【冬の歌】昭和の名曲。冬に聴きたい人気ソング
昭和の時代、たくさんの名曲やヒット曲が生まれ、そして人々に愛聴されました。
中でも冬はクリスマスやお正月などのイベントも盛り沢山、そして雪景色などドラマティックなテーマがいっぱいの季節。
本特集では、そんな昭和の冬ソングの名曲たちをご紹介します。
当時をリアルタイムで知る人には懐かしいお気持ちで、また昭和をリアルタイムでご経験されていない方には新鮮なお気持ちで楽しんでいただければと思います。
ぜひお楽しみください!
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【冬の歌】昭和の名曲。冬に聴きたい人気ソング(1〜10)
12月の雨荒井由実

冬という季節のもつ寂しさと、過ぎ去った恋への切ない思いを描いたこの曲は、荒井由実さんの初期を代表する珠玉のナンバーです。
1974年10月に発売され、アルバム『MISSLIM』にも収録された本作。
抑制されたバンド演奏を基調としながら、山下達郎さんと大貫妙子さんが参加した美しいコーラスワークが印象的で、当時山下達郎さんはコーラスアレンジを担当することを条件にレコーディングに加わったというエピソードも残されています。
師走の雨という冬の風景のなか、もう戻らない日々への郷愁が静かに胸に迫ってきます。
冷たい雨の降る窓辺で、かつての思い出に浸りたいときにそっと聴きたくなる一曲ですよ。
雪化粧テレサ・テン

アジアの歌姫として知られるテレサ・テンさんが1974年10月に発売したシングルです。
作詞は山上路夫さん、作曲は猪俣公章さんが手がけた本作は、音楽番組『8時だョ!
全員集合』や『ザ・ベストテン』でも歌唱され、冬の定番曲として親しまれてきました。
窓の外に静かに降り積もる粉雪を眺めながら、暖炉で愛の手紙を燃やす女性の姿が描かれています。
失われた恋への未練と、それでも前に進もうとする切ない心情が、テレサ・テンさんの透明感ある歌声によって情感豊かに表現されています。
しっとりとした演歌調のメロディーが心にしみる一曲は、大切な人との別れを経験した方の心に深く響くことでしょう。
虹と雪のバラードトワ・エ・モワ

1972年の札幌オリンピックに向けて制作されたトワ・エ・モワの名曲は、北の大地に希望をつなぐ冬の応援歌です。
作詞家の河邨文一郎さんは、NHKから「大会後も長く歌い継がれる曲」「札幌市民の思いを表現した曲」「庶民が歌いやすい曲」という3つの条件を提示され、約2週間悩んだ末にこの歌詞を完成させました。
本作には雪と虹という対照的なモチーフを通じて、厳しい自然のなかを生きる人々の強さと、世界中の国々を結びつける平和への願いが込められています。
1971年8月にリリースされ、同年の紅白歌合戦でも披露されました。
冬の札幌を訪れる際や、寒さに負けずに前を向きたいときに聴いてほしい一曲です。
【冬の歌】昭和の名曲。冬に聴きたい人気ソング(11〜20)
悲しみは雪のように浜田省吾

1981年に発売された浜田省吾さんの14枚目のシングルです。
11年後の1992年、鈴木保奈美さん主演のドラマ『愛という名のもとに』の主題歌に起用されたことをきっかけに、同年に23枚目のシングルとして再リリースされました。
歌詞には、母親が脳梗塞に倒れ深い悲しみと絶望に暮れるなか、ひとに対してやさしい気持ちになれたという浜田省吾さん自身の実体験が反映されているそうです。
誰もが孤独を心に抱えて生きているけれど、必ずどこかで見守ってくれている人がいる。
ワイルドな歌声のなかに、柔らかな温かさを感じる名曲です。
真冬のデイト天地真理

1970年代初頭に国民的アイドルとして活躍した天地真理さん。
1972年12月に発売されたシングル『ふたりの日曜日』のB面として収録されたこの楽曲は、木枯らしが吹く冬の並木道で指を組み、肩を寄せ合う恋人たちの姿を温もりたっぷりに描いています。
作詞は山上路夫さん、作曲は平尾昌晃さん、編曲は馬飼野俊一さんが担当。
冷たい季節のなかで育まれる愛情を歌った歌詞は、透明感のある天地真理さんの歌声と相まって、切なさのなかにも希望を感じさせてくれます。
当時約44万枚を売り上げたシングルに収録された本作は、アルバム『明日へのメロディー』にも収められ、ファンに愛され続けてきました。
寒い日に大切な人と過ごすひとときを思い描きながら、ぜひ聴いてみてくださいね。
冬の稲妻アリス

谷村新司さん、堀内孝雄さんがボーカルを務めるフォークグループ、アリスの11枚目のシングルです。
オリコン週間ベスト10入り、人気音楽番組『ザ・ベストテン』初ランクインを記録し、1972年のデビュー以降なかなかヒット作に恵まれなかったアリスにとって初のヒットソングとなりました。
心に大きな傷跡が残るような衝撃的な別れを歌った本曲。
深みのあるワイルドな声からは、虚しさや悔しさ、寂しさなど、さまざまな恋の痛みを感じさせられます。
STILL LOVE HER (失われた風景)TM NETWORK

アニメ『シティーハンター2』のエンディングテーマとしても使用されたこちらの『STILL LOVE HER (失われた風景)』は、冬の名曲としても多くの人々に愛されています。
1988年12月にリリースされたアルバム『CAROL 〜A DAY IN A GIRL’S LIFE 1991〜』に収録されたこの楽曲は、TM NETWORKの代表曲の一つとして知られています。
シンセサイザーを基調としたバラード調の曲調に、木根尚登さんのハーモニカソロが印象的なアレンジが施されています。
ロンドンの風景を描いた歌詞には、失われた愛への未練や切ない想いが込められており、冬の日差しや12月の星座といったイメージが巧みに織り込まれています。
本作は、寒い季節に聴きたくなる心温まる一曲として、長年にわたって多くのリスナーに愛され続けていますよ。






