海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ
「SKA」は1950年代から1960年代にかけてジャマイカで生まれた音楽ジャンルで、アメリカのジャズやR&B、ジャマイカのフォーク音楽と呼ばれる「メント」などの影響を受けて誕生したと言われています。
スカについてほとんど知らないという方であっても、2、4拍目が強調されたビートを一度は耳にしたことがあるはず、と言うくらいに実はスカの要素はさまざまなジャンルの中で取り入れられているのですね。
そんなSKAをこれから聴いてみたいという方に向けて、オリジナルのスカから2トーン・ネオスカにスカパンク、スカコアといったさまざまなジャンルで活躍する代表的な洋楽のバンドを一挙ご紹介します!
海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ(41〜45)
Anywhere You Wanna GoThe Bennies

オーストラリア出身のスカバンド「The Bennies」。
世界中をツアーしており、オーストラリアではヒーロー的存在。
現代のダンスロックとスカパンクなどをミックスさせながら演奏する全く新しいスカバンドと言えるでしょう。
日本にも定期的に来日しているとのことです。
Where’s My Time Stick?Chase Long Beach

REEL BIG FISHのボーカルがプロデュースするアメリカの若手スカバンド「Chase Long Beach」。
直球すぎるメッセージとポップで爽快なメロディが聴いていて、気持ちが上がってくるような曲になっています。
スカバンドを知らない方でも入りやすい曲ですね。
Would You Be Impressed?Streetlight Manifesto

アメリカはニュージャージー州出身のスカパンクバンド、ストリートライト・マニフェスト。
2002年の結成以降、独自のスタイルで熱狂的なファンを獲得し続けています。
2003年のデビューアルバム『Everything Goes Numb』から、アルバム『Somewhere in the Between』まで、彼らの音楽はスカを基盤としながらも、パンクやインディーロックなど多様な要素を取り入れた魅力的なサウンドが特徴です。
2010年には『99 Songs of Revolution: Vol. 1』をリリースし、他のアーティストの楽曲をカバーするなど音楽的な挑戦も行っています。
エネルギッシュでキャッチーな楽曲と、ホーンセクションの華やかさが魅力的な彼らの音楽は、スカパンクファンはもちろん、新しい音楽に触れたい方にもおすすめですよ。
New GirlThe Suicide Machines

アメリカはミシガン州、デトロイト出身のスーサイド・マシーンズも、USスカパンクを語る上では欠かせないバンドです。
日本のスカパンク系のバンドでも、彼らに影響を受けてバンドを始めたというミュージシャンが多くいるほどで、スカパンクのレジェンドとしてリスペクトされている存在なのですね。
1991年に結成された彼らは数年のインディーズでの活動を経て、1995年にメジャー・レーベルより初となるアルバム『Destruction by Definition』をリリース。
荒々しいパンクと軽快なスカを融合させたサウンドで、本国アメリカのみならず前述したように日本でもパンク・ファンの間で大いに話題となりました。
続く1998年のセカンド・アルバムにして名盤の誉れ高い『Battle Hymns』はほとんどの曲が2分未満という攻撃的なショート・チューンで構成されており、スカコアの中でもハードコア色が強いサウンドとなっていますね。
スカコアとしての彼らを楽しみたい方であれば、同アルバムに収録されている名曲『Give』辺りをオススメします。
ちなみにセルフタイトルとなった2000年のサード・アルバムについては、ビートルズなどの影響を受けたパワーポップ的なサウンドが強調された作風となっており、彼らのまた違った側面を楽しめる作品ではあるのですが、スカパンクやハードコアパンクとしての彼らを期待している方には注意が必要かもしれません!
Take FiveNew York Ska-Jazz Ensemble

スカとジャズの融合を追求するニューヨーク・スカ・ジャズ・アンサンブルは、1994年に結成されたアメリカのバンドです。
彼らの音楽は、ジャマイカのスカやレゲエとアメリカのジャズやR&Bを組み合わせた独自のスタイルが特徴で、ダンサブルでありながらも、ジャズの複雑さと即興性を兼ね備えています。
結成以来15枚のアルバムをリリースし、ヨーロッパやアメリカ、南米など世界中でツアーを行っています。
彼らの楽曲はMTVやニコロデオンのテレビ番組、キャンベルスープの全国放送CMなどでも使用されており、幅広い層から支持を集めています。
スカとジャズの両方を楽しみたい方にぜひおすすめのバンドですよ。