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【初心者向け】洋楽メロコアの名曲まとめ

【初心者向け】洋楽メロコアの名曲まとめ
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2020年代の現在も「メロコア」という言葉を聞いただけで思わず胸が高鳴ってしまう……そんな方は世代を問わず多くいるはず。

メロコアという呼び方はあくまで日本でしか通用しない造語ですが、海外では「メロディック・ハードコア」と呼ばれるジャンルは文字通り80年代のアグレッシブなハードコアから影響を受けながらも、メロディックでシンガロングできるパートも多く盛り込まれているジャンルです。

時代とともにさまざまな要素を取り込んでいるバンドが多いのも事実ですが、本稿ではまさに「メロコア」と言いたい曲を中心に初心者におすすめの名曲たちを紹介しています。

泣きながら拳を振り上げて合唱したい方、ぜひご覧ください!

【初心者向け】洋楽メロコアの名曲まとめ(1〜20)

Basket CaseGreen Day

Green Day – Basket Case [Official Music Video] (4K Upgrade)
Basket CaseGreen Day

日本でメロコア、と言えば最初にグリーン・デイの名前を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

いやグリーン・デイはポップパンクでメロディックハードコアではない、という意見ももちろんあるのですが、やはり象徴的とも言えるこの曲は取り上げざるをえないでしょう。

とびきりポップでキャッチー、心地良い疾走感とシンプルで無駄のないバンドアンサンブルに世界中の若者が熱狂したのです。

とはいえ実際に歌詞を読んでみると明るい内容とはいえず、それは有名なMVでも表現されていますよね。

2020年代の現在もアメリカの闇と正面から対峙、シーンの最前線を走り続ける彼らの名曲はメロコアの枠内をこえて現在も愛され続けているのです。

Stickin in My EyeNOFX

1983年に結成され、現在もパンクシーンの第一線で活躍するNOFXは、自身が立ち上げたレーベル「Fat Wreck Chords」を通して、独立精神旺盛な活動を続けています。

特に1992年リリースのアルバム『White Trash, Two Heebs and a Bean』に収録されている『Stickin in My Eye』は、彼らの代表曲として知られており、社会への反抗や個人の立場を探るテーマが色濃く表現されています。

この曲は、社会的不平等や疎外感をメタファーを通して表現し、リスナーに強い印象を残します。

また、NOFX特有のメロディックなパンクサウンドとユーモアのある歌詞が魅力です。

苦難に立ち向かう意志を感じさせるこの曲は、困難に直面しているすべての人々、とくに自己表現を重んじる若者にオススメです。

The Kids Aren’t AlrightThe Offspring

The Offspring – The Kids Aren’t Alright (Official Music Video)
The Kids Aren't AlrightThe Offspring

90年代のパンクシーンに激震をもたらしたThe Offspringが放った、社会への問題提起が詰まった一曲です。

アルバム『Americana』に収録された本作は、若者たちの失われた未来を描き出し、リスナーの心に深く刻まれました。

1998年のリリース以来、世界中のチャートを席巻し、2023年には再びニュージーランドやイギリスで1位を獲得するなど、その魅力は色褪せることがありません。

郊外の若者たちが直面する現実を鋭く描写した歌詞は、世代を超えて共感を呼んでいます。

悲観的な内容でありながら、エネルギッシュなメロディとリズムが心地よく響き、聴く者に勇気と希望を与えてくれるのです。

AndyLeatherface

イギリス出身、荒々しいパンクロックとメロディアスなハードコアを見事に融合させたレザーフェイスは、特に1990年代において熱狂的なファン層を確立しました。

1999年にリリースされたアルバム『BYO Split Series, Vol. 1』収録の『Andy』は、バンドメンバーへの深い思いを込めた非常に感情的な楽曲です。

この曲は、失われた友情や悲しみ、そして美しい思い出について、聴く者の心に響くメッセージを伝えます。

リスナーはフランキー・スタッブスさんの力強いボーカルとギターの響きから、彼らの音楽に対する深い情熱を感じ取ることでしょう。

メロディックパンクのファン、そして深い歌詞と共に生きる喜びや悲しみを共有したいと思う人々にとって、『Andy』はまさに聴き逃せない名曲です。

SufferBad Religion

バッド・レリジョンは、1980年に結成されたアメリカのパンクロック界のレジェンドです。

特に1988年リリースのアルバム『Suffer』は、メロディック・ハードコアの傑作として、今も多くのアーティストやファンから尊敬を集めています。

このアルバムのタイトルトラック『Suffer』は、日常の苦悩と社会の不条理を鋭く批判する歌詞が特徴です。

バッド・レリジョンの音楽は、単なる怒りではなく、深い思索と独自の観点から社会を見つめ直すきっかけを提供してくれます。

メロディックでキャッチーながらも、核心をつく歌詞は、考えさせられる内容となっており、聴く者に強い印象を残します。

本作は、パンクロックに興味がある人はもちろん、社会に対して何か感じることがある人にもオススメです。

バッド・レリジョンさんの長いキャリアの中でも特に影響力のある作品を是非この機会に聴いてみてくださいね!