【初心者向け】洋楽メロコアの名曲まとめ
2020年代の現在も「メロコア」という言葉を聞いただけで思わず胸が高鳴ってしまう……そんな方は世代を問わず多くいるはず。
メロコアという呼び方はあくまで日本でしか通用しない造語ですが、海外では「メロディック・ハードコア」と呼ばれるジャンルは文字通り80年代のアグレッシブなハードコアから影響を受けながらも、メロディックでシンガロングできるパートも多く盛り込まれているジャンルです。
時代とともにさまざまな要素を取り込んでいるバンドが多いのも事実ですが、本稿ではまさに「メロコア」と言いたい曲を中心に初心者におすすめの名曲たちを紹介しています。
泣きながら拳を振り上げて合唱したい方、ぜひご覧ください!
【初心者向け】洋楽メロコアの名曲まとめ(11〜20)
New DirectionGorilla Biscuits

ゴリラ・ビスケッツは、1987年にニューヨークで結成されたストレートエッジハードコアパンクバンドで、特に1989年リリースのアルバム『Start Today』に収録された『New Direction』で知られています。
この曲は、自己啓発とポジティビティのアンセムとして、否定的な影響から自立し、変化を受け入れ、自己肯定感を持って新たな方向へ進むことをリスナーに奨励しています。
エネルギッシュなライブパフォーマンスとポジティブなメッセージで、ニューヨークのハードコアシーンにおける多様性と包括性の推進者としても活動。
本作は、ディセンデンツや7 Secondsのメロディ、マイナー・スレットの怒り、バッド・ブレインズのミュージシャンシップに影響を受け、変化を促し、遠慮なく生きることを奨励する力があります。
このメッセージ性の強さが、多くのファンに支持され続ける理由です。
特に、自己探求中の若者や、変化を求めている人々にオススメしたい楽曲です。
No CigarMillencolin

スウェーデンが誇るメロディック・パンクの雄、Millencolinの代表曲と言っても過言ではありません。
2000年2月にリリースされたこの楽曲は、社会の期待や規範に疑問を投げかけ、自分らしさを貫くことの大切さを歌い上げています。
キャッチーなメロディとエネルギッシュな演奏、そしてNikola Sarcevicさんの力強いボーカルが見事に調和し、聴く者の心を掴んで離しません。
本作は、ビデオゲーム「Tony Hawk’s Pro Skater 2」のサウンドトラックにも起用され、さらなる注目を集めました。
仕事や人間関係に疲れ果てたあなたの心を、きっと元気づけてくれるはずです。
DisconnectedFace To Face

アメリカ出身のパンクロックバンド、フェイス・トゥ・フェイス;は1992年のデビュー以来、そのキャッチーなメロディと痛烈な歌詞でファンを惹きつけています。
特に、彼らの代表曲『Disconnected』は1992年にデビューアルバム「Don’t Turn Away」で初登場し、その後の再録も含めて大きな成功を収めました。
この曲の魅力は、信頼関係の葛藤をテーマにした歌詞と、エネルギッシュながらもメロディックなサウンドにあるのです。
特に苦難を乗り越えてきた人や、真のつながりを求める人に共鳴するでしょう。
また、映画「Tank Girl」と「National Lampoon’s Senior Trip」のサウンドトラックにも使用され、Face to Faceさんの知名度をより一層高めました。
初心者だけでなくメロコアファンにも改めて聴いてほしい、パンクロックの真髄を感じさせる作品です。
ConstanceBroccoli

イギリスの伝説的なメロディックパンク、ブロッコリーが1998年にリリースしたセカンドアルバムにしてラストアルバム『Home』から『Constance』を紹介しましょう。
冒頭はスローテンポなメロディーでスタート。
そこにドラムが加わり加速していきます。
そして1分が経過したあたりで、ボーカルのがなるような歌唱が入ってきます。
イギリスらしい憂いを帯びた哀愁のメロディと、激しいギターサウンドを合わせたような男泣き必至のサウンドに仕上がっていますよ。
メロコアに泣きや哀愁の要素を求める方は、ぜひ聴いてみてください!
Modern DrugsStrung Out

ファッションで『現代の薬物』を表現するとしたら、どんな装いになるでしょうか。
Strung Outがアルバム『Transmission.Alpha.Delta』で奏でる本作は、まさにその答えを音楽で示してくれているようです。
高速で疾走感あふれるドラムビート、キラキラと輝くギターリフ、それでいて胸に迫るメロディー。
メロディック・ハードコアというジャンルを体現するかのような楽曲に仕上がっています。
2015年3月にリリースされた本作は、現代社会における依存症の問題を深く掘り下げ、人間関係の断絶という形でその結果を探求しています。
疾走感溢れるサウンドと共に、現代社会の闇と向き合いたい方におすすめの一曲です。