洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】
この記事では、2025年6月の洋楽リリース情報を紹介していきますね。
アメリカのラッパー、カーディ・Bさんの赤裸々な心境を綴った話題作から、イギリスのウェット・レッグによる意外性に満ちたラブバラード、さらにはゲーム音楽という新たな舞台で輝くキャロライン・ポラチェックさんの運命的な楽曲まで。
それぞれが異なる魅力を放ちながらも、聴く人の心に深く刻まれる力強さを秘めています。
音楽が持つ無限の可能性を感じられる、珠玉の作品群をじっくりとご堪能ください。
洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】(81〜90)
iPod TouchNinajirachi

オーストラリア出身の若き才能として、今や世界的なフェスでも活躍するプロデューサーのニナジラチさん。
ポーター・ロビンソンさんらに影響を受けたという経歴も、その繊細で複雑なサウンドを聴けば納得なのですよね。
そんな彼女が2025年6月にリリースしたのが、デビューアルバム『I Love My Computer』からの先行シングルです。
この楽曲は、スクリーン越しに音楽と出会った12歳の頃の原体験がテーマとなっており、グリッチの効いたきらびやかな音像は、甘酸っぱいノスタルジアを呼び起こしてくれることでしょう。
オーストラリアのラジオ局で先行公開された本作は、個人的な思い出を祝祭的なダンスチューンへと昇華させており、00年代~10年代のカルチャーに郷愁を感じる方にはたまらない一曲となっておりますよ。
BodiesOffset & JID

アメリカのヒップホップシーンを牽引するオフセットさんとJ.I.Dさん。
共にアトランタ出身ですが、トラップの重鎮と技巧派リリシストという異なるスタイルを持つ二人の共演は大きな話題を呼んでいますよね。
2025年6月に公開された本作は、2001年のニューメタルヒットを大胆にサンプリングした意欲作。
不気味なピアノとゴスペル調のコーラスが響くドラマティックなビートの上で、逆境から這い上がる力強い意志がラップされています。
自分を信じて困難に立ち向かう、そんな熱い気持ちにさせてくれるパワフルな一曲で、気分を上げたい時に聴くのにぴったりでしょう。
DEMON HOMEOsamaSon

地下シーンから現れ、一気にメインストリームに駆け上がろうとしているのが、アメリカ出身のラッパー、オサマサンさん。
彼が2025年6月にリリースしたのが、来るべきニューアルバム『Psykotic』からの先行シングルです。
この楽曲は、心の奥底に潜む悪魔を解き放つかのような、彼の真骨頂である攻撃的なレイジサウンドが炸裂していますよね。
わずか1分半という短い時間に、歪んだシンセと地を這うような重低音が嵐のように渦巻く様は、まさに衝撃的な音響体験と言えるでしょう。
2025年1月にはアルバム『Jump Out』で初のBillboard 200入りを果たしたというのも納得のクオリティなのですね。
既存のラップに飽き飽きしている、という方にこそ聴いてほしい一曲です。
Rein Me In (feat. Olivia Dean)Sam Fender

現代イギリスのロックシーンで確固たる地位を築いたサム・フェンダーさん。
労働者階級の日常を歌う彼は、まさに現代の代弁者と言えましょう。
そんな彼が2025年2月のアルバム『People Watching』から、同郷の歌姫オリヴィア・ディーンさんを迎え再構築したのが、今回紹介するデュエット曲です。
本作は、関係性の中で支えを求める心の葛藤を男女それぞれの視点で歌い上げており、その表現力には唸らされるのですよね。
2025年6月のスタジアム公演で初披露され大反響を呼んだという本作は、二人の声が織りなす壮大でエモーショナルなアンセムです。
誰かに寄り添ってほしいと感じる夜に聴けば、心を揺さぶられることでしょう。
summer’s turningSamara Cyn

ローリン・ヒルさんといったレジェンドからも認められる、アメリカ出身の新進気鋭のシンガー兼ラッパー、サマラ・シンさん。
ヒップホップとネオソウルを溶け合わせたような彼女の音楽は、聴く人を心地良い世界へ誘ってくれるのですよね。
そんな彼女が2025年6月にセカンドEP『Backroads』をリリースしています。
EPの冒頭を飾る本作は、夏の終わりがもたらす焦燥感や内省的な心象風景を描いた一曲。
浮遊感のあるソウルフルなサウンドは、一人で物思いにふける夜や、少し感傷的な気分のドライブにもぴったりとはまってくれることでしょう。