海外ボカロP特集。洋楽ボカロのススメ【英語・ドイツ語etc…】
ニコニコ動画をきっかけとして日本で広がってきたボカロ文化ですが、近年では海外での人気も高まってきました!
英語歌唱用の合成音声ライブラリもありますし、日本語曲を海外の方が聴きに来るのも当たり前に。
それにともなって、海外ボカロPたちによる作品もどんどん増えています!
ということで今回この記事では「洋楽ボカロ曲」をたくさんご紹介!
ここに、あなたの出会ったことのないボカロシーン、新しい音楽世界が広がっているのかもしれませんよ!
海外ボカロP特集。洋楽ボカロのススメ【英語・ドイツ語etc…】(56〜60)
Situation Of MineMakku

厚みのあるシンセサウンドが流れるように押し寄せてきます。
ボカロP、Makkuさんによる楽曲で2016年に公開されました。
かなりクールな仕上がりのエレクトリックチューンで、VOCALOID男性英語音源DEXの深みのある歌声がぴったり。
後半にかけて盛り上がっていく展開も熱くてたまりません。
歌詞の内容は「私の気持ちをあなたは知らない」という感情の塊のような思い。
とめどなくあふれ出るかのごとく、心の奥底をさらしているエモーショナルなメッセージソングです。
PoisonJayn

R&Bのようなリズムで進む曲かと思ったら突然ノイジーなギターが入り、サビでは疾走感のあるシンセサイザーとハンドクラップが入る、振り幅の広いボカロ曲。
目まぐるしく曲の表情が切りかわるのに対し、ボーカルが一定のテンションで進むことで、曲を通して自然に聴けるナンバーに仕上がっています。
何度も聴きたくなりますね。
I=Fantasy“hitman” bang

2011年公開の楽曲。
今や世界を代表するスターとなったBTSの生みの親、パン・シヒョクさんが育てたガールズグループ、GLAMのメンバーであるタヒさんが韓国ボカロの主人公として紹介され話題になりました。
そんなパン・シヒョクさんがプロデュースした『I=Fantasy』。
タヒさんがベースな韓国初のボカロとなった、シユの歌声に重なるサウンド。
独特のリズムとテンポ感はどことなく当時のK-POPっぽさも感じられるような気がしますね。
Left BehindEmpathP

作詞作曲のみならず自身の楽曲のキャラクターデザインも手がけるアメリカ人ボカロP、EmpathPさんの楽曲。
歌以外はピアノとストリングスのみで構成されたシンプルな楽曲構成でありながら、深みのある世界観が魅力。
いつのまにか曲の中に引き込まれてしまいます。
女声をメインにしながら、途中から男声が入ってくることで曲のストーリー性が大きく広がり、言葉がわからなくても情景が目に浮かぶ、とても完成度の高い楽曲です。
binaryExpus

ゲーム音楽のような音色を使ったボカロ曲で、部分的に効果音のような音も使った、どこか懐かしさを感じる楽曲です。
間奏で使われるビブラートがかかったような音色、デジタル感が強いシンセベース、VOCALOIDの無機質な雰囲気など、一度聴いたらハマってしまう仕掛けがちりばめられた楽しいナンバーです。