海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ
「SKA」は1950年代から1960年代にかけてジャマイカで生まれた音楽ジャンルで、アメリカのジャズやR&B、ジャマイカのフォーク音楽と呼ばれる「メント」などの影響を受けて誕生したと言われています。
スカについてほとんど知らないという方であっても、2、4拍目が強調されたビートを一度は耳にしたことがあるはず、と言うくらいに実はスカの要素はさまざまなジャンルの中で取り入れられているのですね。
そんなSKAをこれから聴いてみたいという方に向けて、オリジナルのスカから2トーン・ネオスカにスカパンク、スカコアといったさまざまなジャンルで活躍する代表的な洋楽のバンドを一挙ご紹介します!
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海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ(51〜60)
Super Rad!The Aquabats

カリフォルニア州ハンティントンビーチで1994年に結成されたアクアバッツ。
スカ、パンク、サーフ、ニューウェーブなどを融合した独自のサウンドで知られています。
1995年にデビューアルバム『The Return of The Aquabats』を独立制作し、2万枚を売り上げました。
スーパーヒーローのコスチュームを着用したライブパフォーマンスが特徴的で、コミックブックのような世界観を展開。
1997年にリリースしたアルバム『The Fury of The Aquabats!』はBillboard 200で172位にランクイン。
テレビシリーズ『The Aquabats! Super Show!』も制作し、Daytime Emmy Awardを受賞しています。
ユニークな音楽性とエンターテインメント性を求める方におすすめのバンドですよ。
Chase the SunThe O.C. Supertones

アメリカのクリスチャン・スカバンドとして、1990年代初頭に結成されたザ・オー・シー・スーパートーンズ。
カリフォルニア州オレンジカウンティを拠点に活動し、スカのリバイバルを推進する先駆的存在として知られています。
1997年にリリースしたアルバム『Supertones Strike Back』や1999年の『Chase the Sun』は、ビルボードチャートで成功を収め、キリスト教音楽賞のDove Awardにもノミネートされました。
スカを基盤にポップロックやパンクの要素を取り入れた彼らの音楽は、全米および世界ツアーを通じて数十万人の人々に影響を与えてきたそうです。
キリスト教のメッセージを広めることに尽力した彼らの楽曲は、スカの楽しさとともに心に響くメッセージを求める方におすすめですよ。
Burnin’ LoveThe Porkers

スカバンドには珍しいオーストラリアのスカパンクバンド「The Porkers」です。
「Burnin ‘Love」は燃えさかる愛ということなんですが、あなたのキスですべてが熱くなるという意味が込められています。
スカチューンでのラブソングって良いですよね。
Saturday SkinsThe Skoidats

スカパンクのジャンルに入る「The Skoidats」の「Saturday Skins」、少しパンク色が強いですが、好きな人は好きですよね。
自分の場所がどこなのか、どこに行くのか知っているけどそれがわからないという混沌とした歌ですが、力強くてカッコいい曲です。
海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ(61〜70)
New GirlThe Suicide Machines

アメリカはミシガン州、デトロイト出身のスーサイド・マシーンズも、USスカパンクを語る上では欠かせないバンドです。
日本のスカパンク系のバンドでも、彼らに影響を受けてバンドを始めたというミュージシャンが多くいるほどで、スカパンクのレジェンドとしてリスペクトされている存在なのですね。
1991年に結成された彼らは数年のインディーズでの活動を経て、1995年にメジャー・レーベルより初となるアルバム『Destruction by Definition』をリリース。
荒々しいパンクと軽快なスカを融合させたサウンドで、本国アメリカのみならず前述したように日本でもパンク・ファンの間で大いに話題となりました。
続く1998年のセカンド・アルバムにして名盤の誉れ高い『Battle Hymns』はほとんどの曲が2分未満という攻撃的なショート・チューンで構成されており、スカコアの中でもハードコア色が強いサウンドとなっていますね。
スカコアとしての彼らを楽しみたい方であれば、同アルバムに収録されている名曲『Give』辺りをオススメします。
ちなみにセルフタイトルとなった2000年のサード・アルバムについては、ビートルズなどの影響を受けたパワーポップ的なサウンドが強調された作風となっており、彼らのまた違った側面を楽しめる作品ではあるのですが、スカパンクやハードコアパンクとしての彼らを期待している方には注意が必要かもしれません!
Simmer downThe Wailers

レゲエの神様ことボブ・マーリーさんの名前や有名曲は、おそらくレゲエやスカに興味のない方であってもよくご存じでしょう。
伝説的なレゲエ・ミュージシャンとして多くのアーティストたちや音楽ファンからリスペクトされ続けているボブさんですが、実は1960年代に音楽活動を始めた頃はスカをやっていたのですね。
レゲエの歴史をたどればスカにつながりますから当然とは言えますが、ボブさんがThe Wailersというグループでスカのジャンルで活躍していたという事実は、詳しい方でなければ意外と知られていないかもしれません。
ボブさんにピーター・トッシュさん、バニー・ウェイさんという後にレゲエの歴史において重要なミュージシャンとなる3人で結成したザ・ウェイラーズは1961年に結成され、1965年にはスカを語る上では欠かせない「スタジオ・ワン」にてレコーディングされたデビュー・アルバム『The Wailing Wailers』をリリースしています。
スカタライツがバックバンドを務めたヒット曲『Simmer down』や、ソロとしてのボブさんの代表曲となる『One Love』も、実はこの時期にスカとして作曲されているのですから実に貴重な音源なのですね。
伝説のレゲエ・ミュージシャンたちの初々しい歌声を、ぜひ堪能してください!
Lost AgainDancehall Crashers

1990年代は、女性ボーカリストがフロントに立つ人気のスカコア・バンドが多く存在していましたね。
アメリカはカリフォルニア州出身のダンス・ホール・クラッシャーズは、まさにそういったスカコア・バンドの代表的な存在の1つです。
もともとはオペレーション・アイヴィー~ランシドの活動で知られるマット・フリーマンさんとティム・アームストロングさんのサイド・プロジェクトとして1989年にスタートしたバンドなのですが、1990年にデビュー・アルバムをリリースした後に2人がランシドを結成したこともあって自然消滅的な形で解散しています。
その後は熱狂的なファンの要望もあって1992年に再結成、2人の女性ボーカリストがフロントに立つスカコア・バンドとして再び表舞台へと返り咲きました。
1995年にはメジャー・レーベルよりセカンド・アルバム『Lockjaw』をリリース、1997年にはセカンド・アルバム『Honey, I’m Homely!』を発表するなど精力的な活動で人気バンドへと成長します。
彼らのサウンドはスカパンクを基調としながらもパワーポップばりのキャッチーなメロディ、ツイン・ボーカルによる美麗なコーラスワークという強力な武器を全面に押し出した楽曲群が特徴で、スカコア初心者でも取っ付きやすいバンドだと言えましょう。
女性ボーカルのポップなパンクが好きな方にもオススメです!