ビブラートの練習、参考にオススメの曲
歌モノ楽曲の中でも、ステキなビブラートの楽しめる曲ってすごく魅力的ですよね。
数ある歌唱表現の中でも、ビブラートは採点機能のあるカラオケの中でも採点基準の比重も高く、高得点を狙うならこれの習得は欠かせいと言っても過言ではないでしょう。
今回の記事では、そんな誰もが憧れるステキなビブラートの練習に最適と思われる楽曲たちを集めてみました。
もちろん専門的にビブラートを追求していくと、それだけで本が一冊書けるくらいの内容になってしまうので、ここでは詳細は割愛しますが、ビブラートを出しやすい曲の特徴としては、「ロングトーンが中心のメロディで構成されていること」「テンポが比較的スローでバラード調の曲であること」の2点が挙げられると思います。
本特集でもそんな傾向の楽曲を中心に集めてみました。
ここに挙げた各楽曲をビブラートの参考資料的にお使いいただけると幸いです。
ビブラートの練習、参考にオススメの曲(41〜50)
wavy flowAimer

スマホアプリゲーム「アズールレーン」5周年記念テーマソングとして制作された楽曲で、2022年6月に配信リリースされました。
ミディアム〜スローテンポのとても重いリズムの楽曲で、ボーカルメロディにもロングトーンが多用されていることもあって、Aimerさんご本人の歌唱からもビブラートがとてもわかりやすく歌われているので、一般の方のビブラート練習素材として、またビブラートを出しやすい曲として最適な一曲なのではないかと思います。
ボーカルメロディで使われている音域もあまり広くないところもまたおすすめポイントのひとつですね。
ビブラートの練習、参考にオススメの曲(51〜60)
MOREEARHSHAKER

日本のHM/HRバンド、EARTHSHAKERのセカンドアルバム『FUGITIVE』収録曲で、同アルバムのリリースは、1984年3月。
このEARTHSHAKERでボーカルを務める西田昌史さん、インディーズ時代からその高い歌唱力や表現力には定評のあるシンガーさんでしたが、数ある歌唱テクニックの中でも、ビブラートに関しては特筆に値するものがあると思います。
今回ここでご紹介している彼らの代表曲である『MORE』の中でも、ボーカルメロディのロングトーンの箇所を中心に素晴らしいビブラートを披露してくれています。
少々クセのある歌い方なので人によって好き嫌いは分かれてしまうかもしれませんが、ビブラート唱法の練習曲、参考曲としては最適なものの一つだと思います。
こたえあわせJUJU

JUJUさんの通算41作目のシングルで2021年11月10日リリース。
少し弾んだミディアムテンポのポップソングで、すごく可愛い楽曲の中でJUJUさんのとてもダイナミックな歌唱が楽しめる内容になっています。
高次倍音成分を多く含ませた可愛い声で歌われるAメロパートの歌唱と力強く歌われているサビパートとの声の使い方の対比のさせ方は素晴らしいと思います。
ビブラートに関しては、歌唱テクニックとして使っているというよりは、ナチュラルな表現として使われているのかなというのが個人的な印象なので、読者の皆さんがカラオケ等で歌われる時も、あまり強くビブラートを意識せずに自然に歌うのが、この曲をいい感じで表現する一番の近道かもしれませんね。
ありがとういきものがかり

いきものがかりの通算18作目のシングルで2010年5月5日リリース。
2010年度上半期のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌として書き下ろされました。
ボーカルの吉岡聖恵さんの高次倍音成分を多く含んだキラキラとした歌声がシンフォニックなアレンジの上で存分に楽しめるバラード楽曲ですね。
彼女の歌唱はどちらかと言えばストレートな歌唱が多く、この楽曲の中でもあまりビブラートを多用した歌唱はされていないように感じますが、サビのロングトーンで歌われるなどではしっかりとビブラートも使われているので、これからビブラートを習得しようとしている方の練習素材としては最適な一曲なのではないでしょうか。
特にサビのハイトーンになるところのロングトーンに注目して研究してみてください。
桜コブクロ

コブクロの12枚目のシングルで2005年11月2日リリース。
フジテレビ系ドラマ『Ns’あおい』の主題歌にも採用されていました。
非常に彼ららしい、とてもアコースティックでシンプルなサウンドのバラード曲で、ボーカルメロディにロングトーンも多用されているので、楽曲中でのビブラートによる表現の使い方もとても分かりやすいのではないでしょうか。
まずはご本人たちの歌い方を正確に真似てみるところから始めてみるといいと思います。
TONIGHT三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE

三代目 J SOUL BROTHERS デビュー10周年アニバーサリー作品として制作された作品で、リリースは2021年6月16日。
複数のシンガーさんによるさまざまな歌唱が楽しめる楽曲になっていて、なかなかビブラートだけに着目して解説するのが難しいのですが、楽曲中、ファルセットボイスのロングトーンを中心に歌われているパートは男性がビブラート唱法の習得のための練習素材として使うには最適なものになるでしょう。
PRIDE今井美樹

今井美樹さんの12枚目のシングルで、1996年11月4日リリース。
テレビドラマ、『ドク』の主題歌にも起用され、本稿執筆の2022年現在でも今井美樹さん最大のヒット曲となっているようです。
さて、この今井美樹さんの歌唱の中でのビブラートの使い方ですが、ロングトーンの中での特に音程を揺らす時の下降の仕方にとても特徴があるように思います。
ロングトーンの後の次の音に可変的にスムーズに音をつなげるためのビブラート表現と言いましょうか……。
そのあたりに着目して聴いていただけると、この曲を習得するためのヒントになってくるのではないでしょうか。