春の訪れを感じる珠玉のジャズ名曲と心温まるストーリー
春の優しい陽射しとともに、心に染み入るジャズの調べが聴こえてきませんか?
ニーナ・シモンの力強い歌声から、ビル・エヴァンスの繊細なピアノタッチまで、春の訪れを感じさせる珠玉のジャズナンバーをご紹介します。
桜の季節に寄り添う矢野沙織の温かな音色や、ジャンゴ・ラインハルトの陽気なメロディなど、新しい季節の始まりにぴったりな名曲の数々。
心温まるストーリーとともに、あなたの春を彩る特別な一曲を見つけてみませんか?
春の訪れを感じる珠玉のジャズ名曲と心温まるストーリー(31〜40)
I’ll Remember AprilBill Evans

モダンジャズの代表的ピアニストとして知られている、ビル・エヴァンスさん。
ドビュッシーやラベルといった印象主義のクラシックから強く影響を受けています。
確かにビル・エヴァンスさんのサウンドとラベルのサウンドは、どこか通じるものがありますよね。
そんな彼の春をテーマにした曲が、こちらの『I’ll Remember April』。
ビル・エヴァンスさん、ならではのスタイリッシュなサウンドと春のおとずれを感じさせる明るい雰囲気が特徴的な作品です。
Up Jumped SpringFreddie Hubbard

インディアナポリス州出身のジャズトランペッター、フレディ・ハバードさん。
1958年にニューヨークに進出してから、本格的にプロの道を歩むようになり、オーネット・コールマンさんやエリック・ドルフィーさんなどとともに、ジャズシーンを盛り上げました。
そんな彼の春をテーマにした曲といえば、こちらの『Up Jumped Spring』ではないでしょうか?
ジャズには珍しい3拍子の曲なので、ぜひチェックしてみてください。
They Say It’s SpringBlossom Dearie

子供のような幼い声を武器に活躍したジャズボーカリスト、ブロッサム・ディアリーさん。
ニューヨーク出身のアーティストなのですが、26歳のころにフランスへわたり、そこでプロとしての活動をスタートしました。
以降、独特の声質で人気を集め、ヨーロッパ中心で人気を集めました。
そんな彼女の春をテーマにした作品が、こちらの『They Say It’s Spring』。
春をテーマにした作品としては、珍しく暗いリリックにまとめられているので、ぜひ和訳もチェックしてみてください。
Ev’ry Time We Say GoodbyeNatalie Cole

1944年のレビュー「Seven Lively Arts」の挿入歌として作られた、邦題「いつもさよならを」で知られる楽曲です。
この曲の歌詞に合わせ、実際にメジャーからマイナーに変化するコード進行が使われています。
There’ll Be Another SpringPeggy Lee

『There’ll Be Another Spring』は最高のジャズボーカリストの一人として数えられ、グラミー賞も受賞しているペギー・リーさんによって世に送り出されたナンバーです。
ジャズピアニストであるジョージ・シアリングさんとの共演アルバム『Beauty and the Beat!』に収録され、春に別れを迎えたカップルを歌っているんですよね。
ダイアン・リーヴスさんやダイアナ・クラールさんもカバーしている、哀愁漂うバラードです。