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海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ

「SKA」は1950年代から1960年代にかけてジャマイカで生まれた音楽ジャンルで、アメリカのジャズやR&B、ジャマイカのフォーク音楽と呼ばれる「メント」などの影響を受けて誕生したと言われています。

スカについてほとんど知らないという方であっても、2、4拍目が強調されたビートを一度は耳にしたことがあるはず、と言うくらいに実はスカの要素はさまざまなジャンルの中で取り入れられているのですね。

そんなSKAをこれから聴いてみたいという方に向けて、オリジナルのスカから2トーン・ネオスカにスカパンク、スカコアといったさまざまなジャンルで活躍する代表的な洋楽のバンドを一挙ご紹介します!

もくじ

海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ(41〜60)

Out All NightThe Pietasters

アメリカはワシントンD.C.で1990年に結成されたスカ/ソウルバンド、ザ・ピエテイスターズ。

友人同士のパーティープロジェクトから始まり、多様な音楽性を持つ彼らは1993年にデビューアルバムをリリース。

1997年にはHellcat/Epitaphと契約し、『Willis』や『Awesome Mix Tape #6』などを発表しました。

スカブームの中、ザ・マイティ・マイティ・ボストーンズとのツアーや、ジョー・ストラマーとの共演など、世界中でライブを重ねています。

2002年には、ジェームス・ブラウンとの共演も果たしました。

Two-Tone Ska、ソウル、パンクなど、多彩な要素を取り入れた彼らの音楽は、スカファンはもちろん、様々なジャンルの音楽好きにもおすすめですよ。

Hard Place to BeHub City Stompers

Hub City Stompers – “Hard Place to Be” A BlankTV World Premiere!
Hard Place to BeHub City Stompers

アメリカのニュージャージー州を拠点に活動するハブ・シティー・ストンパーズは、2002年に結成されたスカバンドです。

元インスペクター・セブンのヴォーカル、レブ・シニスターさんを中心に、スカやレゲエ、オイ!

など多彩なジャンルを融合させた独自のサウンドを展開しています。

デビュー作『Night of the Living』以来、『Blood, Sweat and Beers』や『Dirty Jersey』など数々の名盤をリリース。

地下音楽シーンで熱烈な支持を集め、トラッドスカからスカコアまで幅広いファン層を魅了しています。

ジャズやヒップホップの要素も取り入れた彼らの音楽は、スカの新しい可能性を感じさせてくれますよ。

Would You Be Impressed?Streetlight Manifesto

“Would You Be Impressed?” By Streetlight Manifesto (Official Music Video)
Would You Be Impressed?Streetlight Manifesto

アメリカはニュージャージー州出身のスカパンクバンド、ストリートライト・マニフェスト。

2002年の結成以降、独自のスタイルで熱狂的なファンを獲得し続けています。

2003年のデビューアルバム『Everything Goes Numb』から、アルバム『Somewhere in the Between』まで、彼らの音楽はスカを基盤としながらも、パンクやインディーロックなど多様な要素を取り入れた魅力的なサウンドが特徴です。

2010年には『99 Songs of Revolution: Vol. 1』をリリースし、他のアーティストの楽曲をカバーするなど音楽的な挑戦も行っています。

エネルギッシュでキャッチーな楽曲と、ホーンセクションの華やかさが魅力的な彼らの音楽は、スカパンクファンはもちろん、新しい音楽に触れたい方にもおすすめですよ。

Burnin’ LoveThe Porkers

スカバンドには珍しいオーストラリアのスカパンクバンド「The Porkers」です。

「Burnin ‘Love」は燃えさかる愛ということなんですが、あなたのキスですべてが熱くなるという意味が込められています。

スカチューンでのラブソングって良いですよね。

New GirlThe Suicide Machines

アメリカはミシガン州、デトロイト出身のスーサイド・マシーンズも、USスカパンクを語る上では欠かせないバンドです。

日本のスカパンク系のバンドでも、彼らに影響を受けてバンドを始めたというミュージシャンが多くいるほどで、スカパンクのレジェンドとしてリスペクトされている存在なのですね。

1991年に結成された彼らは数年のインディーズでの活動を経て、1995年にメジャー・レーベルより初となるアルバム『Destruction by Definition』をリリース。

荒々しいパンクと軽快なスカを融合させたサウンドで、本国アメリカのみならず前述したように日本でもパンク・ファンの間で大いに話題となりました。

続く1998年のセカンド・アルバムにして名盤の誉れ高い『Battle Hymns』はほとんどの曲が2分未満という攻撃的なショート・チューンで構成されており、スカコアの中でもハードコア色が強いサウンドとなっていますね。

スカコアとしての彼らを楽しみたい方であれば、同アルバムに収録されている名曲『Give』辺りをオススメします。

ちなみにセルフタイトルとなった2000年のサード・アルバムについては、ビートルズなどの影響を受けたパワーポップ的なサウンドが強調された作風となっており、彼らのまた違った側面を楽しめる作品ではあるのですが、スカパンクやハードコアパンクとしての彼らを期待している方には注意が必要かもしれません!