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海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ

「SKA」は1950年代から1960年代にかけてジャマイカで生まれた音楽ジャンルで、アメリカのジャズやR&B、ジャマイカのフォーク音楽と呼ばれる「メント」などの影響を受けて誕生したと言われています。

スカについてほとんど知らないという方であっても、2、4拍目が強調されたビートを一度は耳にしたことがあるはず、と言うくらいに実はスカの要素はさまざまなジャンルの中で取り入れられているのですね。

そんなSKAをこれから聴いてみたいという方に向けて、オリジナルのスカから2トーン・ネオスカにスカパンク、スカコアといったさまざまなジャンルで活躍する代表的な洋楽のバンドを一挙ご紹介します!

海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ(31〜40)

My TownBuck-O-Nine

アメリカはサンディエゴ出身、90年代のスカパンク・シーンを代表するバンドの1つがバック・オー・ナインです。

1991年の結成以降、長きに渡り活動を続ける彼らは、第二波スカやパンク、メタルなどの要素を融合した独自のサウンドで注目を集めました。

1997年4月にリリースした名盤『Twenty-Eight Teeth』は20万枚以上を売り上げ、BillboardのHeatSeekersチャートでトップを記録。

収録曲のシングルは全米ラジオでヘビーローテーションされ、一躍人気バンドの仲間入りを果たしたんです。

日本を含む世界各国でのツアーも成功させ、カナダではスーサイド・マシーンズと共にヘッドライナーを務めるなど、その実力は海外でも高く評価されています。

スカパンクの爽快感とパンクロックのエネルギーを求める方に、ぜひおすすめしたいバンドです。

Save It For LaterThe Beat

あまりにも潔いバンド名が最高にカッコいい、イギリスはバーミンガムが生んだザ・ビート。

同名のバンドが存在していたこともあって、アメリカやカナダでは「the English Beat」として、オーストラリアでは「the British Beat」という名義で活動していたことでも知られる彼らは、1979年にザ・スペシャルズが主催するレーベル「2トーン」よりスモーキー・ロビンソンさんの名曲をカバーしたデビュー・シングル『Tears of a Clown』をリリース、全英チャート6位をマークして一躍人気バンドとして世に躍り出ます。

1980年には自らが立ち上げたレーベル「Go-Feet」よりデビュー・アルバム『I Just Can’t Stop It』を発表、こちらも全英チャート3位という好成績を残しました。

スペシャルズにマッドネス、セレクターといったバンドと並び称されるザ・ビートの音楽性は、他のバンドと比べるとパンク色が薄く、オーセンティックなスカやロック・ステディの要素が色濃くラテンやソウルといったジャンルを取り入れたサウンドというのが特徴的です。

ネオ・スカ勢の中でも最もルーツに忠実でありつつ、ニューウェーブ時代にも呼応した独自のサウンドを提示した彼らが残した3枚のオリジナル・アルバムは、スカに興味のある方はもちろん、80年代の英国ニューウェーブを深掘りしていきたいという方にもぜひチェックしてもらいたいですね!

Chase the SunThe O.C. Supertones

The O.C. Supertones “Chase the Sun” Music Video
Chase the SunThe O.C. Supertones

アメリカのクリスチャン・スカバンドとして、1990年代初頭に結成されたザ・オー・シー・スーパートーンズ。

カリフォルニア州オレンジカウンティを拠点に活動し、スカのリバイバルを推進する先駆的存在として知られています。

1997年にリリースしたアルバム『Supertones Strike Back』や1999年の『Chase the Sun』は、ビルボードチャートで成功を収め、キリスト教音楽賞のDove Awardにもノミネートされました。

スカを基盤にポップロックやパンクの要素を取り入れた彼らの音楽は、全米および世界ツアーを通じて数十万人の人々に影響を与えてきたそうです。

キリスト教のメッセージを広めることに尽力した彼らの楽曲は、スカの楽しさとともに心に響くメッセージを求める方におすすめですよ。

Party at Ground ZeroFishbone

バンド名通りの「魚の骨」を模したバンドのロゴマークでもおなじみのフィッシュボーンは、1979年にカリフォルニア州ロサンゼルスにて結成された大ベテランです。

スカやレゲエ、ファンクやオルタナティブロックにヘビーメタルまでを網羅するサウンドはまさに「ミクスチャー」の走りのような音であり、多くのバンドが影響を公言する偉大な存在なのですね。

