リムスキー・コルサコフの名曲|色彩豊かなロシア音楽の世界
「ロシア五人組」の一人として、ロシア音楽の発展に大きく貢献した作曲家、リムスキー・コルサコフ。
調性に色を感じる共感覚者だったそうで、色彩感あふれる管弦楽曲や民族色豊かなオペラを数多く残しました。
軍人貴族の家系に生まれながら音楽の世界に魅了され、海軍軍人として働きながら陸上にいる間に作曲活動をしていたそう。
そんな音楽への情熱を感じられる彼の作品は後世にも受け継がれており、自ら学んだ作曲技法も多くの作曲家に教え育て上げてきました。
本記事にて、彼の創造力と革新性を感じられる作品たちをぜひチェックしてみてください!
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リムスキー・コルサコフの名曲|色彩豊かなロシア音楽の世界(11〜20)
交響曲 第2番「アンタール」Nikolai Rimsky-Korsakov

色彩豊かな管弦楽法で描かれる幻想的な物語。
アラビアの詩人アンタールの夢を題材に、4つの楽章で壮大な音楽絵巻を展開します。
1868年に作曲され、その後何度も改訂が重ねられた本作。
復讐、権力、そして愛の喜びがドラマチックに表現され、東洋的な旋律と西洋的な管弦楽法が見事に融合しています。
異国情緒あふれる音楽の世界に浸りたい方にオススメ。
エルネスト・アンセルメ指揮による1954年の録音は、作品の魅力を存分に引き出した名演として高く評価されています。
ヴァイオリンと管弦楽のための2つのロシアの主題による幻想曲Nikolai Rimsky-Korsakov

哀愁漂うロシアの旋律を、ヴァイオリンが奏でます。
オーケストラは色彩豊かに響き、ヴァイオリンとの重なりが魅力的な作品です。
演奏はレオニード・ヤノフスキーさんのヴァイオリンとノースウエスト・フロリダ交響楽団、指揮はジェフリー・リンクさん。
ニースヴィル、マティー・ケリー・アーツ・センターにて。
4つのロマンス 作品2Nikolai Rimsky-Korsakov

4つのロマンス 作品2。
第1曲:あなたの頬に私の頬を寄せて、第2曲:ばらの虜になったナイチンゲール、第3曲:子守歌、第4曲:私の涙から。
演奏はサディ・フレージャーさんのソプラノ、ピアノはリチャード・ボールドレーさん。
ラトキン・ホールにて。
グリンカの歌曲「何と美しい少女」の主題によるオーボエ変奏曲Nikolai Rimsky-Korsakov

グリンカの歌曲「何と美しい少女」の主題によるオーボエ変奏曲。
ソリスト:ジャン・ベルテルセンさん、吹奏楽:ノルウェー・ブスケルーのドランメン・コンサート・オーケストラ。
指揮:ルネ・ベルクマンさん、ドランメン劇場での20周年記念コンサートより。
ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 作品30Nikolai Rimsky-Korsakov

1882年から1883年にかけて作曲された作品。
翌年の1884年に、サンクトペテルブルクの無料音楽学校演奏会にて初演されました。
3楽章構成ですが、アタッカによって途切れることなく演奏されます。
冒頭の主題と、同じロシア五人組の一人、バラキレフがすすめてくれたロシア民謡の主題の、2つのメロディが循環されて曲が作られています。
第1楽章:モデラート – アレグレット・クワジ・ポラッカ、第2楽章:アンダンテ・モッソ、第3楽章:アレグロ。
演奏はダニヤ・カイブリーナさんとノボシビルスク・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:エティバール・アフメドフさん。
交響組曲「シェヘラザード」より、第4楽章Nikolai Rimsky-Korsakov

交響組曲「シェヘラザード」は、コルサコフの代表曲の一つです。
そのなかの第4楽章は『バグダッドの祭り。
海。
船は青銅の騎士のある岩で難破。
終曲』。
この楽章は、これまでの3つの楽章に出てきたメロディや主題が多く再現されます。
最後は静かに穏やかに終息し、幕を閉じます。
演奏:サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、指揮:ユーリー・テミルカーノフさん。
リムスキー・コルサコフの名曲|色彩豊かなロシア音楽の世界(21〜30)
Christmas Eve: Orchestral SuiteNikolai Rimsky-Korsakov

リムスキー=コルサコフが手掛けたこの作品はオペラから編曲された管弦楽組曲で、星空の煌めきや魔女のダンスなど、幻想的な情景が華やかに描かれています。
1895年に初演されたオペラを元に作られた本作は、ウクライナの民話を題材にした物語。
若い鍛冶屋の恋物語が、超自然的な要素と共に展開されるんですよ。
ロシアの民謡やクリスマスの歌を取り入れつつ、色彩豊かなオーケストレーションが魅力的。
厳かな聖夜に思いを馳せながら、ファンタジックな音の世界に浸りたい方におすすめです。