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【カルテット】弦楽四重奏の名曲と人気曲

2017年放送のテレビドラマの『カルテット』で取り上げられ、クラシックファン以外からも注目を集めた弦楽四重奏。

ドラマでその魅力にハマった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

弦楽四重奏は、バイオリン2本、ビオラ,チェロの編成の室内楽重奏形式で、18世紀後半にフランツ・ヨゼフ・ハイドンが確立して以降、最も洗練された室内楽形式として親しまれてきました。

この記事では、そんな弦楽四重奏曲の魅力が詰まった名曲をご紹介します。

ぜひ、弦楽器の優雅で上品な響きをお楽しみください。

【カルテット】弦楽四重奏の名曲と人気曲(21〜30)

弦楽四重奏曲ト短調 Op.10Claude Debussy

Debussy: Quartet in G major I. Animé et très décidé
弦楽四重奏曲ト短調 Op.10Claude Debussy

冒頭から力強い4人の同じリズムのメロディーで始まる『弦楽四重奏曲』第1楽章。

それまで誰も書かなかったような斬新なハーモニー、独特なリズムの組み合わせ、そして4人の奏者の誰がメロディで誰が伴奏というのは決まっておらず、それぞれの楽器が伴奏もすれば時には主要なメロディを紡ぎだし、かつ、それらが実に目まぐるしくバトンタッチされるという、以後のドビュッシーの作品スタイルの定番となった技法がちりばめられています。

随所にあふれる緊張感と独特の音の響きが印象的な1曲です。

弦楽四重奏のための緩徐楽章Anton Webern

シェーンベルクやベルクと並んで新ウィーン楽派の中核メンバーであり、20世紀前半の作曲家として最も前衛的な作風を展開したアントン・ヴェーベルン。

彼は十二音技法と呼ばれる書法を用いた、抽象的でどちらかと言えば難解な音楽を書いた人です。

この曲はヴェーベルンが22歳の頃に書いており、独立した作品として構想されたものですが、彼が第二次世界大戦直後に不慮の死を遂げて17年もの年月がたって初めて演奏されたいわくつきの曲です。

まだ見知らぬ世界への希望や憧れを持ちつつ、いつも不安や恐れがどこかで鳴り響いている、そんな人間の不安定な心の揺れが感じられるような作品です。

弦楽四重奏曲第2番 1楽章Alexander Borodin

Borodin: Quartet No. 2 in D major for Strings, I. Allegro moderato
弦楽四重奏曲第2番 1楽章Alexander Borodin

叙情美があふれる名曲として知られるこの弦楽四重奏は、恋に落ちたかのような甘美なメロディと儚さが魅力です。

チェロのソロから始まり第1ヴァイオリンへと受け継がれる旋律、各楽器の掛け合いが聴きどころ。

演奏する側にとっても非常にやりがいのある曲といえるでしょう。

1881年7月に着手し9月に完成という異例の速さで書き上げられたこの作品には、愛に満ちた温かな響きが溢れています。

美しい旋律と豊かな表現力を味わいたい方におすすめの一曲です。

弦楽四重奏曲 第3番「MISHIMA」第6楽章Philip Glass

音の動きを最小限に抑えパターン化された音型を反復させる音楽であるミニマル・ミュージックの代表的な作曲家の1人であるフィリップ・グラス。

この曲はもともとは映画『MISHIMA』のための音楽で、それを弦楽四重奏曲としてまとめたものです。

映画は、三島由紀夫が自決した日の行動を「金閣寺」「鏡子の家」「奔馬」の3つの小説の場面とともに描かれています。

全6曲からなる『弦楽四重奏曲第3番』の最終曲で、何度も繰り返されるテーマの中に訪れる瞬間的な変化が、人間の感情の起伏や文学の崇高さを表現しています。

弦楽四重奏曲 第13番 Op.29 D804「ロザムンデ」4楽章Franz Schubert

シューベルト,フランツ 弦楽四重奏曲第13番イ短調「ロザムンデ」 D.804,Op.29 4 クラシック 作業用BGM
弦楽四重奏曲 第13番 Op.29 D804「ロザムンデ」4楽章Franz Schubert

優雅な弦の響きと哀愁を帯びた旋律が織りなす、心を揺さぶる室内楽の傑作です。

全4楽章からなる本作は、1824年3月にウィーンで初演され、情感が豊かな旋律と深い表現力で聴衆を魅了しました。

イ短調を基調としながらも、穏やかなハ長調の第2楽章、優美なメヌエットの第3楽章、そして明るく華やかなフィナーレと、変化に富んだ展開が魅力です。

繊細な感情表現と豊かな和声の織りなす世界は、室内楽ファンだけでなく、心に響く美しい音楽を求める方々にぴったりの一曲となっています。

落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと音楽に浸りたい方におすすめです。