日本でも高い人気を誇っており、フジロックなど多くのフェスや単独での来日公演で魅せるライブ・パフォーマンスは常にオーディエンスを熱狂の渦へと巻き込みます。

そんな彼ら、バンドの結成時は中学生だったというのですから何とも早熟ではありますが、1983年にはメジャーへと進出して2年後にEP作品『Fishbone』で本格的なデビューを果たします。

シングルとしてもリリースされた名曲『Party Ground At The Zero』を聴けば、最高にキャッチーでゴキゲンなスカ・ナンバーに思わず笑顔が浮かんでしまうはず。

1988年にリリースされたセカンド・アルバム『Truth and Soul』ではメタルばりのギターが導入され、ミクスチャー・サウンドとしての側面が色濃くなっていきます。

同アルバムに収録されている、カーティス・メイフィールドさんの名曲『Freddie’s Dead』のカバーも非常に人気ですね。

オリジナル・アルバムとしては2006年の『Still Stuck in Your Throat』を最後にリリースが途絶えていますが、今も現役な彼らは機会があればぜひライブを体験していただきたいですね!

Tune Me OutMU330

MU330 – “Tune Me Out” Asian Man Records
Tune Me OutMU330

アメリカはミズーリ州セントルイス出身、1988年結成のスカパンクバンド、エムユーサンサンマルの魅力をご紹介します。

自らを「サイコスカ」と称する彼らは、トランペットやトロンボーンなどの金管楽器を取り入れた高エネルギーなスカパンクで知られています。

1991年のデビューアルバム『Salamander Stew』以降、『Press』や『Chumps on Parade』など多数の作品をリリース。

1990年代中頃のスカパンク第三波ブームに大きく貢献し、日本でも人気を博しました。

1998年には日本限定のベスト盤『Best of MU330』もリリースするなど、国内外で精力的に活動。

ユーモアとエネルギーに満ちた彼らの音楽は、スカとパンクの融合を楽しみたい方にぴったりです。

海外のスカ。押さえておきたい代表的なバンドまとめ(41〜50)

Lost AgainDancehall Crashers

1990年代は、女性ボーカリストがフロントに立つ人気のスカコア・バンドが多く存在していましたね。

アメリカはカリフォルニア州出身のダンス・ホール・クラッシャーズは、まさにそういったスカコア・バンドの代表的な存在の1つです。

もともとはオペレーション・アイヴィー~ランシドの活動で知られるマット・フリーマンさんとティム・アームストロングさんのサイド・プロジェクトとして1989年にスタートしたバンドなのですが、1990年にデビュー・アルバムをリリースした後に2人がランシドを結成したこともあって自然消滅的な形で解散しています。

その後は熱狂的なファンの要望もあって1992年に再結成、2人の女性ボーカリストがフロントに立つスカコア・バンドとして再び表舞台へと返り咲きました。

1995年にはメジャー・レーベルよりセカンド・アルバム『Lockjaw』をリリース、1997年にはセカンド・アルバム『Honey, I’m Homely!』を発表するなど精力的な活動で人気バンドへと成長します。

彼らのサウンドはスカパンクを基調としながらもパワーポップばりのキャッチーなメロディ、ツイン・ボーカルによる美麗なコーラスワークという強力な武器を全面に押し出した楽曲群が特徴で、スカコア初心者でも取っ付きやすいバンドだと言えましょう。

女性ボーカルのポップなパンクが好きな方にもオススメです!

Lost AgainDancehall Crashers

カリフォルニア州バークレー発のスカパンクバンド、ダンス・ホール・クラッシャーズは、1989年の結成時には元オペレーション アイビーのメンバーが在籍していたという興味深い経歴の持ち主です。

エリース・ロジャースさんとカリーナ・デニークさんの魅力的な女性ツインボーカルを中心に、スカ、パンク、オルタナティブロックを融合した独自のサウンドを確立しました。

1995年に契約したMCAレコードから発売したアルバム『Lockjaw』収録曲が映画『Angus』のサウンドトラックに起用され、MTVでも放映されるなど注目を集めました。

アルバム『Honey, I’m Homely!』は1997年にビルボードの「Top Heatseekers」チャートで22位を記録。

2004年まで精力的に活動を展開し、21年の活動休止を経て2025年に待望の再始動を果たしました。

パワフルなツインボーカルとキャッチーなメロディが織りなす、爽快感溢れるサウンドは必聴です。