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洋楽のベースがかっこいい曲。ベーシストにもオススメの名曲・人気曲

バンドの役割のなかでも縁の下の力持ちとして曲を支えたり、説得力を持たせる楽器のベース。

ロックやダンスミュージックなど、幅広い音楽において重要なパートを担っていますね。

最新曲や話題の曲だけでなく、実は長年愛される名曲にもすごくベースがかっこいい曲があるんです!

そこで、ジャンルや年代を問わず、低音好きにぜひ聴いていただきたい洋楽の名曲をセレクトしてみました。

派手なベースソロだけでなく、歌のバックでひそかに披露される超絶テクニックや、個性あふれるベースラインの数々をお楽しみください。

洋楽のベースがかっこいい曲。ベーシストにもオススメの名曲・人気曲(41〜50)

YYZRush

RUSHといえば、カナダが誇る国民的なロック・トリオであり、北米におけるプログレッシブ・ロックの先駆的な存在としても名高いバンドです。

メンバーの3人全員が高度なテクニックの持ち主で、時代のムーブメントに敏感に反応しつつ、1974年のデビュー作をリリース以来、長きに渡り活躍を続けてきました。

今回紹介している楽曲『YYZ』は、そんなRUSHの中でも高い人気を誇るインストゥルメンタル・ナンバー。

最小限の編成であることの特性を生かしながら、トリオとしての可能性を極限まで追求したようなバンド・アンサンブルの素晴らしさに圧倒させられます。

ギター、ベース、ドラムすべてが主役と言えますが、ゲディー・リーさんの弾くベース・ラインはうねるようなグルーブを生み出しつつ、随所にソロも織り交ぜた派手なプレイで魅せてくれます。

テクニック向上を目指すベーシストであれば、一度はコピーに挑戦してみたいですよね!

Panic AttackDream Theater

名門バークリー音楽院出身のメンバーを中心として結成されたドリーム・シアターは、全員が突出した演奏技術を持ち、いわゆるプログレッシブ・メタルの草分け的な存在として世界的な人気を誇るバンドです。

そんなドリーム・シアターの中で、3本の指を駆使したプレイで縦横無尽に6弦ベースを弾きまくっているのは、チャップマン・スティック奏者としても知られるジョン・マイアングさん。

今回紹介している楽曲は2005年にリリースされたアルバム『Octavarium』に収録されているナンバーで、イントロから鳴り響くすさまじいベース・プレイに、思わず圧倒させられてしまいます。

8分をこえる長尺な楽曲で繰り広げられるテクニカルな演奏に、ベースという楽器が持っている可能性に気付かされるでしょう。

Shit, Damn, MotherfuckerD’Angelo

D’Angelo “Shit, Damn, Motherfucker” Live at Montreux 2000
Shit, Damn, MotherfuckerD'Angelo

ネオソウルというソウルミュージックにヒップホップ、ジャズ、ファンクといった要素をミックスさせたジャンルをご存じでしょうか?

ディアンジェロさんは、このネオソウルというジャンルを作りだしたと言われており、非常に高い作曲能力を持っています。

そんな彼の名曲である『Shit, Damn, Motherfucker』は収録版では静かなトラックが印象的なのですが、ライブバージョンではベースラインやバスドラムが効いた激しいものに仕上げられています。

Uptown Funk ft. Bruno MarsMark Ronson

Mark Ronson – Uptown Funk (Official Video) ft. Bruno Mars
Uptown Funk ft. Bruno MarsMark Ronson

マーク・ロンソンさんが2014年にリリースした『Uptown Funk』。

この曲の注目すべきポイントは、サビ前のビルドアップです。

この曲がリリースされたのは2014年。

スムースでファンキーな楽曲も好まれてはいましたが、あくまでトレンドは派手なEDMでした。

この曲はレトロなファンクのノリがメインですが、ビルドアップとドロップには派手さを追求し、ダブ・ステップの要素が取り入れられています。

この時のベースラインは低音で支えるのではなく、ビルドアップとともに上昇していきます。

そうすることで楽曲に大きな動きができるのでリスナーを一気に楽曲に乗せてしまうのですね。

Town Called MaliceThe Jam

跳ねたリズムのベース・ラインを聴くだけで心もおどる、ザ・ジャムの最高の名曲!

イギリスのミュージシャンの中でも兄貴分として尊敬され続ける、ポール・ウェラーさん率いるザ・ジャムは、いわゆるモッズ・シーンの代表的なバンドであり、5年程度の短い活動期間でありながらも、多くの名曲を生み出して後続のバンドにも影響を与えた偉大なバンドです。

彼らはアメリカのソウルやR&Bといった音楽への憧れを強く持っていたことでも知られていますが、この『悪意という名の町』は、聴けば分かりますがまさにモータウン調の楽曲。

この曲が収録されているラスト・アルバム『The Gift』は、ブラック・ミュージックからの影響も色濃く、ベースが主張している名盤となっておりますから、ベーシストの方やベースの音がお好きな方はぜひチェックしてみてください!

RumorsTHE DRIVER ERA & Ross Lynch

THE DRIVER ERA & Ross Lynch – Rumors (Official Video)
RumorsTHE DRIVER ERA & Ross Lynch

ロス・リンチさんとロッキー・リンチさんの才能が融合した『Rumors』は、2023年10月23日に世に送り出された爽快なダンスナンバーです。

心地よいベースがリズムを刻む中、噂やゴシップという日常の一幕に対する洞察が、軽快なビートとともに展開されます。

決意と自信に満ちた歌詞が、聴く者に元気を与えること間違いなし。

ご自身でも納得がいくまでの出来栄えと述べるロスさんの言葉からも伝わる熱意が、センスの光るベースラインに込められています。

ベース好きでなくとも、この曲がもたらすポジティブなエンパワーメントをぜひ感じてみてくださいね。

JekyllHiatus Kaiyote

「ハイエイタス・カイヨーテ」という、なんとも不思議な響きを持ったこのユニットは、2011年にオーストラリアはメルボルンで結成されたバンドです。

ソウル、ジャズ、ファンクといったジャンルの要素を独自にブレンドしたその音楽性は、フューチャーソウルとも称されています。

ギターやキーボードもこなすカリスマティックな紅一点ボーカリスト、ナオミ・ネイパーム・ザールフェルトさんの歌声も魅力的ですよね。

そんな彼女たちが2015年にリリースしたセカンド・アルバム『Choose Your Weapon』に収録されている『Jekyll』は、6弦~5弦ベースを操るポール・ベンダーさんによるプレイがとてもカッコいい名曲です。

トライバルなリズムに絡みつくようなベース・ラインは、ベーシストであれば思わずうなってしまうはず!