。

セックス・ピストルズの仕掛け人マルコム・マクラーレンが彼をバンドに誘ったところ断られてしまったので、当時リチャードがしていたファッション(破れたシャツや安全ピンや逆立った髪型)をロンドンに持ち帰り、ピストルズのメンバー達にマネさせたという逸話が残っています。

本作は1977年発売の同名タイトルアルバムに収録されています。

Los AngelesX

アメリカのパンクロックシーンに革命を起こした伝説的な一枚が、このアルバムです。

荒々しくも洗練されたサウンドと、都会の闇を鋭く描き出す歌詞が見事に融合しています。

タイトル曲は、ロサンゼルスの表面的な華やかさの裏に潜む孤独や疎外感を赤裸々に表現。

主人公の女性の心の叫びが、聴く者の胸に突き刺さります。

1980年4月のリリース以来、多くの再発や再評価を重ね、今なお色褪せることのない魅力を放っています。

テレビドラマやゲームでも使用され、世代を超えて愛され続ける一曲。

パンクロックの真髄を味わいたい人はもちろん、都会の喧騒に疲れた心に響く音楽を求める人にもおすすめですよ!

Alternative UlsterStiff Little Fingers

Stiff Little Fingers – Alternative Ulster (Live At Rockpalast 1980)
Alternative UlsterStiff Little Fingers

政治的緊張と若者の閉塞感を背景に、ベルファストのパンク・シーンから誕生した名曲が、この1978年リリースの楽曲です。

北アイルランドの「トラブルズ」と呼ばれる紛争の最中、Stiff Little Fingersが若者たちの声を代弁。

エネルギッシュで攻撃的なサウンドと、社会への不満を込めた歌詞が特徴的です。

本作は、彼らのデビューアルバム『Inflammable Material』にも収録され、独立レーベルからリリースされた初のチャート入りアルバムとして話題に。

映画『Good Vibrations』や人気ドラマ『Derry Girls』でも使用され、現在も多くの人々の心に響く1曲となっています。

パンク・ロックの名曲を探している方や、音楽を通じて当時の社会背景を感じたい方におすすめですよ。